キングダム考察|最強の将軍は誰なのか!武将の強さランキング(TOP10)
キングダムには多くの魅力的な武将が登場します。
本能型の武将もいれば、知略型の武将も存在。
どちらも得意に見える人物もいるので、一口に誰が強いというのは言いにくいところでもあります。
今回は、部隊の総合力も加味した上で「戦が強い」という感覚でランキングを付けています。
史実における最終勝利者をベースに考察していますが、基本は独断と偏見にはなりますのでご容赦の程。
キングダム強さランキングベスト10~6位
キングダムの武将の中で「これは戦に強い!」という人物をランキングで見ていきます。
死亡した武将もいますが「絶世期」を念頭に考えていきたいと思います。
【10位】廉頗(れんぱ)将軍
言わずと知れた、旧三大天の一人「廉頗(れんぱ)将軍」です。
旧三大天で最期まで生き残ったことを加味しても、廉頗将軍が藺相如や趙奢よりも強かったと考えても良さそうです。
藺相如の十傑として生き残った尭雲は武力として廉頗四天王を凌ぐ人物であったと言えますが、廉頗将軍の知勇武を取り揃えた実力を加味すれば上位に位置すると見て良さそうです。
また物語において重要な導き役であり、信や蒙恬に歴史の塗替えを示唆した人物でもあります。
実は一つだけ儂らを抜く方法が存在する。
伝説の塗替えじゃ。
儂らでも成し得なかった大業をやってのければ歴史は必ず貴様らをあがめる。
中華の統一じゃ。
-廉頗将軍-
(キングダム23巻)
趙から魏、そして最終的に楚に亡命した廉頗。
本来は楚への亡命以降、史実で名前が出る事はありませんでした。
キングダムではひょっとしたら、楚と秦の戦いで再度お目見えするということもあるかもしれません。
どこか敵というよりは指南役に近い様子になっているので、戦って倒して討つという相手ではないと言えるでしょう。
王翦と桓騎を率いる蒙驁軍に敗れてはいますが、魏軍という別の国の軍を久しぶりに率いている状態だと考えれば、健闘という次元では語れない強さだと言えます。
実際に李牧は真正面からぶつかって勝てる武将は自分を含めていないと明言していました。
十中八九魏軍の勝ちです。
何しろ今でもあの方に正面から勝てる武将は私を含めて天下に一人もいませんからね。
-李牧-
(キングダム19巻)
【9位】王騎(おうき)将軍
主人公の信が目指している大将軍である王騎(おうき)将軍です。
感動の死を最期に信は強く大将軍の姿を投影していました。
秦国六大将軍の最期の一人であり、その実力は廉頗同様に知略も武勇も兼ね備えている強者です。
主人公信が率いる飛信隊の名付け親でもあり、絶世期の実力は圧倒的だったと考えられます。
李牧の策略に散っていますが、廉頗と同じく真正面から勝負していれば勝てる武将はほぼ存在しないと言えるでしょう。
【8位】媧燐(かりん)将軍<楚の宰相>
楚を代表する第二の大将軍であり、超巨大な女性です。
恐らく女将軍では中華最強と言って間違いありません。
秦国を攻め込んだ合従軍の際に登場した将軍です。
合従軍という戦が新たな驚異の存在である呉鳳明と媧燐を見せる場所だったと言われています。
史実では存在していないキングダムのオリジナルキャラクターですが、知略と武力双方において強力なのが分かっています。
但し知略においては合従軍時点では若干李牧に及ばない様子を見せています。
武力は逆に汗明級なのではないかと推察されています。
武力=汗明級。
知略=李牧より少し下。
更に楚において丞相の地位に上っている権力と扱える軍力を加味すれば、王騎や廉頗を凌ぐ実力者と言えそうです。
李信と蒙恬が挑む楚戦では恐らく媧燐が総大将として君臨するのではないかと推測しています。
【7位】蒙武(もうぶ)将軍
中華最強を目指しているのが蒙武(もうぶ)将軍です。
合従軍の戦いでは楚の大将軍である汗明を討ち取っています。
最終の着地では武の極みに位置する人物と考えていいでしょう。
その分、知略はあまり長けてはおりません。
基本的な戦略は昌平君から出されたものを再現している部分が多くあります。
その点から昌平君の裏切りによって大きく心を乱すのではないかと什虎戦での伏線で語られました。
一騎打ちの戦いで蒙武将軍を凌ぐ人物は存在していないと見ていいでしょう。
龐煖だけが唯一可能性を見せていましたが、一対一の実力で見れば王騎にも敗れていました。
またキングダム58巻で龐煖は信に討たれました。
知略も何もなく武力のみの存在だった龐煖は、この時点での信に及ばない実力であったと考えていいでしょう。
蒙武は更に武力における強者となる可能性を秘めている人物です。
