キングダム考察|解説!趙国が秦に敗れる!李牧は幽繆王に殺害!

(原泰久先生/集英社/キングダム)
秦国が中華を統一するという史実。
これが元になっているキングダムでは
当然趙が滅びる事になる。
序盤でラスボスとして扱われる李牧。
確かに秦国は史実においても
李牧に大きく手をやかされた。
もし趙に李牧がいなければ
もっと早い段階で中華統一を
なせていたかもしれない。
どうやって趙は秦に敗れる事に
なってしまったのかを見ていきたい。
⇒李牧の史実にある処刑はナシ!?
⇒李牧が嘉と!三大天全員逃亡!?
韓の次に滅ぶ趙
趙の王様は鄴攻めが行われた年に崩御する。
それは史実で確実なだけに
キングダムでも同じ道を辿るだろう。
あの危険な雰囲気のする王様。

(原泰久先生/キングダム46巻)
悼襄王の死。
そして継ぐはずだった嘉は残念ながら
悼襄王から王位を剥奪されている。
代わりに遷が太子となり幽繆王という
趙王となる。
この幽繆王がかなりの愚鈍な王だったのは
史実でも明らか。
⇒趙滅亡の流れ!悼襄王の末路!?
⇒李牧は趙王(幽繆王)に処刑!?
李牧の存在を謀略で消す
愚鈍な王の代表格でもある幽繆王。
韓を滅ぼした秦国は中原一帯を手中に収める。
ここを手にした事で
狙いやすくなる趙ではあったが、
守備の将軍として名高い李牧の存在は大きい。
実際に、
鄴攻めの後に秦国は趙の攻めによって
桓騎将軍を失うという大敗を喫している。
当時の秦国の侵略を止めるどころか
逆に領土を奪還したのは李牧将軍ただ一人。
(後に楚の項燕将軍がそれを行う)
この李牧が邯鄲を守ったとなれば
多大な時間がかかってしまう事になる。
それを避けたい秦国は謀略を巡らせる。
⇒李牧は史実でも最強の武将!?
⇒信と蒙恬、楚の歴史的な大敗!?
幽繆王を騙す
秦国は李牧の危険性を十分に理解していた。
このまま李牧が邯鄲を守れば
秦国は余計な犠牲を払う事になる。
その判断から趙の大臣である郭開に
賄賂を送って李牧を更迭させる。
キングダムにおいては
悼襄王にも仕えている大臣として
描かれている。
こちらは損得がベースという
雰囲気が伝わる。

(原泰久先生/キングダム46巻)
郭開を寵愛していた幽繆王。
郭開が李牧が秦に寝返って、
趙を攻めるという話を鵜呑みにする。
出頭を命じた幽繆王はこの郭開の言葉を
信じてそのまま李牧を処刑することになる。
趙にとってこれが滅亡のきっかけとなる。
王翦と楊端和と羌瘣
李牧がいなくなった後で将軍に抜擢されるのが
趙怱(ちょうそう)と顔聚(がんしゅ)である。
顔聚に関して言えば、
斉の将軍だった。
しかしこの将軍では話にならない。
太行山脈を隔てて北から王翦将軍、
南からは楊端和将軍が攻める。
羌瘣将軍もこの戦に参戦していて、
王翦将軍と同じ太行山脈の北から
邯鄲の北部にある代を攻略する。
代は後に李牧が光と呼んだ
嘉が王を名乗る場所でもある。
太子嘉の行末!王位継承せず!?
a href=”https://xn--w8jtkjf8c570x.com/?p=8916″>最終戦は燕代の連合!李牧生存!?
李牧の死から半年かからず滅亡
幽繆王が李牧を処刑してから
半年もかからずに趙は滅亡している。
もしも悼襄王ではなく嘉が即位して
李牧と司馬尚によって邯鄲を
守らせていたとすれば、
秦の始皇帝の誕生はなかったのではないか。
そんな事も感じさせる。
史実を踏まえると流れはこうなるが
キングダムはオリジナルの物語。
どこを採用するかは原先生次第と言える。
⇒【信は趙滅亡に絡まない!?】
⇒【羌瘣は史実で趙を滅亡させる!?】
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