キングダムネタバレ810話【確定】信の考える南陽との付き合い！恨みの連鎖切れるか
＜キングダムネタバレ810話【確定】信の考える南陽との付き合い！恨みの連鎖切れるか＞
南陽を治める上で、飛信隊の存在が重要だという騰大将軍。そして悩んだ末に出した答えは「共に飯を食う」だった。そんな中で世話役の長老が。
※キングダムの本編ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい。
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キングダム 73巻
龍安は無事な状態で格付けとしては剛京よりも騰大将軍であることが明らかになったところ。
しかし騰大将軍は剛京に対して、この状態のままで何とか統治に尽力して欲しいと願います。
批判的な剛京ではありますが、彼もバカではありません。
騰大将軍も軍にできることがあれば全面協力の構え。
まさに今まで誰もやったことのない統治の姿を南陽で見せていくことになりそうです。
そして飛信隊については、その存在が南陽に似ており、今回の統治において非常に重要になると騰大将軍。
その事を信が訊いて、ずっと考えていました。
南陽の民が大きな屋敷を李信将軍のためということで明け渡してくれました。
これに違和感を持つ信。
最初は断りますが、今の自分は侵略者であり、そして風貌を含め民からすれば「恐れる対象」であることを認識しました。
ここから信は南陽の民と食事を共にすることになります。
そんな中、一部では飛信隊に対して反旗しようとする動き。
信はそれを見ながら、ふと振り返ると今まで世話役をしてくれた南陽の長老である温形が短剣で襲いかかってきました。
これを見て、信はどう考え、次にどう行動していくのでしょうか。
それではキングダム810話を考察していきます。
理想郷にすべく統治
咸陽の答えとして騰大将軍が格付けでは上となりました。
しかしながら騰大将軍は剛京に対して、そのまま統治を願います。
当然ながら「不可能」と考える剛京です。
ただそれでもやらなければなりません。
今までとは違う国づくり、それこそ滅する国をどう吸収していくのか、その姿を南陽で見せなければならないからです。
非常に難しい任務であることは重々承知の上。
騰大将軍は改めて剛京に頼みます。
また軍としても何かしら手伝えることがあるのなら、と騰大将軍としても過去類を見ない統治の方法に試行錯誤の構えが見えます。
練兵が始まる
キングダム810話では練兵も開始されています。
当然ながら強制徴兵令で集められた兵士であり、素人ばかり。
但しツブな部分もあり、それはそれで今後の飛信隊を強化する素材になってきそうです。
キングダム810話で少し紹介されたのは長身の山の部族に、騎馬が異常に速い連中。
これらは後の飛信隊を救う集団になりそうです。
現状は練兵に信は出ていませんが、それは騰大将軍から「飛信隊がキモになる」と、この南陽統治について言われたからです。
但し、騰大将軍としても、その答えが見つかっている訳ではありません。
ただ一つ騰の勘として飛信隊は南陽の民に近く、それが重要な役割を果たすだろうということです。
屋敷を明け渡した南陽の民たち
信は南陽の中の大きな屋敷を寝床として提供されます。
当然、もとは人が住んでいた場所で、それを明け渡して信たちに提供するというものです。
これに対して、信は反対。
明け渡してもらう必要もなく、自分たちは外で寝ると言いますが、これに対して世話役の温形という長老は逆に猛反発します。
実際に、信のことは民には桓騎と変わらない脅威に見えています。
この事を我呂に言われて、改めて何かに気付いた信です。
まさか自分に対しても、相手国の民がそこまで恐怖心を抱くとは思っていなかったのでしょう。
ある意味で大きな気付きであったのは事実です。
そして、その上で信は何かないかと考え始めました。
そこには剛京の言葉もよぎっています。
「始めが肝心」
信の中に芽生えた、その肝心という部分。
どうすれば秦国による中華の統一が可能になるのか。
それを理想とする形を作り出せるのか。
そこで信が思いついた方法が「屋敷を借り受ける代わりに飯をごちそうする」というものでした。
喜びではない一緒の食事
当然、河了貂も含めて一緒に食事なんてものが受け入れられるものではありません。
南陽側では飛信隊を恨むものもいておかしくないでしょう。
それは今回の戦に限らず、過去の戦の末に身内を失ったケースもあるからです。
そんな中で、共に食事を実行する信です。
当然ながら南陽側でも「そんなことできない」という考えがはびこっています。
いつ殺されてもおかしくないような緊張感のある食事。
しかも女がいない飛信隊の中にあっては、女性も食事に一緒に出すというのは危険極まりないものです。
読者はそう思わなくても、実際に侵略された側としても恐怖しかありません。
ただ南陽の民が恐怖している中で、どんな刺客がいるとも分からない場に飛信隊は「武器を持たず」に現れました。
これだけでも飛信隊側にも恐ろしいまでの覚悟があることを南陽の民は感じ取ったでしょう。
それでも怖いものは怖いというのが事実ではあります。
当然ながらお通夜のような食事になっていくのですが、少なくとも河了貂の作るご飯についての美味しさは保証されたもので、少しずつですが南陽の民の心も揺らぎ始めているのが感じられます。
飛信隊を狙おうとする
中には食事の合間に短剣を取り出して「父親の仇」を取ろうとする子供も現れます。
それを南陽の民が止めている様子。
これを飛信隊も見えていますが、スルーしています。
当然ながら信もスルー。
それどころか、何かを思考しているように見えます。
そしてあろうことか、世話役だった温形が後ろから短剣を抜いて、信に襲いかかりました。
当然のように信は短剣を持つ手を捉えてしまいます。
ただ反撃する訳ではなく、じっと温形を見つめる様子。
そこに信は何を思ったのか。
不問にするにしても、状況が状況です。
ここで語られる信からの言葉、それが南陽の民の一部を懐柔し、結果的に南陽統治の大きな功績になっていくのでしょう。
キングダム810話は今までいない、統治の形とそれを考える信ということで意味深いものになりました。
マンガ好き
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