ハンターハンター考察|ドン=フリークスはジンの父親。ゴンとは兄弟ではないか

今もなお、暗黒大陸の西を巡っていると考えられるドン=フリークス。

ハンターハンター344話 /冨樫義博先生/集英社
大陸紀行の作者ドン=フリークス
フリークスというだけあって、ジンやゴンの血縁関係なのは間違いないでしょう。
そして、これまでも言われてきたドンとジン、そしてゴンの関係を考察していきます。
ゴンとジンは親子関係なのか
ゴンは物語の最初でジンと会うことを目的に冒険スタートとなっています。
「親父に会う」
これが冒険の始まりであり、目的でもあります。
そして、ハンター試験に合格してジンと同じハンターになりました。
キメラアント編で変貌を遂げたゴンをアルカが救って無事にジンと合流する結末となります。
少なくともジンと会う事には成功したゴンです。
暗黒大陸の話も、ジンから聴いたゴンです。
この段階では念の習得前の様な状態に戻ってしまっていますが、冒険の目的としては一応の解決を見たようになっています。
しかし、ジンが暗黒大陸のことを説明している時に登場した先の名前。
ドン=フリークス。
これによって、一つの仮説が浮上しました。
ドンはジンの父親ではないか
ドンがジンの父親ではないかという説が出てきました。
ちなみに300年以上前に新大陸紀行が発売されています。
どの時代にもバカがいてな。
その中でも300年以上前にたった一人で無限海(メビウス)沿岸をくまなく探検しようとした奴がいる。
そいつは自分の探検を本にした。
「新大陸紀行」の「東」と「西」!
だが見つかっているのは「東」だけで西は一冊も見つかっていない。なぜか?
考えられる理由は3つ。
単にまだ見つかってないか、
志半ばで挫折して本になっていないか、
現在も書いている途中か・・・だ!
-ジン=フリークス-
(ハンターハンター344話)
このセリフの中にも気になるポイントが幾つかありますが、少なくともドン=フリークスが生きているのなら300歳以上となります。
ネテロ会長でもそこまでの長寿ではなかった事を考えると、300歳でジンの父親っていうのは無理があると感じそうなもの。
但し、場所は暗黒大陸です。
暗黒大陸には究極の長寿食や、万病を治す香草などが存在している訳です。
念能力者が、元々寿命が長いのはネテロ会長を見ていても分かりますが、その会長ですらも驚愕した暗黒大陸を回れるほどの実力者です。
圧倒的な長寿である事に加えて、手にいた暗黒大陸での「希望」と呼ばれるもの。
そう考えるなら、暗黒大陸の希望を手にしながらの念能力者であれば、300年以上若い体のままで生き続けていても違和感はないでしょう。
だとすれば、ジンの父親もドンという可能性がゼロでは無くなります。
仮にドン=フリークスがジン=フリークスと直接の血縁関係にあったとしましょう。
そうなるともう一つ気になる事があります。
ゴンの父親はジンじゃなかった
ジン=フリークスはゴン=フリークスの父親である、と描かれていますが、本当にそうなのでしょうか。
確かに年齢的にもそうです。
しかし、母親も不明で、ジンは突然ゴンをミトの元に置いている事情があります。
ジンは自由人の代表の様な人物ですが、子供を置き去りにするタイプかと言われれば疑問です。
面白いことを好むとはいえ、曲がったことが好きとは思えないジン。
ミトのことを無視して、他の女性との間に子供を作るだろうっていう疑問が湧いてきます。
「それはないだろう」と思いませんか?
もしも、ゴンがジンの息子ではなく、弟(腹違いの可能性もある)だとすればどうでしょう。
辻褄があってくる部分が多くなります。
ハンターハンター345話でもゴンの感覚が一致しているのが分かります。
やっぱりジンは父親っていうより、噂に聞いてた親戚のすごい人って感じで。
-ゴン-
(ハンターハンター345話
実際にはドン=フリークスがジンに渡した腹違いなりの弟だったのではないかと推察も出来ます。
ゴンはジンを親父とは呼ばなくなった
念が使えなくなり、ひとまずジンについていくことを止めたゴンです。
そこでミトと話していた時の会話。
それよりも前ではミトが「ジン」と呼んでいるのに対して、今までゴンは「親父」と呼んでいました。
しかし、この暗黒大陸の話ところでのミトとの会話ではゴンは「ジン」という呼び方に変えていたのです。
「親戚のすごい人」という感覚から呼び名を変更したのでしょうが、これが一つの伏線と考えられます。
もしも、ジンとゴンが兄弟なら、親父と呼ぶよりも、ジンと呼ぶほうがしっくり来るのは頷けるでしょう。
物語の目的
「親父に会う」
それがゴンの目的でした。
人間の世界編での終結で、一旦は親父と思っていたジンと出会いこの目的が達せられたことになります。
しかし、暗黒大陸を現在も歩いていると思われるドン=フリークスという存在が明らかになりました。
この存在で、もう一つ大きな世界で「本当の父に会う」という物語の流れになる可能性は大いにあります。
この発想は冨樫先生のあの作品にも由来するところでしょう。
幽遊白書の幽助の父
冨樫先生の名前が有名になった作品と言える「幽遊白書」です。
この作品の主人公は浦飯幽助。
実は、彼は大隔世遺伝によって、雷禅という魔界に君臨する強い妖怪の血を引いていたのです。
幽遊白書における魔界は、ハンターハンターにおける、暗黒大陸に近いものでしょう。
流れとしては非常に似た部分があると感じられます。
勿論、浦飯幽助は大隔世遺伝という特殊な遺伝形式を取っているのでゴンも同じパターンがあり得ます。
ドンの息子として、ジンやゴンではない他の存在がいて、その息子がジンやゴンという可能性も当然にあるでしょう。
勿論、そのままジンがゴンの父親だというのもスタンダードにあり得ます。
あらゆる設定に耐えうる設計に成っているのがハンターハンターだと言う話をどこかで冨樫義博先生がしていました。
(石田スイ先生との対談だったかな?)
そう考えると多くの可能性を取り出せるマンガである事が分かります。
ドンはなぜ「西」が在ることを知っているのか
少し話を戻しますが、ジンが「新大陸紀行」について解説していた時です。

