【キングダム考察】政(始皇帝)は史実通り暴君に?!統一するも死後は秦滅亡?!
(原秦久先生/集英社 キングダム引用)
政は史実では、
中華統一を果たし、
自らを始皇帝と名乗ります。
作中でも宣言していたように、
政は
”法による統治国家”を
目指しました。
呂不韋の
”金による統治国家”や、
李牧の
”7国同盟による天下統一”を
敵として跳ね除け、
ついに中華統一を成し遂げた政。
中華は平和になるかと思いきや、
なんと政の作り上げた秦王朝は
わずか15年で滅亡してしまいます。
そして、
史実での始皇帝は”暴君”として、
様々な愚策と民の反乱が
記されているのです!
はたして、
キングダムでは賢王の政は、
史実と同じように、
愚王となってしまうのでしょうか?!
⇒【李牧は読み切りの主人公だった?!】
⇒【舜水樹の髪型は3パターンの説?!】
厳しすぎた法
始皇帝の法治国家は
厳しすぎたせいで、
わずか15年で秦王朝が
滅亡したのだと言われています。
法治国家はいわば、
思考の統制です。
民が法に従わないと、
法を作る意味はありません。
この当時の
思想統制の根本は、
「民には法律以外何一つ
考えさせないことが最善」
という考え方です。
学術書や学問は、
民間では禁止され、
破った人は一族皆殺しに。
また、
古の政治を理想とする
思想的な”儒教”も弾圧。
破った人は、
生き埋めにしました。
秦の法の番人
李斯(りし)が
予測したとおり、
”法家”と”儒家”の戦い
になったのです。
このような法の弾圧や、
大規模な土木工事によって、
民は餓死や疲弊し、
次第にこの統治は
支持者をなくしていきます。
そして、
哀しいことに
政は病死。
その後
項羽と劉邦らの反乱がおき、
秦王朝はたった15年で
滅びてしまうのです…!
はたして政は、
本当にここまで闇落ちして
しまうのでしょうか?
⇒【裏切られた舜水樹が向かう先は?!】
⇒【楊端和がブスだったら秦は滅亡?!】
作者のコメント
しかし、
ここで朗報があります。
キングダムの作者原先生は、
公式ブックの覇道列記で、
「政はダークサイドには落ちませんよ」
(原秦久先生/集英社 キングダム 公式ガイドブック 覇道列紀引用)
と明言しています!
確かに、
史実では毐国(あいこく)の乱で
大后と嫪毐(ろうあい)の子を
皆殺しにしたはずですが、
キングダムでは
こっそり見逃すなど、
心優しい賢王な政。
では、
一体なぜ新王朝は、
民が疲弊するほどの、
厳しい法治国家と
なったのでしょうか?
ひとつ考えられるのは、
あの”法の番人”の存在です…。
⇒【山の民強さランキング!!強者は?!】
⇒【山の民に秦の武器を与えたら?!】
李斯が諸悪の根源か
物語の”合戦での”ラスボスは、
李牧(りぼく)や項燕(こうえん)だ、
という説が濃厚ですが、
⇒【李牧は処刑されないでラスボス?!】
⇒【項燕を倒して物語は終わりか?!】
中華統一後には、
法の番人である
李斯(りし)が
”政治での”ラスボスと
なるかもしれません。
政は王としての
器は十分でも、
法についての
専門家ではありません。
政は少なからず、
法について李斯に
頼ることでしょう。
政にとって信頼できる
昌文君(しょうぶんくん)が、
牢屋に出向き、
頭を下げてまで、
法の番人として
中華統一後の活躍を
頼み込んだ李斯。
そして
李斯は実際の史実でも、
秦が天下を統一すると、
宰相の座にまで登りつめます。
民を疲弊させる
厳しい法を作ったのは、
実際には政ではなく、
この李斯なのではないでしょうか?
この李斯、
もとはといえば
呂不韋に拾われた人物です。
呂不韋といえば、
物語冒頭で秦を裏から
牛耳っていた豪商。
政から見れば敵ですが、
李斯からしたら
恩人でもあります。
そして
思い出してもらいたいのが、
政の暗殺を呂不韋に提案したのも、
この李斯だということです。
(羌瘣が参加した暗殺)
仮に李斯が呂不韋に
恩義を感じて無くとも、
法の番人としての
李斯の信義・思想が、
”思想統制による国家統一”
だったのかもしれませんね。
牢屋でも法案を書き続けた李斯。
法による国家統一を願った政。
しかし、
歴史は無慈悲。
政と信が目指した王国は、
たった15年だけの、
うたかたの夢となったのです。
⇒【騰将軍は超強い?!史実では死ぬ?!】
⇒【猿手族壁登りを真面目に考察!!】
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