血の轍ネタバレ118話【考察と感想】後は死ぬだけって状態の静一。吹石の一言では何も変わらず
血の轍118話のネタバレ含む考察です。
※本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。
※今回のスペリオールの表紙の長澤茉里奈さんは沢山の写真集を出していてコアなファンが多いそうです(記事投稿者より)。
まさかお墓で吹石と再会するとは思いませんでした。
しかし相手は覚えていない様子。
全てが終わって、何もなくなり、後は死ぬだけって感じで思っている静一です。
まさか最後自殺でエンドってことはないよね、と感じますが、まだ母親と会っての決着があるでしょう。
覚えていない吹石
当然と言えば当然ですが覚えていない吹石。
長女らしき女の子の顔はまさに吹石そのものです。
似ていますね、と声をかけるくらいが精一杯。
実際に静一だと言うことは出来ません。
唯一自分のことを好きでいてくれた存在でしたが、あの時はママを選んでしまった静一。
ザ・マザコンの人生を歩んで、結果的にはその全てだったママに捨てられて今に至る。
何とも人生は皮肉なものです。
「長部」の一言の意味
覚えていなかった吹石。
しかし最後にすれ違いざま「長部」と一言だけ。
去り際になんとなく思い出したのでしょう。
でも振り向くほどでもない存在なのか。
何か吹石も思った様子は見えますが、だからと言って今更何を言うというのか。
子供が二人いて、パパもいる人妻。
もう別に道を歩いている吹石です。
もしかしたら、この吹石と一緒に子供と墓参りに来ているのは静一だったのかもしれないと思うと切なさもあります。
後は死ぬだけ
全てに蹴りを付けた安らかな表情で後は「いなくなるだけ」と考える静一。
もう何か悟りきった雰囲気です。
ママとの対峙は考えていないでしょうが、物語的にそんな訳にはいきません。
自分を捨てたママです。
まだ心のなかには平穏を作りながらもママの存在が大きく残っています。
それは父親が記した手紙にママの住所があり、それが東京だったことに動揺を隠せなかったことからも分かります。
一切吹っ切れていない静一。
今は平静を装っていますが、ちょっとした出来事で全てがひっくり返るはず。
それが東京の地で巻き起こるのでしょうか。
もしかしたら、しげるの両親も登場するかと思いましたが、すでに電車で戻っているところ。
後はママとの決着のみです。
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