現在は知略不足を補う意味でも息子である蒙毅が軍師として入っています。
蒙毅も実戦に慣れ、蒙武という人物を扱える様になれば蒙武の軍力は更に引き上がると思われます。
史実においては楚との最終戦である王翦率いる秦国全軍60万の戦いで副将を任ぜられています。
【6位】王賁(おうほん)将軍
王賁(おうほん)といえば歴史的にも大きな活躍した将軍です。
尭雲が新たな中華のうねりであると伝えた人物でもあります。
王騎と同じ王一族の本家の長男であり、王翦に継いで王一族の当主となる人物です。
史実では魏・燕・代・斉の滅亡に関与しています。
秦国で最強の部類に入る武将であることは間違いありません。
当時の嬴政に重用されていた将軍となります。
槍の使い手であり、中華十弓のように槍のランキングがあるのだとすれば最終的に1位に君臨するであろう人物。
この存在なしには、秦の始皇帝は誕生しなかったと言える程の実力者となります。
キングダムにおいても信や蒙恬と共に武将としての力を付けています。
朱海平原では覚醒を続け三大天の藺相如の武力全てを担ったとされる尭雲を討つ事に成功しています。
その前には魏火龍七師の一人である槍の名手紫伯を討ち取りました。
武力面で信と同レベルと言える強さを誇り、知略についても蒙恬に劣らないものを持っているバランス型で最強の武将と言えそうです。
【5位】李信(りしん)将軍
キングダムの主人公である信は李信(りしん)将軍と将軍職になる時に苗字を増やしました。
勿論史実ではそういった記録はありません。
幼少の頃から漂(ひょう)と一緒に「いつか大将軍」と夢見て剣術を磨き続けました。
王騎将軍から矛を受け取った人物で政の親友でもあります。
史実においても嬴政に厚遇されている節が見受けられる人物となっています。
武力で見れば龐煖を討ち取ったのが将軍になる前の話です。
龐煖討ちを達したとはいえ、命を失ってまでの戦闘となりました。
羌瘣がいなければここで信の命は尽きています。
この時点で秦国において武神と名乗る龐煖に武力に勝るのは蒙武だけだったと言えるのではないでしょうか。
武力最強クラスの武将になる事は目に見えています。
但し、知略は論外。
頭の悪さも中々のものです。
ただ弱いのかと言われればそうではありません。
麃公将軍と同じく本能型の将軍としては最強と言ってもいい人物になるでしょう。
河了貂を軍師としながら、時に本能型として開花した実力を見せれば最強と言える武将になる可能性は十分にあります。
とは言っても、楚を攻める際に政から20万の兵を与えられて進軍し、項燕に敗北を喫します。
偏りがありながら、乗っている状態では誰も勝てない最強の将軍と言えるのではないでしょうか。
乗っていない場合を加味して総合力の判断では王賁の少し上に位置する存在に感じます。
【4位】李牧(りぼく)将軍<趙の宰相>
趙の大将軍であり、趙の宰相でもある李牧(りぼく)将軍です。
武力を統率する軍曹司令という立場にありながら、国の権力の中枢に位置する李牧です。
媧燐や昌平君と同じ立場の人物ということにもなります。
但し昌平君とは異なり現場にしっかりと出て来る将軍と言えるでしょう。
知略は中華随一の実力を持っている人物となります。
趙という国にいなければ更に功績を残せていたであろう場面はキングダムでも多く出ています。
悼襄王にも幽繆王にも不遇を強いられている李牧だけに可哀想な一面が多く見られます。
史実では守りの将軍として有名で、後の楚を除いては、秦の侵攻を食い止めた唯一の人物でもあります。
さらに武においても鍛え抜かれた強靭な肉体は主人公の信を吹き飛ばす程のものでした。
高すぎる知略と相応の武力を兼ね備えている人物の一人となります。
知略に関しては油断や無知があったとは言え六将の王騎をはめ殺している人物です。
欠点と言える欠点はありませんが、強いて言えば趙という国に仕えている事でしょう。
仮にキングダムにおける李牧が秦国の武将であったのなら、実力は昌平君よりも上に位置された可能性があるほどでしょう。
【3位】項燕(こうえん)将軍
楚の第一将軍とされている項燕(こうえん)将軍です。
現在667話時点で姿は見せていませんが、合従軍の際に楚の考烈王が廉頗に対して問いかけた時、廉頗将軍が答えています。
仮に合従軍の戦に第一武将である項燕将軍が登場していれば秦国は亡くなっていたことも十分に考えられます。
史実では李信(飛信隊の信)が蒙恬を副将として攻める対楚戦。
20万を率いての戦いに最初こそ勝利を治めますが、項燕の到着にものの見事に潰されて大敗に終わります。
