キングダム681話|確定ネタバレ考察|断崖を登り切る干斗たち飛信隊歩兵軍の強さ
キングダム681話のネタバレ考察です。
※本編681話のネタバレまでを含みますのでご注意下さい。
断崖を登り始めた飛信隊。
崇原の言葉で勢いにまかせて上ってきましたが上からの落石で厳しい展開を余儀なくされます。
しかし飛信隊の歩兵はそんなにヤワではありません。
これも当然でしょう。
最初に新兵の干斗が現れた時も強烈すぎる練兵に苦労し続けた飛信隊です。
岳白公軍も対策は練っている
信たち騎馬兵は断崖の手前にある部隊と戦って歩兵の道を開けています。
第一陣(崇原達)は登り始めました。
続いて第二陣も近づいていて徐々に崖の途中まで飛信隊が進んでいる状況。
見てもらえば分かりますが斜度が75度以上はありそうな斜面。
クライミングの技術がないと厳し良い様な場所ですがボコボコしていて一応掴む場所は多くありそうです。
ただ当たり前ですが飛信隊の歩兵団は命綱なんてものはない状態で上っています。
岳白公軍にもこの報告はいっているのですが、当然ながら無策で何も対策されていないはずもありません。
「玉鳳隊が苦戦したのに」と思いそうな影丘ですが、玉鳳隊がいたからこそ敵軍もそれなりに疲弊しています。
それが功を奏して飛信隊は早い段階で断崖まで到達できたことを忘れてはいけません。
落石の計で登らせない岳白公軍
岳白公軍が練ってきた策というのは「落石の計(らくせきのけい)」でした。
単純にも思えますが、拳よりも大きな石というか岩に近いようなものをどんどん落とされれば上っている歩兵団は致命傷を受けます。
実際に登山でも落石に対しては非常に強い警戒を持ってあたるのが基本です。
マンガ「孤高の人」でも序盤で先生が大きな落石に衝突して無残な死を遂げるシーンがありました。
今回の飛信隊も顔面に直撃して死亡してしまうケースが後を絶ちません。
しかし信じている河了貂。
飛信隊の歩兵はそんなにヤワじゃないと自軍の歩兵団を強く信じています。
死角に隠れて登り始める
上からの落石が起こるのは当然ながら登ってくるのが見える場所です。
しかし断崖の中には上からは死角になる場所があり、そこから登る決断をします。
簡単に言えばちょっと出っ張っていて斜度が瞬間的には90度を超えるような所。
クライミング用語では「オーバーハング」と呼ばれるところからの進行です。
言ってみれば映画メルーに出ているようなこんな斜面です。
(もう少しボコボコしているので登りやすさでは影丘の断崖に軍配があがりますが)
他にもミッション・インポッシブル2でイーサンハントが序盤に登ろうとした場所にもオーバーハングはありました。
クライミングに詳しい人だとここを軍で進行するなんてあり得ないと考えるはずです。
現代のクライミングの技術を持ってしても超難度と言える場所を登る場所とする決断。
ボルダリングの上級者向けのコースではよく見かけるものではあります。
番陽は斜度が90度を超えて上からは見えない場所に逃げた飛信隊に対して「あそこからはムリだ」と言います。
当たり前でしょう。
命綱なども無しに歩兵団が全員登りきれる様な場所では普通に考えてありません。
番陽の言葉というのは普通の発想であり決してネガティブな発言ではないと言い切れます。
しかし河了貂は「騎馬隊は玉鳳隊や楽華隊に勝てない」としながらも歩兵の力は上だと断言。
松左を失い意思は受け継がれている
騎馬隊に関しては馬に幼少から乗り始める士族に勝つことは出来ません。
しかし河了貂は言います。
歩兵に関してはまず持って身体の強さがベース。
その強さは百姓の方が有利であると断言。
また飛信隊に関しては知っての通りの過酷な選抜試験にプラスして熾烈を極める練兵を行います。
これに続いて受け継がれた松左の思いがあります。
松左の死を目の前に干斗を含め新兵には重責と想いがのしかかったのです。
これに呆然とする兵士は飛信隊には一人もいません。
「より強く」と中心にただでさえ厳しい練兵に加えて自らを鍛え抜いたのが今ある元新兵たちなのです。
分かりやすく言えば「自分たちを助けるために死んでしまった松左さんよりも強くなるんだ!」って気持ちを持っていたということです。
実際に影丘の「急斜面」という呼び名すら優しい90度を超えたオーバーハングを次々と登り始める飛信隊の歩兵団。
河了貂が信じている言葉の通り遂に飛信隊は干斗を戦闘にこのオーバーハングを登り切りました。
歩兵団の奇襲がここから始まります。
完全に岳白公軍からしても「想定外!」と言える状況のはずです。
キングダム681話は完全に断崖を登る展開が色濃く描かれる結果となっています。
にしても最終描写の干斗の腕の太さにドン引きです。
というか登ってくる全部の歩兵団の腕が完全にアームレスリングのチャンピオンみたいなゴン太の腕になっていました。
剣なんて持たずに殴りかかるだけで相手の頭が吹っ飛びそうなほどのもの。
強靭すぎる肉体を持った飛信隊の歩兵団が遂に次回丘上の趙兵に襲いかかります。
羌礼は登って上で力を発揮しろと言われていたのですぐさま趙軍は大混乱に陥るのではないでしょうか。
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