【キングダム考察】太子嘉(趙)が後の代王嘉♠弟の遷が王を継ぐ♦李牧は生き残るのか♣
（キングダム 太子嘉の李牧への労い 517話 引用）
李牧が趙の真の光と
評していた嘉という悼襄王の長子。
後継者として、
彼が趙を治めていれば、
時代は変わっていたのかもしれない。
残念ながら、
そうはならない。
太子嘉はこれからどうなるのか。
悼襄王の愚行
悼襄王は、
史実ではそれなりの人物。
というのも、
老将だった廉頗に変わって
龐煖や李牧を採用したのは
彼だったから。
ただ、
キングダムにおいては、
自分のことしか考えていない
愚王の代表格。
彼の最大の愚行は、
やはり後継者の変更にあるだろう。
本来は、
長子である太子嘉が
継承するはずだった。
しかしながら、
自分が好きだった倡后という女性が
産んでいた嘉の弟である遷を
太子としてしまう。
太子嘉は廃嫡（相続権を廃すること）し、
遷を太子遷として王となる。
太子遷はその後、
幽繆王を名乗り趙の王となる。
趙最後の王は、
この暗愚の王として有名な幽繆王。
太子嘉のその先
太子嘉は王位継承権を
廃された後も趙に留まっている。
そして、
弟の悼襄王が、
秦国の攻めによって敗北。
趙が実質の滅亡をすると、
代へ逃げて王嘉を名乗る。
代王嘉も有名な王。
趙が滅亡した後も、
代において秦国に抵抗する。
当然ながら、
単体では勝ち目がないと
分かっていた王嘉。
燕と同盟を組む。
燕の太子丹が率いる連合軍で
秦国に挑むことになる。
燕の太子丹は政の暗サツ計画を
ねっていた人物。
代・燕の連合軍の敗北
代と燕の連合軍は、
秦軍に易水で敗北し、
燕王喜は遼東に逃げることになった。
燕という国は、
現在の中国の北京あたりの
領土を有していたことから、
立地はかなり良かったと言える。
丹は政の暗サツを指揮した人物。
燕王喜は自分の子供である
丹の首を秦国に渡して許しを請う。
この策も王嘉が授けたと言われる。
実際に、
これによって一時的に休戦と
なっている。
しかし、
燕王喜はその後に、
王賁と李信に遼東を攻められて
滅亡することになる。
王賁はそのまま、
代に攻め込んで王嘉も捕虜とする。
これで、
趙の王の家系は
全滅することになり、
本質的な趙の滅亡となる。
王嘉に李牧は仕える
史実では、
李牧は幽繆王に処刑されるという
説が有力とされる。
司馬尚は、
罰せられることを恐れて
逃亡している。
もしも、
李牧が処刑されずに、
生き残っているのだとすれば、
邯鄲から脱出して代という国を
建てるのに協力したのが李牧
という可能性もある。
そして、
最後の最後で、
李牧VS王賁＆李信が成立。
もしも李牧が生き延びて、
王嘉に仕える展開だとすれば、
李信の李の文字を
李牧からもらったという
可能性はゼロになりそうだ。
果たして李牧は生き残るのか。
もしもそうなら、
李牧が脅威になるのは、
邯鄲戦以降も続くことになる。
それもまた面白い。
⇒【李牧は趙王(幽繆王)に処刑!?】
⇒【趙滅亡の流れ！悼襄王の末路!?】
⇒【政が暗サツ!?燕の奇行!?】
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