キングダム考察|王騎・蒙武VS龐煖・李牧の馬陽の戦い全容!感動シーン王騎の死!
(原泰久先生/集英社/キングダム)
信が百人隊となり、
王騎から飛信隊の名を授かった
馬陽の戦い。
その戦の全容を今一度
おさらいしておく。
信が目指すべき将軍となった
王騎は一体なぜ敗けてしまったのか。
龐煖や李牧が始めて登場する
貴重な戦。
ここから秦国の歴史は変わる。
史実においても、
蒙驁が韓の十三城を取っている
その同年に王騎の死没が確認。
詳しい人ならここで王騎が
死ぬことがすでに分かっていたと言える。
⇒王翦の強さは史実にあり!
⇒李牧は死ぬ!史実通り処刑か!?
摎(きょう)の弔い合戦
蒙驁が韓を攻めている間に
何もしてこないと考えていた趙が
攻め入ってきた。
それを受けて国内に残る武力
10万を元に軍を編成することになる。
総大将は蒙武が率いる流れだったが、
昌文君から異議が唱えられる。
蒙武の攻めの強さは秦国でも
随一と言えるが、
守りの強さは無いと断言。
文官が出る幕ではないと
怒る蒙武だが昌平君もまた
同じ様な事を考えていた。
そこで呼び出されたのが王騎。
六大将軍という伝説の武将の
最後の一人。
秦国の怪鳥と呼ばれた存在であり、
攻めと守りのどちらにも
長けている武将。
王騎が引き受けたのは、
馬陽という場所が摎(きょう)の
弔いの場所だったというのもある。
龐煖に引導を渡すつもりで
臨んだというのは事実だろう。
もう一つ大きな点は、
昭王の元に走り抜いた六将としての
自分にも終わりを告げさせ、
政と共に新しい時代を築くつもり
だったと言える。
それは後に騰が話の中でも
示している。
王騎が人払いまでさせて
政に伝えた昭王の遺言。
政が昭王を超えるような
王になると信じていた王騎だった。
⇒政が暗サツ!?燕の奇行!?
⇒趙滅亡の流れ!悼襄王の末路!?
武神龐煖の伝説
信が百人隊を束ねた最初の
戦となる。
ここで登場する人物が
未だに古株として大きく活躍する。
咸陽では今回の総大将が
龐煖だと聴いて驚愕する昌文君。
王騎と昌文君だけが知る
摎(きょう)の真実。
箝口令を引いた事により病死と
思われていた摎(きょう)の死だったが
現実には万を超す大軍勢が守る
総大将の宿舎に一人で乗り込んだ龐煖。
それに討たれた摎(きょう)。
激情に駆られた王騎に
武神である龐煖は討たれたかに
思えたが崖の下で生き抜いていた。
あれは人を率いる類の存在ではないと
明言する昌文君。
今回の戦に王騎が乗り出したのも
龐煖の存在を事前に知っていたからと
言って間違いない。
六大将軍としての王騎が
やり残した仕事だと感じていた。
飛信隊に課せられた馮忌討ち
信の率いる百人隊は
特別な任務を与える為に
王騎将軍の直属の部隊となる。
最初に与えられた任務は
視野が広く後に存在が秦国の脅威となる
馮忌をどさくさに紛れて討つ事。
ここで信の百人隊は名前をもらう。
後に列国に名前が轟く事になる
「飛信隊」という名は
ここで得たのが最初だった。
百人という機動力を活かして
横から貫こうとする飛信隊。
馮忌は小さな飛信隊を無視して
正面から来る秦国左軍を
どう料理するかを考えていた。
実際に、
左軍の被害は甚大と言えた。
仲間の命をかけた協力の末、
信と羌瘣は馮忌の目の前まで迫る。
残るは直下の護衛300人という状況で
距離を取って戦おうとする馮忌。
馮忌の間合いは遠距離だけに
近くまで来られた力は出し切れない。
それでも百人隊の中の
一部だけなら最後の騎馬で十分に
対応出来ただろう。
信が敗れるかという所で
壁や干央を含める秦国の騎馬が
趙軍を抜いて滲み出てくる。
乱戦となる本陣。
干央と話す間に
信が後ろに迫りいつもの
ジャンプ斬りを見せる。
馮忌の方から袈裟懸けに剣が
入って馮忌は討ち死にする。
信が将軍を討つ瞬間。
王騎に与えられた任務を見事に果たした。
⇒信・蒙恬・王賁は誰が一番強い!?
⇒信が李信に改名する理由!?
