【ハンターハンター考察】クラピカ奪う人差し指の鎖(イルカ)の能力はクロロの盗賊の極意からヒントを得た♠
(ハンターハンター 新記録 351話 引用)
クラピカの能力である
奪う人差し指の鎖。
「スチールチェーン」
この能力は、
イズナビに言われて
残しておいた一つ。
仲間と戦う為に、
必要になるだろう能力
だったのだろうが、
クラピカはそれでも
1人で戦う力を選んだとも
取れる言葉を使っていた。
スチールチェーンのヒント
このスチールチェーンの
モデルになっているのは、
ほぼ間違いなくスキルハンター
ということになるだろう。
その能力の特性が、
人の能力を奪うというもの
であることも勿論、
それを使用出来るあたりも
同系統と言える。
クロロについては、
特質系の能力であるが、
クラピカもまた奪った後の
使用については
特質系の能力ということになる。
特質と特質。
これもまた一致。
更に、
その先端に描かれた
モチーフはイルカと十字架。
先端部分を下に向ければ、
まさに幻影旅団団長クロロの
纏っていた逆十字に等しく見える。
1人で戦うつもりで
習得したその他の能力と異なり、
幻影旅団編でキルアやゴン、
レオリオと共に戦った後に
覚えた能力。
なぜ仇でもある
幻影旅団の団長クロロの
能力に似た能力を得るに
至ったのだろうか。
手段を選ばない
本来、
憎むべき相手の能力と
同じような能力を
会得しようとは思わない
気がしてならない。
しかし、
クラピカはあえてそれを
習得した。
その理由は、
やはり目的遂行のために
必要だからということに
なるのだろうか。
実際に、
仲間と共に戦ってみて、
共闘する意味で使いやすい
能力を想像はしただろう。
しかし、
自分の実情から、
やはり1人で戦える能力の
習得が第一と感じたのか。
幻影旅団はチームで動く
こともあれば個人で動く
こともある。
その旅団を束ねるのが
団長のクロロ。
彼の能力が、
集団戦にも個人戦にも
強いことを本質的に
理解していたのかもしれない。
仲間がいて
クラピカの中では、
この能力もまた
1人で戦うための
能力だと思っているだろう。
しかし、
実際にはエンペラータイムのみ
の使用であり、
奪う際も注射器を刺して
オーラを吸い取る行為が必要になる。
捕縛するための能力を
幻影旅団に限定している
クラピカにとっては、
この注射器を刺してオーラを
吸い取るということ自体が
中々に困難だと言える。
他の能力を見ても、
回復のホーリーと、
律するジャッジ。
ホーリーも強化系の能力を
使用するため、
エンペラータイムを実施しないと
効果は低い。
ジャッジメントチェーンも
また同様。
通常時に使用できるのは、
汎用性の高いダウジングチェーンのみ。
これでは、
旅団以外の戦闘は
かなり厳しいものになるだろう。
1人で戦う力と考えながらも、
どこかで仲間と一緒にいて
はじめて役立つ能力に
しているのかもしれない。
クロロへの思い
幻影旅団編を経て、
クロロへの思いに変化が
あったのは間違いない。
恨むべき相手でありながら、
残忍さだけではなかった旅団員。
そして、
少なくともパクノダからは
慕われていたクロロ。
そんな中で、
怒りと復讐心だけで
生きてきたクラピカの心境に
大きな変化が生まれたと言える。
さらに、
ゴンが言った仲間の緋の眼の奪取。
仇として思っていたクロロを
討とうという気持ちは、
もうかなり薄らいでいるのだろう。
だからこそ、
集めた先には何もないと
分かっているクラピカは
どこかいつも闇を抱えている
雰囲気が出ていると言える。
クロロの能力にヒントを
得たであろう人差し指の鎖。
ここに十字架を刻んだ
クラピカの心。
そこには、
「許し」
というものが
あるのかもしれない。
⇒【スチールチェーンはレア能力!?】
⇒【ハンゾーの念能力は忍術!?】
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