【キングダム考察】王翦が王賁を臨時の将軍にしないのは中央にいないから♦閼与陥落から本当の戦が始まる♠
(原泰久先生/集英社/キングダム)
亜光不在の中でも力を出し切る
練兵をされている軍隊。
恐ろしい軍ではあるが、
その亜光軍もやはり将の存在は
欲しいものだろう。
そこで王賁を将として迎え入れたい
という意思があった。
そしてその事は中央にも打診。
しかし、
王翦の言葉はその点に
一切触れないものだった。
あらぬ噂が飛び出す展開になったが
その理由は王翦が中央に
いないからだろう。
王翦からの伝令は嘘
王翦から来た伝令を見て
亜光軍の将校を含めて驚いていた。
それは信や河了貂も同じ。
当然だろう。
悔しいとは言え、
今の現状や王賁の実力を考えれば
どう考えても臨時の将軍として
王賁を抜擢すべき。
しかし王翦の答えは違った。
このまま戦えというもの。
これによって、
王翦が王賁を本当の子供と
思っていないという噂話が
真実味を帯びてきたように語られる。
現実は違うだろう。
勝てる戦にしか興味ない明言
している武将である智将の王翦。
その王翦が、
本当の子供じゃないからという
理由で勝つ為の手段を捨てるとは
到底思えない。
こうすることでより勝利に近づくか、
もしくは出来ないかのいずれか。
⇒朱海平原の史実は王翦圧勝!?
⇒信・蒙恬・王賁は誰が一番強い!?
中央にいない
史実を見れば王翦は閼与を
精鋭だけで落としている。
今は朱海平原だが、
王翦だけが移動して閼与に向い
兵站をつなげて兵糧を確保する
という可能性は非常に高い。
すでに限界に近い兵糧の状況を
考えるとすでに王翦は中央に
いないと考えてもいい。
どの段階で別働隊を移動させたのかは
定かではないが、
朱海平原での布陣の前には
すでに移動させていたと考えるのが
いいだろう。
途中の移動なら李牧が
気付かないはずもない。
王翦が始めて登場した山陽の戦いでも
同じ様な形で相手を翻弄したことがある。
⇒趙滅亡の流れ!悼襄王の末路!?
⇒王賁は史実で4国を滅ぼす!?
伝令は中央の将軍から
王翦の伝令に見えていた
中央からの言葉。
あれは元々王翦が準備していた
ものに亜光の一件を追加しただけの
ものだったのではないか。
残している武将から
王賁を将軍に引き上げるなどの
話に言及は出来ないはず。
そもそもそんな権限がない。
期待させるのもおかしく、
何かを書けば王翦の思いとは
異なる可能性も出てくる。
結果的に、
何も触れないという結果になった。
そう考えるのが妥当。
王賁はそのことも何かしら
勘付いているのかもしれない。
それ程に王翦という将軍の策を
信じ切っている。
また王翦を信じる王賁と
同じ様に王翦も王賁を信じている
と考えてもいい。
好き嫌いというよりも、
戦における能力の高さ。
これについては、
双方が納得していると思える。
閼与陥落で兵糧が
しっかりと得られた時点で
朱海平原は更に激化するだろう。
李牧としては、
待つ戦が不可能になったことを
意味してくる。
信が尭雲を討つのは
朱海平原の戦が激化した時に
なるのか。
⇒【王翦が閼与を落として兵糧確保!】
⇒【朱海平原の史実は王翦圧勝!?】
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