キングダム684話|確定ネタバレ考察|亜花錦は天才!飛信隊が本陣強襲で岳白公は戦う準備を始める
キングダム684話のネタバレを含む考察となります。
※本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。
亜花錦が登場して影丘の局面は大きく変化していきます。
趙としても突然自分たちの左側から謎の軍が出現したら面食らうのは当然です。
王賁としては登った先で挟み撃ちを戦略として立てていました。
結果的に玉鳳隊は敗れてしまいましたが、戦局を見切って今現れたの亜花錦。
天才的な戦略眼を持っていることが以前から伺えます。
それではキングダム684話を考察していきます。
王賁と亜花錦の作戦
まずは王賁と亜花錦の回想です。
亜花錦が暴走して右側の山を登った訳ではなく、これは当然ながら王賁の指示によるものです。
最終的に王賁は正面の崖を登ってどこかで拠点を作り、続いて亜花錦が秘密裏に登った右側からの奇襲。
要するに挟撃を行って趙を倒す戦略でした。
ただ亜花錦は地形的に容易に登れる訳もなく、急いでも三日はかかることを王賁に伝えていました。
飛信隊は速攻で急激な斜面を登っていましたが、亜花錦の場合は描写を見ても分かる様に馬を連れて行く必要があります。
騎馬ごととなれば容易な事ではないのが分かります。
飛信隊はあくまでも歩兵をまず急斜面を登らせてそこで拠点を作りながら緩やかな坂から騎馬隊が登れる道を作っています。
亜花錦が三日はかかると言った意味も分かるでしょう。
亜花錦の戦略眼が凄い
亜花錦は登る場所についても考えていました。
少し緩やかな場所が若干戦場近くにもありましたが、そこではすぐに趙兵に見つかってしまいます。
奇襲というからには趙に絶対に知られてはいけません。
更に秦から見て右側の奥まで進んで三日で何とか登りきります。
崖の上から玉鳳と趙兵の戦を見ていた亜花錦です。
当然ながら劣勢の中で玉鳳隊が全滅の憂き目にあっているのも見ていました。
亜花錦の部下は「降りて玉鳳を救う」と当たり前の判断を求めますがそうはなりません。
亜花錦の中で自分たちが趙に知られずここにいることがが勝利のために必須の条件であると分かっているのでしょう。
そこで現れたのが飛信隊です。
自分の指揮官である王賁の命よりも趙を討つという元より考えられていた策を優先した亜花錦と言えます。
勝つ為に捨てるものを見切れる人物が亜花錦と言えそうです。
当然亜花錦の中で王賁は死なないという感覚がどこかにあったのかもしれません。
この辺りは強烈過ぎる王翦の第一軍である亜光軍にいた時の名残もありそうです。
亜花錦は信じられない男ではなく天才
播陽としては亜花錦が助けに来なかった事に大して立腹している様子。
しかし河了貂はこの選択に驚愕します。
普通なら自軍の大将を救う選択をしてしまうものです。
河了貂は亜花錦が下した決断については、
「信じられない男」
OR
「戦術を深く理解している天才」
のどちらかであると考えます。
当然亜花錦は後者です。
朱海平原でも亜花錦がいなければとっくに王賁は死んでしまっていました。
自らの大将である亜光もまた亜花錦がいなければ朱海平原で首を斬られて晒されていたでしょう。
ここまで身を削りながら状況を判断して救える命を救う人物が「信じられない男」であるはずもありません。
結果的に亜花錦が逆側の崖上から騎馬で現れた事で趙の戦い方は大きく乱されることになります。
亜花錦は一旦森の中に消えていく
突然右側から現れた騎馬に乗った亜花錦の部隊。
これを危険と察知して即座に趙は左側に指示を出します。
反応速度はさすが扈輒軍の練り込まれた兵であると言った様子。
崖上に雑魚を集めている訳ではありません。
ただこれもまた亜花錦の策でしょう。
出てきて危険性を察知させた後で即座に森の中に撤退していきます。
それを追う趙兵ですが、崖上に騎馬隊を用意しておらず歩兵で追っても追いつけるはずがありません。
飛信隊は亜花錦が見えなくなり「逃げた」と考える者もいましたが違います。
趙からすれば信たちがいるのと反対側に強い騎馬の部隊が存在したとなれば「無限に右に軍を送る行為」は出来なくなります。
常に反対側に気を配りながらの戦は少しずつ防御壁に傷をつけていくことになります。
挟撃と奇襲作戦、相手の兵力を下げるなどは孫子兵法にもある勝つための重要な戦略でもあります。
※概略が分かり非常に読みやすい「孫子兵法」なので名前しか知らないという方にはお勧めの書籍です。
飛信隊が本陣を強襲できる
亜花錦の策によって飛信隊の動きは活発になります。
一方向では無限に湧き上がる兵によって動きを止められてしまっていました。
今の趙は逆側の崖に亜花錦という強い騎馬隊が存在しています。
飛信隊の主攻からは信や羌礼による武力突破。
そして崖を降りて逃げようとすれば羌瘣が容赦なく現れた兵を切り刻んでいきます。
今こそ最大の好機であると信の猛攻は一気に趙の内部へと侵攻していきます。
飛信隊が本陣に近づいてきたことが分かった岳白公は戦いの準備を始めます。
化け物みたいな巨躯と武器です。
これぞ信が相手すべき猛者という感じがしますが、本陣を強襲した信は苦戦もせずに岳白公を討つのではないかと感じます。
やはり武神である龐煖を討ち取った力は伊達ではないはず。
強そうには見えますが、岳白公に苦戦する信でもないと感じられてなりません。
但し岳白公が容易に討たれてしまうと扈輒将軍の底も見えてしまい兼ねませんので、少しは強さを見せる描写があると予想されます。
以上がキングダム684話のネタバレを含む考察となります。
雷土についてはまだ不明ですが、やはり死亡するフラグが出ていたと判断するのが妥当かもしれません。
信が岳白公を討てば桓騎の策も大きく動き出していくでしょう。
そもそも桓騎の策の中に飛信隊や玉鳳隊を想定したものはなかったはず。
雷土が捕まった事で作戦の変更を余儀なくされた桓騎が新たに出来た左翼側の影丘のルートを利用する場面が出てくるのでしょう。
次回は信と岳白公が一騎打ちでぶつかる展開になるでしょう。
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