ドリフターズ考察|サンジェルミ伯爵の正体は!モデルはサンジェルマンで不死伝説を持つ人物
この記事では「ドリフターズ」に登場するオルテ帝国の貴族「サンジェルミ」について考察します。
モデルとなっているサンジェルマン伯爵は18世紀ヨーロッパの社交界にあらわれたと言われています。
サンジェルマン伯爵も様々な伝説を持つ謎の人物として有名。
この「三重の叡智」にサンジェルマン伯爵について詳しく記されています。
マンガ「ワンピース」に登場するサンジもジェルマ66を出自としていて彼が名前の由来だろうとされています。
サンジェルマン伯爵の正体については「不老不死説・錬金術師説・宇宙人説・タイムトラベラー説」など様々な説があるオカルト界のシーラカンスです。
記事内ではドリフターズ登場人物を「サンジェルミ」、史実での人物をご紹介する際はサンジェルマン伯爵と記述します。
また、この記事はあくまでも作品内のキャラクターに関する考察でとなります。
実在の人物に関しては諸説ある状態でどの部分が元ネタとして採用されるかを楽しむのも一つです。
モデルとなった不死説のサンジェルマン伯爵
都市伝説としても御用達といえるサンジェルマン伯爵。
サンジェルマン伯爵は12ヶ国語を理解し「音楽・美術・科学・化学」の知識もあると言われる天才です。
ヨーロッパ全土や様々な地域で存在が語られる謎の人物。
彼の半生は謎に包まれており、4000年以上の時間を生きたと語られることもしばしば。
フランス社交界で活躍するのは67歳以降だったとされていますがその容姿は、40歳よりも若く見えたとされています。
サンジェルマン伯爵は物語に登場するモンスターのように概念化された存在なのか、単純に若く見える(また見せる技術を得ていた)のか、それとも不老不死の存在なのか。
サンジェルマン伯爵についても正体は諸説あります。
過去には「年を取らない(見た目が変わらない)」とされる人物は他にも存在していました。
詳しく調べるとがん細胞が関係していたとされる説も多く存在しています。
がん細胞の不老不死の性質が話の中で影響しているのでしょう。
ダイヤモンドも錬成できた
また蒸気機関などの知識も持ち合わせている天才サンジェルマン伯爵。
人造ダイヤモンドを作り出したとも言われていて、高レベルの科学者(当時の呼び名で言えば錬金術師とされた)だったのではないかとも考えられています。
現在では数々の人工ダイヤモンドが登場していて物珍しさも無くなりました。
これは人工ダイヤモンドの代表格であるキュービックジルコニアです。
素人目に判断するのは極めて困難なレベルでの精製が今では可能になってしまいました。
しかし1700年代にこれが出来ていたのなら恐ろしい限りです。
ただレベルの高い手品師であったのではないかとも言われています。
プレステージはそういった科学と手品師が織りなすどんでん返し系のサスペンス映画なので好きな方は一度見て下さい。
話を戻して、サンジェルマン伯爵に関してはタイムトラベラーではないかとする説もあります。
都市伝説の定番ではありますが日中戦争の最中もサンジェルマンが目撃されたと言われています。
どれも確証には至らずとも「かなり不思議な人物であった」というのは事実なのでしょう。
ヨーロッパ最大のミステリーと評されることもあるほどです。
ドリフターズ登場のサンジェルミはこの不思議な都市伝説御用達のサンジェルマン伯爵をモデルにしています。
「サンジェルミ」の部下たちは誰
「サンジェルミ」の部下「アレスター」と「フラメー」にもモデルとなった人物がいると思われます。
「アレスター」は作中での言及はありませんが、アレイスター・クロウリーが元ネタではないかと予想。
アレイスター・クロウリーは20世紀のオカルティストで魔術結社を主催していて法の書と呼ばれる著作がありました。
この辺りのアレイスターの著作も読めば分かるが理解するのが困難な代物となっています。
また「フラメー」も言及は無いのですが、モデルはニコラ・フラメルではないでしょうか。
(ハリーポッターの世界ではニコラス・フラメルとして登場しています)
ニコラ・フラメルは錬金術師として知られており、賢者の石を作ったともいわれている人物です。
この2人は死亡時期がおおむね特定されているので、漂流者(ドリフ)ではなく「サンジェルミ」に仕える仲間ということになりそうです。
