十字架のろくにんネタバレ58話|漆間が罪無き刑事の安西全一を殺す!後戻り出来ない
十字架のろくにん58話のネタバレ含む考察です。
※本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。
⇒未読の方はマガポケにて十字架のろくにん58話を御覧下さい。
漆間の犯行を見てしまった刑事の安西全一。
久我をブロックで潰したところに入り込んでいきました。
まさに最悪のタイミングでの遭遇でした。
そしてまだ終わらせる訳にはいかない漆間は差し伸べられた手を無視して安西の首を締めます。
そのまま安西刑事を殺害。
遂に漆間は罪なき人まで殺してしまうことになりました。
漆間もまた悪魔になった瞬間と言えるでしょう。
至極京という悪魔と戦うために、自らも悪魔と化した漆間俊です。
それでは十字架のろくにん58話を考察していきます。
安西が差し伸べる手
安西全一は漆間の犯行を目撃。
すでに散らしたミンチ肉の様になっている久我を見ています。
想像していたよりも状況が悪く、行方不明者も殺してしまっていると判断。
それでも「逮捕!」などとはならず、まだ心を救えると手を差し伸べる安西です。
安西はこの状況下でもまだ漆間がやり直せると考えています。
一緒に償おうと誘う様子ですが、それに漆間が対応するとは思えません。
イジメ相手に両親を殺されて、弟を寝たきりにさせられた復讐なので情状酌量の余地もあると考えているのでしょうか。
但し本当に復讐なのか、その証拠はありません。
少年とは言え計画的な連続殺人となればまともな処遇にはなりません。
死刑にはならずとも即実刑で長期刑もありそうです。
安西の手は握れない
差し出された手に対して、血塗られた手を近づける漆間。
しかし当然ながらそれを受け取ることは出来ません。
そのまま漆間は安西全一の首を締め上げて浮かせます。
完全に殺意を持った、真っ直ぐな絞殺。
漆間は安西、殺さなければいけないやつがいると説明。
そうです。
全てはこの根源的な悪である至極京を殺すために進めてきた計画とも言えます。
今ここでやめてしまっては、また同じ悲劇が起こるとも限りません。
何よりこれまで四人を殺害しながら親玉を放置しては復讐の何もないでしょう。
当たり前ながら、安西を殺すことには躊躇があるのは見て取れます。
手で締め上げてはいますが、ここで漆間は涙を流しているのです。
殺したくないけど、殺すしか無い。
そういう思いなのでしょう。
安西の走馬灯
優しさのあった漆間俊。
まだ小さかったころ、あの両親がなくなった時点。
そこで見た漆間俊は室内に入りこんだ蝶々を窓を開けて逃してあげる純粋無垢な少年でした。
もしあそこで捜査をもっと進めていれば、今の漆間という怪物を生み出さずに済んだかもしれない。
最後に訪れる安西の思考ですが手遅れ。
それももう完全に手遅れでした。
安西全一の力は抜け落ちて、遂に漆間は何の罪もない、正義の側にいるはずの刑事を殺してしまいました。
何とも悲しい回となった十字架のろくにん58話。
もう後戻り出来ない状態であり、刑事が殺された、行方不明になったとなれば捜査も大掛かりなものになるでしょう。
至極京を殺すのにさほど多くの時間をかけられないのがよく分かります。
漆間の精神もまた、この罪なき人を殺めたことで昏い場所に落ち込んで一層の闇を抱えることになるでしょう。
その状況すら至極京は愉しんで見る展開もありそうです。
悪魔VS悪魔。
どちらがどんな策を弄して勝利をおさめるのでしょうか。
この時点で本当の意味での十字架を漆間俊も背負ったと言えそうです。
これで六人目の十字架でタイトル回収です。
あとは最終戦を残すのみ。
マンガ好き
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