蒙武の武と全軍突撃
初日こそ趙の守りを
突破出来ない様に見えた蒙武。
しかし現実には急遽集められた
練兵不足の歩兵達に自分たちが
押しているという錯覚を生み出させ
大きな士気を生み出す戦略。
武だけに特化した武将のように
考えられていた蒙武だが
どうやらそんな様子は無い模様。
蒙毅も遠くの塔で戦を見ながら
それを感じていた。
二日目三日目と中央の蒙武を
止めることが出来ずに
兵に大きな損害を出してしまう趙軍。
軍師である趙荘は
全軍で蒙武を討つ策を考える。
翌日の戦は
趙荘の予想に反して王騎軍も
全軍で突撃となった。
僅か四日で勝負をかける王騎の戦い。
趙が土地を侵し、
攻めていながらも守りの相手側が
全軍で突撃してくる。
出遅れた趙軍は為す術もない
状況となる。
趙荘はそのまま後方の山々に
移る事になった。
実際の敗走による後退と言えるが
現実には李牧がすでに
考え抜いた策。
王騎を殺すために
この場所から策に嵌めて
追い込もうという算段。
蒙武は趙軍を追い山の中に
入っていく。
王騎も元の趙軍の本陣まで移動。
翌日を迎える。
飛信隊が龐煖に狙われる
飛信隊たちが夜営している場所に
現れた龐煖。
神を堕とす者である羌瘣を
狙ってものもだった。
飛信隊は龐煖を目の前に
動くことも出来ずに
半数以上が葬られる。
信と羌瘣の二人を持ってしても
相手にならない。
干央が気付いて向かうが、
趙の将軍である万極が
部隊を引き連れて本当の夜襲を
仕掛けてくる。
乱戦の中で、
残った飛信隊を元に
相手の総大将でもある龐煖を
狙い撃つ。
自らを武神と呼び、
圧倒的な武を持つ龐煖に対して
策がハマり一撃喰らわせる。
全力にも関わらず
骨まで届かない。
二撃目を入れる前に
内蔵を破壊する一撃を
龐煖に喰らってしまう。
信を生かすために
飛信隊は離脱。
万極将軍はこれを執拗に
追い始める。
尾到が死ぬ
信を背負いながら残る僅かな
飛信隊は逃げるが、
万極がこれを追う。
万極将軍の秦国への恨みは
大きすぎるもの。
後にこの恨みによって
秦国は苦しめられる。
飛信隊を追う万極の部隊だが
囮を使いながら、
尾到が独り背負い逃げ切る。
しかし、
途中で射抜かれた矢が
内臓に達していた。
尾到は目覚めた信に
昔話をする。
信のために命をかけた仲間。
命令でもなく人を動かした
信という人物。
将軍に成れる器だと、
尾到も信じていたのだろう。
大勢の仲間の思いを乗せて
天下の大将軍に駆け上がるんだ。
-尾到-
(原泰久先生/キングダム14巻)
翌日尾到は冷たくなっていた。
飛信隊の山の民である
石の笛を頼りに飛信隊が
集まり始める。
信もそこに現れるが、
尾到はすでに亡骸。
渉孟が王騎に敗れる
渉孟は大きな武力を持った
趙の武将だった。
王騎の軍長の独りは渉孟と
やりあった時に
武力では王騎に勝ると考えていた。
全くの誤解。
渉孟を一瞬で切り裂き、
容易に相手主力の猛将を削る王騎。
趙本陣では渉孟の討ち死にと
王騎の出現が狼煙で知らされる。
⇒知略型と本能型はどちらが強い!?
⇒信の王騎の矛は最初に誰を討つ!?
罠に嵌まる蒙武
蒙武と隆国が善戦し、
趙の軍を屠っていく。
そこに龐煖が現れた。
武の匂いがする龐煖の姿に
蒙武が仕掛けるが、
逃げる龐煖。
明らかに罠と分かった場所に
誘い込まれた蒙武は多くの兵を
失ってしまう。
それでも目の前に総大将の姿。
止まらずに押し込む蒙武。
王騎も蒙武の動向を知るが、
趙荘の策は元々自分を討つものだった
と推察している。
その罠を受ければ
蒙武が死ぬ可能性がある。
全体像を確認するために必要な
山の旗が見えなくなる奥地へと
王騎も足を踏み入れる。
蒙武側は見事に罠に嵌まるが
それを超える蒙武の武力。
遂に追っていた龐煖に
金棒を直撃させる。
しかしこれが偽物である事に
仕留めた蒙武がすぐさま気付く。
趙の秘策
公孫龍将軍と共に秦国軍を
足止めしている李白。
李白は趙荘軍の援軍に向かおうと
しているが、
公孫龍が止める。
趙荘は王騎と戦わない事を伝える。
武将達でさえ知らない作戦。
秘密裏に事を運ばせるのが
非常に上手いと言える趙軍。
王騎もこの策の深さには
気付いていた。
仮に私をおびやかす策が
あったとするなら、
張り巡らされた策は恐ろしく深い。
-王騎-
(原泰久先生/キングダム15巻)
蒙武の危機が知らされ
全力で向かう王騎。
咸陽では政の元に楊端和が
現れていた。
十万を超える匈奴の屍の存在。
殺したのが趙軍だという話を
伝えに来ていた。
北に匈奴十万を討つ程の
軍の存在が情報封鎖されて
隠されている理由。
今回の戦のためと考えて
間違いない。
気付いた政。
また一足先に匈奴を討った
軍を指揮した人物の名前が
政に伝わる。
蒙毅や河了貂、
カイネや李牧が戦場を見ていた場所に
雁門で匈奴を討った軍が到着する。
ここで河了貂や蒙毅は
李牧が三大天の二人目だと
知ることになる。
⇒趙の三大天呼称は実在しない!?
