血の轍ネタバレ114話|父親の意識戻る。しかし容体変化、おそらく死亡する
血の轍114話のネタバレを含む考察となります。
※本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。
父親が集中治療室に入ってしまいました。
ずっと気にかけている様子は見え隠れした父親でした。
そして意識が回復。
お金のことなど今後のもしもに対して少しだけ話す父親です。
医者からは回復傾向にあると聞いていたのであまり覚悟はしていなかったでしょう。
しかし鳴る電話口で「お父さんの容態が」と定番のパターン。
このまま父親は死んでしまうことになりそうです。
この悲しき現実に静一はどう向き合っていくのでしょうか。
日常に戻った静一
家に戻って一先ず日常の一日を過ごします。
工場でも何ら変化のない一日です。
父親が倒れたことを誰かに言うでもないのは今までと何も変わりません。
静一に何かを話す相手なんていないから父親のことなんて関係なく語る相手はいないでしょう。
その仄暗さ、何とも言えない虚無感。
本当にあのママが去ったその時に裁判所での人間が消え去った、その瞬間に静一の人生はある意味で幕を閉じたような印象です。
そしてまた父親の病院へ向かいます。
昨日まで居たはずの集中治療室にはおらず少し心配そうな顔。
意識が戻った父親
父親の意識が戻って回復傾向にあると一般病棟に移されていました。
見に行くと会話が出来るレベルになっている父親。
迷惑をかけたことを謝罪するのと同時にお金のことなどを話します。
棚の上にあるバッグの中、鍵を持っていけと言います。
そこにもしもの時のことも書いてあると自分に何かあった場合の遺書に近い書き置きを残していたのでしょう。
こういった終末の準備をする人も最近は増えていると聞きます。
特に息子をしっかりと見てやれなかった後悔のようなものが父親にもずっと付いて回っていたのが分かります。
ただ静一としては「だから?」という印象もあるでしょう。
寄り添う、見るだけ。
でもそれって腫れ物に触れるみたいなものだったんじゃないのか。
加害者遺族が悩み、どうすればいいのか分からずに混迷に満ちるのも有名な話です。
有名書籍である「加害者家族」では衝撃的な側面が語られました。
そういう意味では静一の父親はまだマシで十分向き合おうとした気がしてなりません。
容体が変化して父親に異変
医者からは容体は安定していると言われます。
しかし変わらず予断は許さない状況。
もう一度父親に会いにいくと手を握って欲しいとお願いされます。
完全なる死亡フラグではありますが、静一は握りました。
小さく、細くなっている手。
それに何かを感じた様子はありません。
父親は謝罪を一言だけして死亡します。
この一言の重みは身内が死んだことがある人にしか分からないかもしれません。
もちろん境遇は違えども、死に瀕した人の言葉の重み、それが血縁者となれば感じ入るところはあるはず。
でも静一は父親に何も期待せずに「見て見ぬ振りをしてきた人物」として捉えていたので心の動きは緩やかなものでしょう。
それでも何かを感じたのは間違いありません。
おそらく少しだけ心にあった凍った魂が溶解したのではないでしょうか。
また当たり前の日常に戻っていった静一ですが、突然電話。
容態の変化です。
要するに昏睡状態ということでしょう。
大体病院から連絡があるときは「もうだめ」という時なので、こういった連絡が来ると覚悟を決める必要があります。
おそらく静一の父親の死が訪れたということになるでしょう。
どうにも返ってこない日々に対して謝罪した父親。
その次の時にはもう父親はこの世からいなくなります。
最後に振り絞った謝罪に対して、静一が何かを言えた訳でもありません。
この父親の死が静一をどう変えていくのかに注目です。
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