私たちはどうかしている考察｜栞は姉妹の中で一番地味！？父に見放された孤独人生！椿に救われた！？

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(安藤なつみ先生/講談社/私たちはどうかしている)

老舗旅館の
長谷屋の娘、栞。

黒髪ショートカットで
天然癒し系キャラですが、
3姉妹の中では最も
地味な子と言われています。

個人的には地味には
見えない可愛らしい
女性だと思います。

栞が自ら“地味”だと
思ってしまうのはなぜか？

それには父親と深い
関係があったようです！

父親から地味だと
言われ続けた孤独な人生。

それを変えてくれたのが
椿の優しい言葉。

栞の心境について
見ていきましょう！

⇒栞の椿への執着がスゴイ！

地味な栞と美人な姉2人

栞は3人姉妹の末っ子。

栞の存在がかき消されて
しまうほど姉2人は美人。

美人姉達の妹として
生まれてきた栞は、
周りから地味と
言われ続けてきました。

そして自ずと栞自身も、
姉2人を比較対象として
生きるように。

できた兄弟姉妹を持つと
比べてしまうのは自然な感情。

それをフォローするのが
親の役目ではないかと思います。

しかし不幸なことに栞は、
親にまでも比較されて
育ってきたのでした…。

⇒椿は七桜を忘れて栞と結婚！？
⇒七桜は嘘の代償で赤ちゃんを失う!?

父に見放された過去

美人姉に圧倒されて、
周りから「いたの？」と
言われる孤独な人生を
送ってきた栞。

親に純粋な愛情を
受け取っていたら、
栞の自信のなさも少しは
変わっていたことでしょう。

しかし栞の父親は、
栞のことを「何の取り柄もない」
と否定します。

親からそんな言葉を
浴びせられたら、
ますます自己否定が
強くなってしまいますよね。

新しい着物も、
姉2人には新調しますが、
栞は早く結婚するから
いらないと言います。

平等に3人に新調させて
もいいじゃない…(泣)

周りの目を気にしてそうな
栞の父親。

姉2人と比べて
栞のことを出来損ないと
思っていたのでしょう。

栞にとって早く
結婚することが幸せだと
父親は思い込んでいましたが、
きちんと栞を一人間として見て、
向き合って欲しかったです。

⇒栞の椿への執着がスゴイ！

椿に救われた

辛い幼少期を送っていた栞。

そんな栞を
救ってくれたのが
椿の一言でした。

(安藤なつみ先生/講談社/私たちはどうかしている)

習い事で
絵付けをしていた栞ですが、
展示会で出した作品を
褒めてくれた椿。

初めて人に認められ、
栞が自分の存在意義を
見出した瞬間でした。

このまま自信のないまま
生きていくことになったら
栞が可愛そうすぎる…と
思った矢先の救世主。

これでは椿に異常なほど
執着してしまうのも
分からなくもないです。

きっと今の栞にとって、
椿は人生を好転させてくれる
たった一人の存在なの
かもしれません。

椿が自分の手に
入らない事態が起きた時、
栞がどう変わってしまうのか。

恐いですが、
楽しみでもあります。

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