キングダム考察|王騎軍副官・騰の有能過ぎる!史実では武将でも文官でも活躍!!
キングダムでも人気キャラである騰将軍。
王騎の副官として陰を潜めていたが王騎亡き後、
秦国の将軍として多いに活躍した。
史実では韓を滅ぼしたのは騰であり、
武将としての優秀さは明らかだ。
さらに史実を見ていくと騰は文官としても
有能だったと判明した。
※始皇帝 中華統一の思想(渡辺義浩/集英社新書)
を参考に記事を作成させて頂きました。
王騎軍副官であった騰の強さ
キングダムを話すのに欠かせないのが王騎将軍だ。
王騎は昭王に仕えた秦の六大将軍の1人で、
信は大将軍の理想像として王騎を目指していた。
王騎は龐煖によって死んでしまい、
秦は大きな戦力を失った。
しかし、秦が王騎将軍を失っても
大きな戦力ダウンを感じさせなかったのは、
王騎軍副将であった騰の存在が大きい。
騰は王騎軍を引き継ぎ大きな戦果を挙げていく。
対魏戦であった奢雍(ちょよう)攻略では
大将となり、秦に勝利を導いた。
奢雍攻略の功績によって蒙武に続き、
2人目の大将軍と認められた。
騰は王騎の陰に隠れていただけで、
有り余る強さを秘めていた。
韓を滅ぼすのは騰
騰の強さはキングダムの読者であれば
当たり前だろうか。
史実でみても騰の強さは証明されている。
史実上、韓を滅ぼしたのは騰だった。
史記によれば、紀元前230年に
騰が率いた秦軍10万によって韓は滅亡する。
韓が最も先に秦によって倒される国であり、
騰は秦の大将軍として中華統一の口火をきる
重要な役割を果たしたのだった。
行政官としても優秀だった騰
史実をみると、騰は行政官としても
優秀だと判明した。
確かに戦場でも武だけでなく
智も非常に長けていたが、
文官としての才能があるのは驚きだ。
騰は中華統一後に、 内史という行政官に
任命された。
騰が内史であった時、始皇帝である嬴政は
民を法によって治める法治国家を築こうとした。
そのため、どの地域にも一律の法を敷いた。
しかし、地域ごとの異なる文化を
無視した法では上手く受け入れられず、
秦はたった15年で滅んでしまった。
ただ、騰だけは始皇帝・嬴政の政策を指示通りに
実行しなかった。
内史としての騰の考え
睡虎地秦簡には騰が内史として
大切にしていた考えが示されていた。
『民の実情を把握せよ』
『民の俗習を変えることには慎重になれ』
(渡辺義浩/集英社/始皇帝 中華統一の思想)
と騰は語る。
騰は民が急に法で統治されても、
受け入れられず反感を買うだけと
よくよく理解していたのだろう。
人の気持ちへの理解が深いことから、
騰は行政官としても優秀であった。
また大将軍として始皇帝・嬴政に信頼が
厚いからこそ、指示を全て従わないという
決断も行えたのだろう。
騰の優秀さに感嘆するばかりだ。
まとめ
騰は不気味なほど感情が読み取れない。
しかし、敵の心情を深く理解してくるので
敵将にとってはやりづらくて仕方ないだろう。
まさか騰が文官としても
優秀だったとは驚きだった。
しっかりと騰の考えが文献に
残っているのも驚きだった。
今後、騰が韓をどのように滅ぼすのか
キングダムファンとして楽しみだ。
マンガ好き
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