キングダム考察|呂不韋は本当に死んだのか。最期の馬車は死後の世界
キングダム648話にて呂不韋が服毒自殺したシーンと、最終の描写で「死体がフェイク」だった事を伝えています。
果たして事実はどちらなのでしょうか。
嘘の死体
ミスリードを考えずに真っ直ぐと読んだままに考えるのなら「死体は偽物」という部分から呂不韋は生きていると言えます。
「外に出るのに何とも大掛かりなことをされましたねぇ」
「ただの外出ではない。そなたらとの放浪の旅だ。あのくらいせねば何かと面倒であろう」
「でも死体が別人とすぐ分かるのでは?」
「ばれるくらいでよい。大王は分かってくださる」
(キングダム648話の馬車内の会話)
これは馬車内の会話でそうなっているのですが、問題になるのはこの馬車の背景でしょう。
死後の世界を思わせる
呂不韋ほどの器ですから、死後の世界に至っても自らを奮い立たせて、また流浪の旅路に出る可能性はありそうです。
馬車の描写を見ると、雪景色ながら背景が描かれていません。
連れているのは女性なので、事実としてありそうなシーンではあります。ただ、ここに至るまでの描写が「偽物の死体を用意して逃げ出す呂不韋」に対する違和感を抱かせます。
最後の助言と政の表情
呂不韋が政を抱きしめて「ご武運を祈って」と言うシーンです。大敵であった呂不韋の行動に感動する場面でもあります。
この後で、河南を鎮める約束をする呂不韋と、その後姿です。呂不韋は河南から移動が出来ないために、中華統一の後の世を見れない事を嘆いていました。今思えば、別に河南からも色々と見ることは出来たでしょう。その時点で自分が存在できていない事を意味している様に思えます。もし逃げ出す算段なら、外からもその時代を見ることは出来ました。
この時点で自らの死を考えていたと思えてなりません。
そして、呂不韋の死を知った政の表情です。
死体が偽物だとして、それを知る前なので分かりますが、描写としても死を確実なものとして捉えている気がします。政ほどの人物なら、もし呂不韋の覚悟が本物でないと分かっていれば、この段階でも気付いている気がします。その手前の驚きの表情からも政にとって、それが事実であると感じさせるものだったのは明白でしょう。
あの後ろ姿はそういう意味だったのかと理解する政を感じ取れます。ここから、実は違いました~というのも微妙な気がしてなりません。
史実でも死亡している
呂不韋の死は史実でも確定しています。年も鄴攻めの翌年である紀元前235年と一致しています。
キングダムでは母親とロウアイの間に生まれた子供が逃されていたりと、史実と異なる部分もあります。よって、この呂不韋も本当に死んでいなくて、流浪の旅に女達と出たという可能性もあります。
明確にどちらであるかは分かりませんが、キングダムにおける呂不韋の役割は、これにて終結したと言えるでしょう。
キングダム648話のヤングジャンプでの右側の煽り文では『その流浪の路は永遠に続く』と締めくくられています。永遠は生者の言葉ではありません。とすれば、やはり死んでいる説も有力なものの一つとして捉えても良いのではないでしょうか。
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