【キングダム考察】舜水樹の正体は!?史実には存在しない!?楽毅と関係が深い白狄（北狄）出身か!?

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（原秦久先生/集英社キングダム引用）

橑陽の戦いで
総大将を務める
李牧の秘蔵っ子、舜水樹。

風変わりな白髪で
口数も少ない。

李牧の副官にしては
個性が無く
謎が多い人物である。

しかし、
昌平君の考えた
鄴攻めの計略を
見抜いたり、

秦軍の重要な兵糧を
早々に焼き払ったりと、

李牧に勝るとも劣らない
鋭い洞察力を持った
智将と言えるだろう。

今回はそんな謎多き
舜水樹について
考察していきたい。

⇒【桓騎将軍は李牧に負ける!?】
⇒【舜水樹の髪はカツラ!?】

舜水樹は史実にいない

まず、この舜水樹という人物は
残念ながら史実には
存在しないのである。

原先生が作ったキングダムの
オリジナルキャラということだ。

キングダムの主要人物は
敵・味方含めて
基本的には史実に
存在するものが
ほとんどなので、

李牧の右腕的な
存在でありながら
実在しないキャラを
登場させるのは
なかなか珍しい。

実在しないキャラを使えば
史実にはないストーリー展開が
可能なため、

舜水樹はキングダムの
話の幅を広げるために
生み出されたのかもしれない。

⇒【舜水樹は楊端和に討たれるか？】
⇒【舜水樹は朱海平原に戻り李牧と死ぬ!?】

“北の遺児”とは？

では、舜水樹とは一体
どういう人物なのだろうか。

公孫龍将軍の発言
「北の遺児か…」が
キーワードになりそうだ。

また、犬戎（匈奴）語も
流暢に喋り、犬戎王ロゾに
「ワケありか？」と
言われる場面も。

そして、李牧は
趙国北の雁門という地で
長年、匈奴という騎馬民族と
戦ってきた人物である。

以上のことから
舜水樹は
趙の雁門か、
騎馬民族出身だろう。

両親が雁門の戦いで
犠牲となり、その後
李牧に拾われた可能性が高い。

戦いでは李牧のような
鋭い戦略眼を見せるため、

素質を見込まれて
幼少期から李牧に
軍略を伝授されたのかもしれない。

⇒【舜水樹は李牧と違い偉そうでうざい!?】
⇒【犬戎王ロゾとは!?】

白狄（北狄）の可能性も

また、舜水樹は白狄（北狄）の
出身かもしれない。

白狄とは
遊牧騎馬民族で
春秋戦国時代の前期に
大陸の南下を始め、

“中山国”（ちゅうざんこく）と呼ばれる
強大な国家を建て
後に諸侯国となった。

その後、趙の武霊王によって
中山国は滅亡したが、

舜水樹はこの中山国に
ルーツを持つ可能性もある。

ちなみに、
斉を滅亡寸前まで追い込んだ
燕の大将軍“楽毅”（がくき）も
この中山国出身である。

楽毅は武霊王に祖国を
滅ぼされたあと、
燕国の昭王に
仕官することになったが、

その話は、郭隗が昭王に
優秀な人材（楽毅）を
集める方法を問われ、

「まず隗より始めよ」と答えた
エピソードが有名である。

中山国は
異民族国家のため
歴史資料が少なく
神秘の国と言われる。

そして、
ミステリアスで
謎多き舜水樹が
この国の出身なら
かなり納得できる。

舜水樹のエピソードは
まだ描かれていないが、

これから彼の生い立ちや
李牧との関係について
徐々に判明してくるだろう。

今後の展開に期待したい。

⇒【本能型と知略型、どちらが強い？】

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