【キングダム考察】山の民は実在したのか♣バジオウはオリジナルで楊端和は史実♦
(原泰久先生 キングダム引用)
山の民が大きく活躍した、
鄴攻めという戦い。
今まではどちらかといえば、
援軍に近い様子が描かれた。
今回の橑陽において、
楊端和を総大将として李牧の
側近中の側近である舜水樹に
犬戎という荒くれ者との戦。
改めて、
山の民というのが存在したのか
という部分を考えてみたい。
匈奴との戦い
李牧が匈奴との戦において
有名になったのは、
キングダムでも史実でも同じ。
守りの将として、
歴史上でも稀有な凄腕の将軍だった。
匈奴に苦しめられた趙だが、
秦国が中華統一を成した後でも
この匈奴は厄介な存在として残る。
それを大軍勢でねじ伏せて有名に
なったのが実は蒙恬だった。
史実では、
李信(信のこと)や王賁よりも
一世代分かった蒙恬。
本来の活躍は、
秦の始皇帝の時代となっている。
犬戎という存在は実在した。
そして、
春秋戦国時代が始まるきっかけにも
なっていたのは事実。
別れた犬戎
犬戎は後にいくつかに分裂している。
これはキングダムでも言われていた事。
その末裔が趙の橑陽に巣食っていた犬戎。
しかし、
他にも匈奴や今の山の民に別れたと
いう話になっている。
実際に、
犬戎(西戎とも呼ばれる)は
多くの民族や種族に別れた。
北はテュルク、
南はチベット族、
チベット人の祖と言われるイ族など。
そう考えると、
オリジナルの設定ではあるが、
多くの種族がまとまって山の民として
楊端和軍に仕えている
というものが理解できるかもしれない。
⇒【趙の三大天呼称は実在しない!?】
⇒【信は趙滅亡に絡まない!?】
バジオウはいない
相当多くの種族に分かれて、
山に暮らしながら、
それを統一した楊端和。
山の民のモデルが一つ一つにある
ということはない。
当然ながら
バジオウについても史実に存在する
人物ではない。
他の山の民も同様。
フィゴ族もメラ族もオリジナル。
楊端和については、
史実にも存在する武将。
但し、
楊端和についてはほぼ間違いなく
男だったと言えるだろう。
しかも、
山の民という設定ではあるが、
実際には通常の将軍だったと
考えていい。
⇒【朱海平原の史実は王翦圧勝!?】
⇒【昌平君は秦国を裏切る!?】
楊端和とバジオウ
楊端和とバジオウは
小さい頃からの繋がりだった。
命を賭けて楊端和を守るバジオウ。
その強さは計り知れないが、
この先で楊端和がバジオウを夫として
迎え入れるということも十分にある。
仮面の下が僅かに見えた、
鄴攻めの戦。
2人が結ばれて子供が出来るという
流れになるのなら、
楊端和が史実どおり趙の滅亡までしか
登場しない意味も分かる。
⇒【楊端和は史実で趙攻撃が最後!?】
⇒【李牧は史実でも最強の武将!?】
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