血の轍ネタバレ99話|ママが黙って泣いてたと聞いて思考が動き出す
血の轍99話のネタバレ考察です。
何を考えているのか全くもって分からない静一。
父親と弁護士が来てママが知っているのかと改めて尋ねます。
黙って泣いていたというママです。
この意味は何か。
これを確認すると固まっていた静一の思考が動き出します。
それでは血の轍99話を考察していきます。
調査官の宮下にも冷静な静一
鑑別所での生活は時間に正確で起床や掃除の時間が決まっています。
ご飯も質素ながら栄養バランスを整えて作られており静一は大人しく食べています。
調査官・宮下と面会。
少年犯罪における通常の流れでしょう。
家庭裁判所の調査官が行う調査の流れの一例は以下の通りです。
- 事件受理・調査命令発出・記録受領
- 記録閲読・調査計画
- 保護者へ調査日時の通知
- 被害者に書面での連絡
- 第1回少年面接【今ココ】
- 第2回少年面接
- 被害者面接調査
- 事例検討会議
- 保護者面接
- 裁判官に中間報告
ここまでに拘束から最大で20日程かかります。
これ以降も面接や付添人との面談などを含め調査票を提出し、最終的な審判は3~4ヶ月を要する工程。
【参考資料】家庭裁判所調査官の業務について
何も喋らない静一にノートを渡す宮下
母親がしげるを崖から突き落とした事件での逮捕。
これを辛い出来事だっただろうと宮下が言います。
何も答えない静一。
いきなり喋れないと考え簡単な質問に移ります。
何も答えない静一。
黙秘権を行使しているというよりも何も考えていないというのが正しそうな様子。
静一にとってのママは以前まで強大な力を持っていたのは読者は知っているところです。
思考の全てをママ中心につくりあげていました。
宮下は何も答えない静一にノートを一冊渡します。
何でも書いて、そこから会話の糸口を探るというものなのでしょう。
確かに文章や絵からは本質が漏れるでしょう。
父親との面会でママのことを訊く
次なる面会者は父親と付添人です。
少しやつれている様にも見えます。
お前なりの理由があるんだな、と物分りの良い父親という感じ。
静一の表情は何も変わりません。
静一の中にあるのは「ママ」だけなのだと強く感じられるところ。
頭にあるのはママのことばかりです。
ママが泣いたと聞いて思考が動き出す
何かを感じたのでしょうか。
静一としてはママからの何か肯定的な反応を期待していたのかもしれません。
夜突然起き上がって「黙って泣いてた」という事実を考えノートに書き記していきます。
泣いた理由。
その意味。
今の現実がママにとってどういう心理を生み出したのか。
そういうことを知りたかったのでしょう。
外から監視員に注意される静一ですが、書きながら静一の思考が回り始めます。
一体誰のために、何のためにしげるを突き落として死なせたのか。
罪は意識して初めて苦しみが現れるものです。
静一はここから自分がしたことへの罪と向き合っていくのかもしれません。
血の轍99話の考察は以上となります。
マンガ好き
最新記事 by マンガ好き (全て見る)
- キングダムネタバレ818話【最新速報・確定】騰は寧と合流!博王谷が李信の首を狙う - 2024年11月19日
- ハンターハンターネタバレ407話【確定・最新速報】ボークセンとモレナが交渉ゲームを開始 - 2024年11月15日
- ワンピース1132話ネタバレ考察|ロキはニクニクの実の能力者!麦わらの一味に入る公算大|展開 - 2024年11月13日
コメント
- トラックバックは利用できません。
- コメント (0)
この記事へのコメントはありません。