オイト王妃の計画は本当に成功したのか? 本物のワブルは守られたのかを考察【HUNTER×HUNTER考察】

HUNTER×HUNTER412話では、オイト王妃が約2か月前にホテルで娘と妹の息子を入れ替えていたことが明らかになりました。

現在、船内で「第14王子ワブル」として扱われている赤ちゃんは妹の息子であり、本物の第14王子ワブルは妹に預けられています。

これによって一見すると、オイト王妃の作戦は成功したようにも見えます。

しかし、本当にそうなのでしょうか。

実はハンターハンター412話を読み返してみると、まだ解決していない問題が数多く残されています。

今回は「オイト王妃の計画は成功したのか」という視点から考察してみます。

オイト王妃の計画とは何だったのか

まず整理しておきます。

オイト王妃の目的は非常に単純でした。

娘を王位継承戦から守ることです。

そのため、

・本物のワブル(娘)を妹へ預ける

・妹が産んだ男児を自分が引き取る

という入れ替えを実行しました。

重要なのは、この男児には王位継承権がなく、壺中卵の儀にも参加していないという点です。

つまり、船内にいる赤ちゃんは最初から継承戦参加者ではありません。

オイト王妃は「見た目だけは第14王子に見せながら、本当の参加者だけを外へ逃がす」という大胆な賭けに出たことになります。

最大の疑問は「継承戦参加資格」は何で決まるのか

「412話で問題になったのは『誰が王子か』ではなく『誰が継承戦参加者なのか』だった。」

412話で最も大きく変わったのは、「誰が王子なのか」ではありません。

「誰が継承戦参加者なのか」という前提です。

これまでは、

王子=継承戦参加者

という認識でした。

しかし412話では、

王子

壺中卵の儀への参加

継承戦参加者

という構造である可能性が浮上しています。

もしこの解釈が正しいなら、オイト王妃の作戦は理論上成立します。

船内にいる赤ちゃんは王子ではなく、継承戦の対象でもないからです。

しかし、まだ確定したわけではありません。

参加資格がどのように管理されているのかは、作中でも説明されていないからです。

壺中卵の儀の参加情報は誰が管理しているのか

ここで気になるのが、壺中卵の儀そのものです。

あの儀式では、王子一人ひとりが壺の前に立ち、守護霊獣を宿しています。

では、その対象は誰が確認しているのでしょうか。

考えられる可能性はいくつかあります。

・王のみが把握している

・祭祀を担当する王室関係者が記録している

・壺そのものが対象を認識している

・守護霊獣が自動で対象を判別している

もし王室側に詳細な記録が残っているなら、本物の第14王子が誰なのかを知る人物がいても不思議ではありません。

その場合、オイト王妃の作戦は最初から見抜かれていた可能性もあります。

本物のワブルは本当に安全なのか

現在、本物のワブルは妹のもとへ預けられています。

しかし、その居場所はオイト王妃自身も知りません。

一見すると安全に思えますが、逆に言えば誰も守れない状況でもあります。

もし継承戦の参加資格が壺中卵の儀によって決まっているなら、本物のワブルは今も継承戦参加者です。

つまり、船の外にいたとしても何らかの形で狙われる可能性は否定できません。

逆に、継承戦そのものが船内限定なら安全と言えるかもしれません。

しかし、その条件もまだ作中では語られていません。

また実際にビヨンドのソエモノによる念によって無防備なワブルが殺される可能性についてもクラピカは考えていました。

オイト王妃は「参加しているように見せる」ことを選んだ

興味深いのは、オイト王妃が娘を完全に隠したわけではない点です。

もし継承戦から逃げたいだけなら、最初から辞退を申し出るという選択肢も考えられます。

しかし実際には、

「第14王子は存在している」

ように見せ続けています。

これは逆に、「参加しないこと」の方が危険だと考えていたからです。

参加しないことは、つまりそのまま反逆行為とみなされ粛清対象になる可能性があったからでしょう。

つまり、

参加しているように見せながら、

実際には参加資格を持たない子供を置く。

この絶妙なラインを狙って、最悪の場合「参加資格がない」ということで許しを乞おうとしていました。

それでも残る最大の謎

とはいえ、この計画には一つ、大きな矛盾も残っています。

これまで船内にいる赤ちゃんには、守護霊獣を思わせるような黒い影や不可解な描写が何度も描かれてきました。

しかし412話で判明した通り、この赤ちゃんには継承権がなく、壺中卵の儀にも参加していません。

だとすれば、あの黒い存在はいったい何だったのでしょうか。

守護霊獣ではない別の念能力なのか。

あるいはビヨンド側の呪いなのか。

それとも、まだ明かされていない妹の息子の持つ能力なのか。

412話は「参加資格」という謎を解いた一方で、新たな疑問も生み出しました。

考察|オイト王妃の作戦は「成功」とはまだ言い切れない

現時点では、オイト王妃の計画は一定の成果を上げたように見えます。

少なくとも、クラピカは「船内にいる赤ちゃんは第14王子ではない」という真実へたどり着きました。

しかし、それは「娘が助かった」ことを意味するわけではありません。

本物のワブルは今も継承戦参加者である可能性が高く、その所在すら分からない状態です。

さらに、継承戦の参加資格がどのように管理され、誰が本物の第14王子を認識しているのかも判明していません。

412話は、オイト王妃の母としての覚悟を描いた一話であると同時に、「この計画は本当に娘を守れるのか」という新たな謎を読者へ投げかけた一話でもあったと言えるでしょう。

ワブルの黒い影は守護霊獣ではない?矛盾から考える正体



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