キングダム考察|昌平君が秦を裏切る理由は?史実情報から探ってみた
キングダムの中で秦国の軍総司令官として政と共に中華統一を目指している昌平君。
知略は李牧並み、武力は蒙武並みの完璧とも言える実力の持ち主です。
元々は、政と対立していた呂不韋陣営側でしたが数々の秦国の危機的戦いを軍総司令として切り抜ける度に離反し政の陣営側につきます。
その後は、右丞相となり秦国にとって重要な人物になっています。
そんな、実力者である昌平君は、史実によると中華統一の最終決戦国である楚国の王として戦っているんです。
まさかの、裏切り発覚です!
そこで今回、昌平君がなぜ最終的に秦国を裏切ってしまったのかを史実から徹底的に探ってみました。
昌平君の史実からわかる生い立ちやなぜ裏切ってしまうのか理由を知りたい方は要チェックです。
裏切りの理由は生い立ちにあった
昌平君の生い立ちについては、キングダムでも詳しく描かれていません。
その中でもわかっている事が、もともと誰かの下につく人物ではないということです。
呂不韋陣営側と袂を分ける時に、はっきりと呂不韋が発言していましたね。
昌平君についての史実を確認したところ楚の公子だという事がわかります。
幼少期に秦の人質として楚から送りこまれ国同士の争いが、激化したことで云わば見捨てられた公子だったんです。
昌平君の生い立ちから考えると、やはり祖国が滅亡するかもしれない状況になったことが裏切りの大きな原因かもしれません。
秦国と楚の関係
では、なぜ楚は秦国側に人質を送る必要があったのか気になりますよね。
紀元前278年、楚は秦の白起将軍によって首都である郢が落とされてしまいます。
郢を奪われた楚は、新たに首都を陳に移し当時の秦王である昭王に同盟を結ぶように説得します。
その説得にあたったのが文官の凄腕と言われている春申君です。
春申君は、人質として後の考烈王となる太子完を秦へ送ります。
人質として送られた完と昭王の娘の間にできた子供が昌平君だと言われています。
その後、春申君の策略により秦を欺き太子である完だけを楚に連れ帰ります。
考烈王が即位すると春申君は宰相に命じられ考烈王が死去した後も、暗殺されるまで楚を文官の立場から支え続けます。
政も人質として趙国にいたように、敵国に太子を送るというのが戦国時代には当たり前だったのかもしれませんね。
昌平君の最後
秦国を裏切った昌平君はどんな最後を迎えるのでしょうか。
史実を見ると、紀元前226年昌平君は郢に流刑(罪人を辺境に追放する刑罰)されたと記録されています。
なぜ流刑になったかは不明ですが、何らかの大きな原因があった事が考えられます。
キングダムでは、どのようにこの辺りが描かれていくのか気になる所です。
その二年後、紀元前224年に60万の軍勢で王翦が楚を攻め滅ぼします。
実は、昌平君の裏切りには楚の大将軍項燕が大きく関わっているんです。
一度は滅んだ楚でしたが、項燕が昌平君に王に就き楚国を復活させてほしいと要請しています。
その要請に応じる形で王に即位しますが最終的には、昌平君は王翦と蒙武によって殺されてしまいます。。
キングダムでは、昌平君は蒙武とともに幼少期を過ごしたと書かれていたので二人の戦いはおそらく涙なしには読めないはずです。
まとめ
キングダムの中でイケメン才色兼備キャラの昌平君。
楚国の人質として送られ見捨てられた生い立ちながら、敵国秦で軍総司令官になる事からわかるようにかなりの実力者です。
最終的には、秦国を裏切り楚で王として生涯を閉じる形になりますが壮絶な戦いと熱い展開が予想されますね。
さらに、キングダムではまだ登場してきていませんが、楚の大将軍項燕と昌平君との今後の関わり方からも目が離せません。
(今記事はキングダムが好きなライターさんが書いてくれています)
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