【東京喰種:re考察】亜門はドナートを愛していた♦十字架を背負いポルポラを殺す鋼太朗♠

(石田スイ先生 東京喰種:re引用)
亜門はずっと十字架のネックレスを
付け続けていた。
まだそんなものをつけているのかと
言われながらも、
戒めとして持っている様子だったが
実際には違っていた。
だからこそ、
ドナートを目の前に討つべき相手を
討てずにいた。
父親の代わりという存在。
亜門にとっては、
忌むべき存在と分かりながらも
心はそうなれなかった。
父親という存在
自分自身も世界を歪めていた
張本人だと気付いた亜門。
それは、
あれだけの事をしたドナートに対して
父親への愛情のようなものを
持っていたことを意味する。
忌むべき存在で、
明らかに敵であるドナートを
心の中で愛していた。
その本性を知るまでは
やはり育ての親として良い父親
だったのだろう。
これは実際の世界でもよくある話。
悪い父親や犯罪を犯した父親でも
自分の前では良い父親だった
という場合には中々それで憎む
というのは難しい。
人間の人間らしさという部分を
亜門鋼太朗は見せてくれたと
言ってもいいだろう。
断ち切るために持ち出した
クインケの最終形態がまた
十字架というのも面白みがある。
背負う十字架
亜門はドナートを殺した。
体のほとんどを貫かれたドナート。
長年喰種として戦い続けた
ドナートだけに、
このダメージでもまだ生きている
という可能性も否定はできない。
しかし、
亜門の方が実力で上回っている
ということを示したといえるだろう。
ドナートもピエロとして、
一人の傍観者だったと
いえるかもしれない。
この戦いでの敗北によって、
この先に起こる世界を見届ける。
亜門は悲劇を生んだドナートという
父親がわりの存在を
愛していたという事実を受け止め
十字架を背負いながら
それでも前を向いて生きる覚悟を
決めていくだろう。
⇒【ドナートは死亡か!?】
滝澤の一言
ドナートとの戦闘中だった亜門。
苦戦を強いられながらも、
一歩踏み出せなかったのは
ドナートを愛していたから。
それを踏み出させたのは
滝澤の一言だった。
滝澤もまた同じような感覚に
なったことがあるのだろう。
それは法寺との戦い。
法寺は滝澤を喰種と認定しながらも
どこかでオウルとなった滝澤を
殺せない自分がいたのだろう。
それによって、
法寺は滝澤に殺されてしまう。
何が正しく何が間違っているのかは
わからないが、
あの法寺の愛がなければ
滝澤はこの場にはいなかったはず。
柵を捨てて、
自分がするべきことを分からせるため
十字架の首飾りを引き合いに出した
滝澤の一言。
目覚めた亜門は、
ドナートへの気持ちと共に
これからの世界のために何をすべきかを
理解して攻撃したと言える。
多くの者の因縁が
歪ながら解決に向かっている。
マンガ好き
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