⇒李牧は死ぬ!史実通り処刑か!?
王騎と龐煖の戦
残り千となった蒙武と隆国の軍は
一万二千に上る趙荘の軍に
壊滅させられようとしている。
もはやここまでという所で
王騎本軍が到着。
まさに一命を取り留める。
趙荘軍を逆に挟撃するような
形になるが、
蒙武と隆国の軍はすでに残り僅か。
練兵の精度などを考えると
趙荘の軍が王騎軍に勝てるはずもなく、
勝負あったように感じる。
趙荘本軍と王騎本軍の戦。
歩兵たちの軍を囮に使って
王騎本人が龐煖を討つべく
動き出している。
隆国は戦を急ぐ王騎の戦い方に
違和感を抱く。
速攻を仕掛ける王騎に行動に
趙荘は王騎が李牧の策に
気付いていると錯覚する。
現実は気付いていないが、
危険は察知していた王騎。
伏兵の存在を警戒して、
それが到着する前に決して
しまおうという作戦。
進み続ける王騎を止めたのは
龐煖。
相対する二人。
⇒龐煖が史実と異なる!?
⇒武将の強さランキング(TOP10)
龐煖と王騎の一騎打ち
王騎は武神の証明。
王騎は摎(きょう)を討たれた
過去のしがらみとの決別。
政と共に新たな中華統一の
道を夢見る武将となりえた
王騎の言葉。
王騎と龐煖はほぼ互角だが
若干龐煖が押し始める。
趙荘の元には騰が攻め込む。
摎(きょう)話をする龐煖に
一太刀見せる王騎。
思いの強さが、
龐煖を上回るのか。
まだ傷は癒えていないと
話す王騎。
六大将軍の摎(きょう)という人物が
女であり、
王騎の妻になる予定だった事が分かる。
山ごもりで鍛えた龐煖よりも
重たい一撃を見せる王騎。
不思議がる龐煖だが、
大将軍の一撃というのは
それほどまでに重いもの。
龐煖が葬られるかというその瞬間。
現れる軍勢。
李牧たちが圧倒的な大軍を持って
ここに現れた。
策が外れた王騎だが、
北の騎馬の速度を予測に
入れることが出来なかったのが原因。
魏加の矢
この窮地に血が沸くと話す
王騎は退路を作るべく動く。
勢いを作るのに必要な
王騎が龐煖に足止めされる。
あの瞬間に討ち取れていれば
王騎も死なずに済んだと言えた。
李牧軍の登場に手が止まった。
これこそが王騎最大のミスと
考えられなくもない。
龐煖と戦いながらも
王騎は軍に対して檄を飛ばす。
倒れる事を許さない。
死地を切り抜けると。
龐煖との一騎打ちも終わりを
迎えていく。
実力では明らかに王騎が押していた。
斬り伏せて終わりを迎える
その瞬間に魏加の矢が王騎に
突き刺さる。
瞬間矛が遅れた王騎。
龐煖の矛が王騎の胸元を貫く。
矢を討った魏加は直後信に
討たれる。
王騎の死を軍内全員が確信を
していたが、
言葉を放つ。
まだここは死地ではない。
死ぬ間際に見える王騎だが、
矛を龐煖に向けてジワリと
押し込む。
あまりの強さとしぶとさに龐煖は
何者なのかと問う。
天下の大将軍ですよ。
-王騎-
(原泰久先生/キングダム16巻)
龐煖の次の一撃を騰が防ぐ。
退却の活路を見出す
蒙武の攻勢をきっかけに
退路を見つける信たち。
王騎を背に信は馬を走らせる。
そこでひと目見ることが出来る。
将軍の見る景色。
王騎たちは見事に趙軍を抜いて
退路を作り出した。
李牧も無駄な殺しはしないと
王騎の死を確信して軍を引き下げる。
王騎の死
キングダムにおける最大級の
感動シーンと言える。
王騎は胸には龐煖につけられた
貫かれた傷。
命が助かるはずもない。
というよりも、
この場所まで逃げてこれたのが
奇跡と言えるだろう。
まずは副長である騰に
王騎軍を任せる事を伝える。
いつも王騎を支えてきた腹心の部下。
王騎も本来の実力は
自分に見劣りしないと言う。
拝手する騰だが、
いつもの表情ながらその思いは
握られた手に込められていた。
泣けるシーンでもある。
蒙武に対しては、
秦国の顔になる将軍だと認める。
課題は明白だが
それは分かっているだろうと
成長に期待を込める。
今回の李牧が過去に類を見ない
強敵であることは
王騎もすでに感じている。
しばらくは李牧を中心に
中華が回ることを予言している。
しばらくという言葉からも
李牧の死はここでも予言されたと
言えなくはない。
最後に王騎が言葉をかけたのは
信だった。
自ら戦場を駆け回って
学べという王騎。
そして、
一言「素質はありますよ」
王騎は矛を信に渡し息絶える。
始皇三年。
王騎死す。
⇒【龐煖が史実と異なる!?】
⇒【信は趙滅亡に絡まない!?】
マンガ好き
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