ハンターハンター344話/冨樫義博先生/集英社
新大陸紀行には「東」と「西」がある
ここで「東」しか無いことに3つの可能性を示したジンですが、そもそもなぜ「西」があると分かるのでしょうか。
確かに「東」が出てるから「西」もあるだろって事とも取れます。
それでも自信満々に3つ目の「書いている途中か・・・だ!」と注目させているのが気になります。

ハンターハンター344話/冨樫義博先生/集英社
新大陸紀行に「西」が無いのは書いている途中だから
またジンはドン=フリークスという人物の名前を知っていました。
「どの時代にもバカがいてな」とそこまでの偉人に対してバカ扱いをするあたりも自分の父親である事を示している様に思えます。
何よりゴンという存在をドン=フリークスが連れていたのだとすれば、何らかの方法でジンはドンと会ったもしくは接触した可能性があります。
暗黒大陸編の父親探しはジンが行う
世代を超えた物語として描くのだとすれば、最初はゴンがジンを探す旅に出ていくストーリー。
それを継いで、次にジンが父親であるドン=フリークスを探すストーリーという構図を取っている場合もあります。
但し、現在2021年1月時点では暗黒大陸に向かう船内での王位継承戦の序盤と言える様な状況です。
ここから毎年10話ずつ進めたとしても、暗黒大陸に入らずにハンターハンターそのものが未完のマンガとして勇姿を飾る可能性はゼロではありません。
果たしてゴンとジンとドンの関係が結論として示される日が来るのでしょうか。
来ないかもなぁ~、冨樫義博先生の大ファンですが、そんな気がしてきています。
非常に楽しく拝見させていただいております!
面白い考察ですね、おもわず見入ってしまいましたm(_ _)m
作者はパターン化しやすいですからね
まったく違うもの描くのは難しいんでしょう
ゴンは感情の制御が効かなかったり暴走したり、無邪気過ぎたり善悪の判断基準が曖昧だったり、念能力が異常なほど爆発的に大きくなったりとか、明らかに普通の人間とは違ってる。
だから、実は、ゴンは暗黒大陸のもので、ドンが見つけて、ジンに託されたみたいな流れで、ジンが暗黒大陸から持ち帰ったものじゃないかなとか思ったりしてみる(ある意味アルカに似た災厄的な立ち位置で、ゴンがアルカとの絡みで念が使えなくなったのも災厄同士だからみたいな何か意味有りかもとか思ってみたり)。
あとは、曲がったこと嫌いなジンが女と子供つくってその子供置いてったりするかな・・?とか、ゴンがジンを父親って認識してない描写がけっこうあったり、ゴンが自分の母親についてジンに聞かなかったこととかもそういう意味の伏線かなって思ったりしてみた。