「サンジェルミ」は彼が語った通り漂流者(自称)だとして「紫(ムラサキ)」によって送り込まれたとすると「アレスター」と「フラメー」もあの部屋を使ってきたのでしょうか。
「紫」が送り出す漂流者の条件としては「死亡が定かでない歴史上の人物」が多いため単純にオルテで出来た仲間を戯れに名付けただけと考えられます。
売国奴のサンジェルミ
オルテ建国の黒幕。
「サンジェルミ」はオルテ帝国を国父「アドルフ」と共に建国した大貴族としてドリフターズ2巻に初登場します。
彼はオルテ建国以前からこの世界の貴族として存在していたことが作中で描写されています。
「サンジェルミ」が通常の漂流者でないことは第3巻で「紫」の名前を呼んでいることからわかります。
「紫」の会社とつながりがある人物で、以前に何度かあった廃棄物(エンズ)との戦いも知っている人物なのかもしれません。
飛躍しすぎかもしれませんが来るべき廃棄物との戦いに備えて「アドルフ」に手を貸したとも予想されます。
国家M&Aコンサルタントとしての存在
作中の「サンジェルミ」を一言で表現すると「オネエ系国家M&Aコンサルタント」といったところでしょうか。
オルテ帝国が無能と見るや新勢力の漂流者「豊久」たちにあっさりと乗り換えていました。
サンジェルミ伯爵の分析力や交渉能力の高さがうかがえます。
「サンジェルミ」はオルテ首都防衛戦から国盗りまでを通じて、戦闘自体にはほぼかかわっていません。
軍師・参謀は「ハンニバル」と「信長」がいるため外交・情報」面に特化した文官タイプの能力で活躍します。
「サンジェルミ」は第4巻187Pで「信長」を三國志の陳宮に例えています。
あんたさコーメーとかシューユっぽい立場風のノリだけど今の現状「陣宮」ぽいわよね。
-サンジェルミ伯爵-
(ドリフターズ4巻)
二人を中国の前漢建国で劉邦に仕えた人物に例えるならば「信長」は張良(ちょうりょう)であり「サンジェルミ」は蕭何(しょうか)といった役どころではないでしょうか。
「ハンニバル」は韓信(かんしん)が当てはまりそうです。
「サンジェルミ」は能力でグ=ビンネンとの外交交渉などで活躍し、有能なオネエ内政官として魅力的なキャラクターとなっていきます。
有能オネエ「サンジェルミ」の黒王戦
「サンジェルミ」は6巻以降が黒王軍との決戦「サルサデカダンの戦い」となっています。
修羅の戦いが描かれる戦場にオネエ文官の出番など無いので登場していません。
単純に作者の平野耕太先生に忘れられているだけかもしれませんが、後方部隊として仕事をしているものと思われます。
機を見るに敏な「サンジェルミ」ですので王都を捨てて廃城で敗軍となったドリフと合流していくのではないでしょうか。
「サンジェルミ」の軍500名は「信長」の種子島部隊に組み込まれてしまい、守備戦力などないので王都は捨てるしかありません。
廃城の準備は童貞人間ミルズが行っていますので「サンジェルミ」がやるべきことは籠城戦に向けたグ=ビンネンへの援軍交渉と兵站の確保が主な仕事になりそうです。
サンジェルマン伯爵とどこまで類似するのか
謎の人物サンジェルマン伯爵をモデルにした「サンジェルミ」についてご紹介してまいりました。
「サンジェルミ」は謎の多すぎる人物でキレ者の臭いのするオネエです。
作中ではグ=ビンネンとの交渉で「うんこ」をキーワードにゴリ押しするところから頭はいいのに残念ながら子供っぽいところがある性格である事がわかります。
先ほど「サンジェルミ」を蕭何に例えましたが「サンジェルミ」の本当の仕事とは黒王軍との戦いの後の「政務官」としての世界の修復なのかもしれません。
今後の世界で大きく活躍するであろうキングダムで言えば李斯のような後の傑物である可能性も高そうです。
サンジェルマン伯爵は数千年も生きた不老不死の人物であり、それだけ生きたからこその知識も備えています。
知略に長けているのは今でも分かるところではありますが、今後このモデルであるサンジェルマン伯爵を元に「サンジェルミ」も他が全く予想しない大技を見せてくれるのではないかと期待しています。
以上がサンジェルミに対しての考察となります。
※この記事はドリフターズ好きのライターさんが書いてくれました。
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