歴史的に見ても秦国がここまで玉砕させられたのは項燕との戦いの一回だけでしょう。
その後、王翦を総大将とし、副将蒙武とした秦国全軍にあたる60万の軍勢に対峙した人物が項燕でもあります。
ここでも生き残り後に紹介する昌平君を楚王として擁立して最後まで対抗します。
楚で最強なら中華最強と言えるのかもしれませんが、残念ながら謀略も含めた秦の作戦に敗北する事になります。
【2位】昌平君(しょうへいくん)<秦の丞相>
秦国の丞相であり、後に相国へと位を上げることになる人物である昌平君(しょうへいくん)です。
ちなみに両親はとんでもない人物である事が確定しています。
合従軍の際に少しだけ登場した楚の考烈王と秦の昭襄王の娘との間に生まれている人物です。
高貴そのものの出自ではありますが、キングダムでは後半までこの事実が明かされないものと思われます。
秦国の軍総司令を務めるのですが、楚が滅びる直前に王族として楚に駆り出されます。
実際は昌平君が企てを行ったであろう裏切りの一説もある故に恐らくキングダムでもその流れが見えるでしょう。
昌平君を擁立するのは楚の第一武将である項燕将軍です。
キングダムでこのあたりがどのように描かれてくるのか、まだ判断出来ません。
おそらくはこの物語の最後の強敵となるが昌平君であろうと推察されます。
知略最強と言える李牧と武力最強と言える蒙武の2人を足して割ったような実力を秘めている人物となります。
率いる軍のレベルによっては誰も叶わないと言っていい人物の一人です。
秦国と直接対決になるのが遅い時点でなければ楚が中華を統一していた可能性も十分にあったと言えます。
【1位】王翦(おうせん)将軍
楚の項燕、趙の李牧、そして裏切りとなった昌平君すらも撃破する最強の武将・王翦(おうせん)です。
史実でも王翦将軍がいたからこそ秦は中華統一を成せたと言っても良い実力を誇っています。
キングダムにおける知略戦では李牧にも勝利しています。
趙攻略の際には李牧と司馬尚を相手に謀略を含めて勝ちを拾い、滅亡に追いやりました。
戦略眼が尋常ならざる範囲にまで及んでおり、常に次元の違いを見せつけています。
キングダムの最初は廉頗将軍と対する蒙驁将軍の副将として登場しました。
この戦においても王翦の存在が廉頗に和解を促す一手となりました。
知略の武将というよりもそ高次元の武将と言えるかもしれません。
実際に朱海平原の戦においては李牧が本能型の戦と知略型の戦を混合させた戦いをしている場面に気付き、異種混合型という言葉を口にしています。
李牧はその一戦(麃公との戦い)から本能型の戦いの仕組みを研究し読み解き、それを元々知略型だった自らの兵団に叩き込んだ。
そうして奴は知略と本能を合わせ持つ異種混合軍を作り上げたのだ。
認めざるを得ぬな、李牧。
私と同じ、怪物と。
-王翦-
(キングダム56巻)
同じ怪物と認める王翦ではありますが、それを即座に見破る戦略眼は普通の次元を遥かに超越したものでしょう。
鄴攻めでも李牧の運の悪さもありますが、最終的には勝利を治めています。
先にも伝えように李信と蒙恬が大敗を喫した項燕を相手にも秦国全軍であたることで勝利します。
またその後に擁立される昌平君と項燕の最後の抵抗も王翦が封じました。
史実では楚戦でかなりの老将となっている為、後の戦には登場しませんが、昌平君亡き後に至ってキングダムでは軍曹司令として君臨するのではないかと感じます。
文句なく彼がいなければ大国楚を滅ぼす事ができなかった点を加味しても最強であると言えそうです。
【軍神】楽毅(がくき)将軍
軍神と呼ばれる楽毅です。
彼だけは別次元と言えるかもしれません。
キングダムにおいて書かれている通り、白起筆頭の秦の六大将軍と廉頗の時代の三大天がいた時に東の楽毅は一人でバランスを保っていたとされています。
単純な強さの計算が出来ないにしても、楽毅が尋常ならざる人物であったのは間違いありません。
三大天や六大将軍という設定はキングダムオリジナルのものとなりますが、実際に亡国寸前の燕を復活させるどころか当時の大国斉を滅亡寸前に追い込んだ事実はあります。
もし仮に時代が秦の始皇帝の時代と一致していれば、最強の武将は楽毅であったと言えるかもしれません。
以上が武将ランキングとなります。
漏れた武将の中にも強敵は多くおり、今後の成長によっては大きな変化が見られる可能性もあります。
登場した武将の状況を見て随時更新をしていきます。
マンガ好き
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