怪獣8号ネタバレ考察|35話・36話|かつて防衛隊史上最強と謳われた男・四ノ宮功
怪獣8号の35話と36話のネタバレ考察です。
※本編のネタバレを含みますのでご注意下さい。
怪獣8号であるカフカの前に現れたのは現在の防衛隊の長官である四ノ宮功(しのみやいさお)です。
キコルの父親である彼が直接カフカと対峙することになりました。
防衛隊史上最強と謳われた男はどれほどの強さを誇っているのでしょうか。
怪獣2号から作られたスーツとアーム
四ノ宮功が使っているスーツとアームは怪獣2号という識別番号が付与された2番目の怪獣から作られています。
凄まじい破壊力と息絶える寸前まで屈しない気位の高さを持つ大怪獣。
この2号と呼ばれる大怪獣から作ったのが四ノ宮功のスーツとアームになりますが、使いこなせたのは1人だけとなります。
よって完全なる四ノ宮功の専用武器と言えるものです。
そのパワーは尋常ではありません。
四ノ宮功の強さ
四ノ宮功が放つ拳のパワーに押されて手足が貫かれるカフカ。
追い打つ様に胸の中央部に一撃を食らわせました。
カフカは已む無く怪獣8号化して心臓部に向けられたアームを防ぎます。
ただ36話で強引に登場した怪獣8号化したカフカの様子は少し違っています。
自我を確立できなくなっている様子で、言ってみれば暴走モードに近い状態と言えます。
怪獣8号の体内では最初に現れた飛んでいる虫の様な怪獣が「カイジュウコロス」と一言。
この飛んでいるが怪獣8号の本体というべきなのかはさておき、少なくとも「怪獣を殺すこと」を本能として生きているみたいな感じがします。
今は四ノ宮功のスーツとアームに対して「カイジュウコロス」と反応しているのでしょう。
四ノ宮功の技「隊式格闘術2式・発破」
怪獣8号の暴走モードの様な状況になっているカフカ。
速度が増していますが四ノ宮功は見事に躱してみせます。
これもまた人間の反応速度とは到底思えません。
そこからカウンターを打ち込もうとしますが、あり得ない方向に自分の体を破壊し折り曲げながら打ち下ろしの強打。
人間の常識で考えては足元をすくわれるということか。
ギリギリで受ける四ノ宮功ですが、何かしらの実験を試みている様子が見て取れます。
暴走怪獣8号の猛打ですが2号のシールドによって致命傷は避けられました。
ここで始めて四ノ宮功が技を繰り出しました。
「隊式格闘術2式・発破」
単なる掌底にも見えますが、2号が多用した技であり「ソニックブームによる打撃範囲の拡張」がベースとなっているものとのこと。
ソニックブームというのは超音速で生じる衝撃波と大音響のことを言います。
音速を超えた瞬間に起こる現象は面白く戦闘機好きの方などはよく知る所かと思います。
2号のアームを利用して超音速の一撃を暴走怪獣8号に与えた四ノ宮功ですが、全く怯むこと無く向かってきます。
怪獣8号はソニックブームを受けましたが核は別の場所に出して本体である肉体を囮とする無茶な戦法を使っています。
戦闘慣れが行き過ぎている気がしてならない怪獣8号です。
四ノ宮功のアームの出力を加味して危険と察知し、即座に肉体そのものを囮として核だけを外に出すという戦い方。
誰もが真似できるものではありません。
相手の心理と自分の肉体の構造、再生のスピードや気付かれる時間なども加味しての戦術です。
四ノ宮功の想定を超えた暴走の怪獣8号
まさか自らの弱点である核をむき出しにするような回避で次なる一手を考えてくる怪獣8号。
先に見せた肉体をグリンと壊しながら再生を繰り返して曲げるカウンター対策もさながら通常の怪獣では考えられない知性を感じる戦いです。
正直な所、怪獣8号は完全に人間の知性を凌駕した存在とも言えそうです。
四ノ宮功の戦い方に副長官の伊丹は「あえて負荷をかけている」と感じています。
実際にそうなのでしょう。
キコルは自分が命を救われたと父親である功に話したからかもしれないと感じますが、おそらく違います。
そもそもが四ノ宮功からしても今後の怪獣討伐において怪獣8号の存在が非常に重要な意味を持つと考えているのでしょう。
しかし怪獣8号36話のラストでは四ノ宮功の想定を超えて強度があがってきています。
しかもカフカの意志は更に薄れていく様子。
こうなると「かつて最強だった」と言う四ノ宮功も撃破されてしまうかもしれません。
ただ「カイジュウコロス」と怪獣8号の本体は言っていました。
四ノ宮功のスーツとアームが限界を超えてしまえば怪獣8号がそれ以上の追撃を行うとは思えません。
またカフカの意志が怪獣8号を上回った場合も同じでしょう。
四ノ宮功を凌ぐ強さの隊員が存在
今回で四ノ宮功の強さは分かってきました。
この強さも「かつて最強」と付けられています。
現在の防衛隊においては長官である四ノ宮功を凌ぐ逸材がいることを示しているのでしょう。
おそらくは1番隊を担う隊長なのではないかと推測されます。
そしてこの1番隊隊長は防衛隊の長官である四ノ宮功でも御しきれない性格的な難点がありそうな予感。
亜白ミナは3番隊だったので強さの順位で言えば防衛隊の隊員では3番目に位置するのではないでしょうか。
そして1番隊を担う人物も識別怪獣の武器を揃えているものと考えられます。
四ノ宮功がこのまま8号を止めるのが難しい状況であれば、カフカが意志を取り戻すか、怪獣8号がスーツとアームの沈黙と同時に戦闘をやめるか、四ノ宮功以上の強者が現れて止めるかでしょう。
マンガ好き
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