キングダム考察|嬴政の妻・向と子供の麗は史実に存在せず!もう一人の子供の正体とは!?

(原秦久先生/集英社/キングダム)
秦王・嬴政(えいせい)と
宮女であった向(こう)。
2人は
夜伽(よとぎ)により
出会い、結ばれる。
また、
政と向のあいだには
麗(れい)という子供も誕生。
しかし、
実のところ
向と麗という人物は
史実に登場することはない、
オリジナルキャラなのだ。
そして、
実は政には
もう一人の子供がいる。
政と向、
そして子供たちは
今後どのように
描かれるのだろうか。
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秦王・嬴政
嬴政は、
第31代目の秦国王であり、
のちの“始皇帝”となる人物。
もちろん
史実にも存在しており、
中国史において
超重要人物といえるだろう。

(原秦久先生/キングダム45巻)
そして、
キングダムは
秦王・嬴政が
中華統一を果たし、
“始皇帝”として
君臨するまでの物語を
描くとされている。
嬴政は信に次ぐ、
主人公といえるだろう。
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向との出会い
政と向は
夜伽(よとぎ)により出会う。
国王の伽というものは、
宮女が王の寝室を訪ねて
相手を務めるというものだが、
政の場合、
伽の時間に書物を読んだりと、
長い間、向に手をつけなかった。
政が毎晩の伽に
向を指名する理由は、
向が隣にいることに
安心感と心地良さを
感じたから。
そこから二人の
信頼関係が出来上がり、
麗の誕生に至ったのだろう。
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向と麗は史実にいない
史実では
向という妻(妃)は
存在しない。
政の妃の名前は記録に
残されていないのだ。
妾(めかけ)である宮女が
2000人~3000人程いたという。
しかし、
政の子供については
言及されている。
史実にも残る
有名な子供は2人で、
長男は扶蘇(ふそ)
次男の胡亥(こがい)という。
その他の子供は
20人程いたとされるが、
物語に登場する
麗という子供の記録はない。

(原秦久先生/キングダム39巻)
嬴政の後を継ぐのは
長男・扶蘇(ふそ)が有力だったが、
嬴政の政治に意見したため
僻地へ追いやられ、その後自害した。
そして、
次男・胡亥(こがい)が
2代目の皇帝に即位する。
また、
扶蘇の自害から
胡亥の即位までの流れは、
胡亥、李斯、趙高の
策略ともいわれている。
政のもう一人の子供
キングダム作中では
向より先に別の宮女が
政の子供を懐妊したとある。

(原秦久先生/キングダム24巻)
向よりも前に
夜伽で政の相手を
務めたということだろう。
しかし、
懐妊した宮女や
その後生まれたであろう
子供については描写がない。
政の正妻として
向が選ばれたように思えるが、
史実では
嬴政は皇后という位を
置かなかったという。
ということは、
向ともう一人の宮女とは
序列関係は全くないということ。
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もう一人の子供は伏線?
あえて
キングダムの作中で
政のもう一人の子供について
言及した理由は何故だろうか?
向と麗の地位が
今後も安泰であるならば、
必要ない描写である。
これは、
今後のキングダムで描かれる
正室を巡る争いや、
王位継承戦のための
伏線かもしれない。
史実から考えれば、
自殺に追い込まれる
扶蘇(ふそ)が
もう一人の子供で、
2代目秦王に即位する
胡亥(こがい)が
向から生まれた麗
といったような
見方もできる。
争いは避けられない
向は元々、
田舎の貧しい
商人の娘だった。
そして、
後宮では向を
妬む者は多いという。

(原秦久先生/キングダム7巻)
身分の低い宮女が
王の子を産めば、
他の宮女から
妬まれるのは当然。
また、
政のもう一人の子供を
生んだといわれる宮女は
向と麗をどのように
思っているのだろうか?
明らかに
優遇されているのは
向と麗の親子のように見える。
向と麗の存在を妬む
可能性は大いにあり得る。
そうなると、
史実における
扶蘇(ふそ)と
胡亥(こがい)のように、
王位継承を巡る争いは
避けられないものになるだろう。
今後の展開に注目したい。
⇒政は史実通り暴君になる!?
⇒騰将軍は史実では文官だった!?
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