キングダム考察|最終戦は代と燕の連合!李牧生存で代王嘉の参謀になるか
キングダムにおける最終戦はどの戦になるのか。
中華統一において秦国が苦戦したのは2つの国との戦いと言えます。
それが趙と楚です。
趙については謀略の末に勝利する史実がありました。
その際に史実では李牧の処刑が決定しています。
司馬尚は逃げ出しますが、それ以降史実に名前が出る事はありません。
楚については信が総大将で侵攻し、項燕に大敗する史実もあります。
この2つの国との戦が秦国が苦戦したと言えるものですが、当然中華統一までには楚戦以降にも戦があります。
それが燕と代という国の戦になります。
(斉とは戦にならず無血開城に近い勝利を収めています。キングダムでもすでに王建が実質の降伏をしていて戦争にはならないと予想されます)
代という国が建てられる
李牧が趙の光だと感じていた人物。
太子嘉は覚えていると思います。
実はこの太子嘉は史実でも悼襄王の寵愛を受けることが出来ずに王位継承権を剥奪されています。
キングダムでも李牧の処刑について必死の進言をしたことで王位継承から外されて愚王となりゆく遷が王へと進んでしまいました。
しかし嘉は殺される訳ではなくその後も生き続けます。
それは悼襄王の次に王になる幽繆王があり得ない裁定で李牧と司馬尚を更迭し趙が滅んだ後も同様でした。
趙から見れば北に位置する燕側の土地に逃げ込みました。
上記のWikipediaの地図で見ればどの辺りかが非常に分かりやすくなると思います。
ここで嘉は「代王嘉」を名乗り趙に続く国を作り出します。
趙の後釜とも言える国が代と考えれば分かりやすいと言えます。
但し趙は滅んだ後で当然ながらめぼしい武将も史実では出てきません。
それでも燕と盟を結ぶことで若干の抵抗を見せたとも言えます。
李牧が生存するのではないか
李牧については先に伝えた通り幽繆王による更迭と同時に処刑されるというのが史実があります。
しかもこの処刑は公開処刑ではなく秘密裏に行われたものでした。
秦国から賄賂を受け取っていた遷の母親と大臣の郭開。
実際はこの2人の存在こそが趙を滅亡に運んだと言えるでしょう。
もし仮に李牧と司馬尚がそのまま守り続けていれば秦国も疲弊し、その間に楚が攻め入って中華統一は成せなかったとさえ言われているほどです。
キングダムでも嬴政の前で李牧は「秦将の全員がまとめてかかってきても相手ではない」と言い切っています。
鄴攻めでは敗北したかに見えていますが、もし悼襄王から李牧の捕縛が命じられなければ斉側からの兵糧にも気付かれて対応されていたでしょう。
そうなれば秦国勝利とはいかなかった可能性があります。
歴史的に見ても李牧の強さというのは相当なものだったと言われています。
ただキングダムでは処刑ではなく逃亡になる可能性もあるのではないかと言われています。
李牧が更迭されてから趙滅亡までは3ヶ月ほどあります。
史実を歪める形にも見えますが、呂不韋の一件や太后と嫪毐の間に生まれた子供を処刑せずに逃しているなどの異なるオリジナル展開を準備していました。
その方が描かれた各キャラに合っていると言えます。
李牧もまたあの愚鈍な王の命令によってあっさり殺される史実がキングダムでも描かれるのでしょうか。
何となくそうはならない可能性もあるのではないかと思えてきます。
もし処刑を逃れて逃げ出したとすれば嘉と共にいるのは確実です。
嘉が代に逃げ、代を作った後も李牧が軍部の中枢に存在するのであれば最終戦の存在も楽しめるでしょう。
勿論、軍事的な面で見て数が圧倒的に少ない状況で楚すらも滅ぼした秦国に抗うのは非常に難しいと言わざるを得ません。
それでも最終戦があっさりと終わってしまうよりは楽しめる展開になるのではないでしょうか。
代と燕の連合と戦う
代は燕と共に戦う事で秦国に対抗しようとしています。
現実にはそうするしかなかったとも取れるでしょう。
燕と代が連合として戦ったのは史実では趙滅亡の翌年となっています。
但し滅ぶ時の戦で考えると楚を滅亡させた紀元前223年の翌年である紀元前222年となります。
この時点で燕と代が連合を組んでいた史実はなく、王賁の攻めに対して燕が最初に落ち、次いで代が落ちていく事になります。
これが中華統一における最終戦と言える戦です。
もう一つ斉に対して王賁を総大将として李信と蒙恬で軍備を整えて進む戦がありますが、斉は実質戦わずに降伏しています。
この滅亡戦となる紀元前222年に燕を攻め、代を攻略するのが王賁と李信という史実になります。
物語の主役である李信とそのライバルである王賁。物語の主役である李信とそのライバルである王賁。
この2人が絡む最後の戦と考えれば一つの盛り上がりがあってもいいのではと感じてしまいます。
代に李牧がいるのだとすれば因縁の最終決戦も成立するでしょう。
勿論、斉との連合も考える李牧になるでしょうが、現実斉はすでに投降済みとなっています。
楚戦が最終となる可能性も高い
楚が滅亡した後に滅ぶ国は三つ。
先程から伝えている燕と代と斉になります。
燕と代の本格的な連合戦は紀元前227年であり趙滅亡の翌年となります。
理由は楚の太子である丹という嬴政の人質時代の友人であったにも関わらず冷たくされたことに怒って暗殺計画を実行するからです。
詳細はさておきキングダムではこの辺りのエピソードは無くなるのではないかと推察されます。
理由も明確で友人なるものが存在できる様な少年時代を嬴政は送っていないからです。
丹と少年時代に親しくしていたという事実そのものに違和感が出てきます。
但し別の形で燕から暗殺部隊が送り込まれる可能性はあるでしょう。
それに怒った秦国が燕を攻めるのが紀元前227年の燕への侵攻だと言われています。
この侵攻で燕と代の連合軍の応戦も虚しく易水にて敗北。
更に翌年の紀元前226年には燕の都である薊(秦国で言えば咸陽)が陥落して太子丹と燕王喜は遼東に逃げることになります。
この時は盟を結んでいた代王嘉の助言によって丹の首を嬴政に差し出し秦国の怒りを鎮めて一時の休戦を得ています。
そこから楚が滅ぼされた翌年である紀元前222年まで約4年は秦国の侵攻もなく過ごしています。
侵攻もなくというよりは「いつでも倒せる相手」と認識され、強敵である楚や続いて滅ぼすべき魏への対応を急いだと言えそうです。
よって最終的な戦として紀元前222年の燕と代が滅ぶ戦に焦点を当てず、残った僅かなエピソードとして語られる可能性も大いにあります。
実質的に燕も代も趙滅亡後の紀元前226年に滅んでいると考えると楚が最終戦として描かれることになるでしょう。
趙戦から燕と代の実質的壊滅
以上をまとめると趙の滅亡から燕と代へそのまま侵攻し、結果的に秦国は実質的な壊滅へ追いやることになります。
その後に魏戦が繰り広げられ、最後に楚との戦いとなるのでしょう。
だとすれば李牧を生かす理由もなくなります。
嘉と逃げる可能性は残されていますが、史実の通り処刑された後にカイネと傅抵あたりが代の筆頭格として戦うのかもしれません。
趙滅亡後の戦がどういった形になるのかで大きく展開が変化すると言えそうです。
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