【キングダム考察】魅力は史実とオリジナルの融合にあるか♣李信を主人公にしたのが俊逸過ぎる♦
(原泰久先生 キングダム引用)
大人気のマンガ「キングダム」
原泰久先生と
師匠の井上雄彦先生の
逸話も有名ですが
これほどまでに
女性にも人気の戦国系
マンガというのは
珍しい気もする。
その理由は
一体どこにあるのだろうか。
⇒【新六大将軍は誰の手に!?】
史実とオリジナル
秦の始皇帝が
生まれるまでの話。
それがベースなのは
誰もが知っている所。
秦の始皇帝の名は贏政。
その贏政が、
春秋戦国時代を勝ち上がり
中華を初めて統一する。
秦の始皇帝といえば、
かなり冷酷で無慈悲だった
という話も残っているが、
キングダムではそういう
くくりにはしていない。
キングダムの面白さとも
言えるキャラ一人一人の
性格がまずもって特徴的。
何よりも、
史実を混ぜながらも
古すぎる歴史で
全てが分かっていない
というところに目を付けて
かなりのオリジナル性を
出している。
女性キャラも含めて
見事にキングダムの
面白さを引き上げている。
主人公が李信が俊逸
主人公は秦の始皇帝の
登場の物語ながら、
違った視点となる。
ここを、
中華統一において
有名な王翦や
多くの国崩しに
成功している王賁あたりを
主人公にはしていない。
楚との戦いで
失態をおかした
有名な武将である李信。
出生を含めて
確認されていないことも
多いこの将軍に
キャラを持たせて
登場させたのが
かなり俊逸と言える。
歴史書に残っていないのが
下僕の出であり、
しかもそういうことを
明らかに気にしていない
豪華な性格。
史実では全く違った人物
だったとしても、
もはや李信はこういう人
だったのだろうと
キングダムに寄って歴史書を
見てしまうほどに
はまっていると感じる。
井上雄彦先生の逸話とは
これも某有名番組で
語られたことから
かなり有名になった話。
キングダムは序盤から
少し経って打ち切りの
話が出たという。
それで、
師匠である井上雄彦先生に
そのことを伝えると
「目を大きく描きなさい」
とだけ言ったそうだ。
ストーリーを含め
それ以外は問題なく
面白いと感じたのだろう。
言われた通りに
普段よりも目を大きく
描いたという原泰久先生。
そこから、
爆発的なヒットを
していったのは
私達も知る所。
確かに、
連載当初から
キングダムを読んでいる
という人はファンの中でも
一部しか聴かない。
(ちなみに私は16巻あたりで
勧められて読んだ。
確か王騎とキョウの話の辺)
秦の始皇帝までが物語
原泰久先生自身も
連載が始まって
物語の進行が
想像以上にスローペースなのに
驚いているという。
自分が描いているのだから
という気もしなくもないが
やはり魅せるべきところを
しっかりと入れていくと
そうなってしまうのだろう。
キングダムの面白さは
そこにもある。
一見すると長引いている
だけに感じるシーンでも
必ずそれが効いてきて
感動したりするもの。
そして、
後から単行本などで
読み直してみると
まさに絶妙な進行速度
だったりする。
週刊誌で毎週みていると
まだか~!って
言いたくなるが、
それはやむを得ない。
最終戦が李牧となるか
項燕となるかは
まだ分からないが、
少なくとも50巻の時点で
まだ一国も滅んでいない
のなら100巻超えは
確実に思えてならない。
これからも
ファンを魅了する
面白さを期待しよう。
青年で読みはじめて
終わる頃には
50代60代ってこともある。
それもまたマンガの
面白さだろう。
⇒【信と龐煖との武の決着はいつ!?】
⇒【李牧の史実にある処刑はナシ!?】
マンガ好き
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