血の轍ネタバレ98話|ママと内省の中で会話する危ない様子の静一の姿
血の轍98話のネタバレ考察です。
遂に始まった鑑別所での日々。
とは言え、何かに怯える様子も無ければ何かを感じている様子もありません。
「淡々と」
という言葉が最もしっくり来る感じの静一ですが、98話では内省の時間に自分の内側で母親との対話を行っています。
静一と弁護士の接見
静一は弁護士の江角という女性と接見することになりました。
江角は味方であると伝えながらも静一は何も変わらずに俯いている。
誰かと分かりあえたり罪を軽くするために何かをしようなんて気持ちは無い気がしてならない。
江角は黙秘権について伝えます。
何も言わない静一。
人間関係で一番困るのが怒ったりするでもなく「何を考えているか分からない」という状況です。
まさに今の静一がそれそのもので対応が難しいですが、江角は慣れているのか気にもとめていません。
多くいる犯罪を犯した少年のよくある類型なのでしょう。
ママのことだけ気にする
究極のマザコンとも言える静一。
今の静一は何がどうなってもどうでも良いという雰囲気が見て取れます。
但し母親に伝えることというところでは、どっちでもという曖昧ではなく、明確に無いと答えました。
お父さんには何の感情も持ち合わせていない静一ですが、母親に対してだけは強い感情を持っています。
母親の話にだけは生気を宿している様にも感じます。
静一は江角との去り際にママが自分のしたことを知っているのかと気にしています。
江角が次の時に教えてくれるのでしょうか。
そしてママ側の真実を知って、また静一が壊れていくような展開が用意されているのかもしれません。
鑑別所にある内省の時間
鑑別所の部屋に戻った静一。
何をするでもありません。
そして18時に内省の時間が訪れました。
この行為が意味を成す人もいるでしょうが、全く意味をなさない人もいるはずです。
画一された方法で少年犯罪者が更生していくのか疑問を呈する声は以前からあるもの。
静一はどうなっていくのでしょうか。
壁に向かって正座し目を瞑る静一。
被害者のことなど何も考えずに静一が思うのは「ママ」についてだけです。
どうしようもないマザコンっぷりを発揮している感じがしますが、内省の中で母親の姿を見つけます。
静一にとってはママが全てです。
それ以外は取るに足らない事象なのでしょう。
それは江角との接見でも分かったことです。
母親の話以外は本当にどうでも良いと感じています。
静一が興味を示したのはママについてだけ。
内省の時間もママのことを考える静一。
頑張ったという一言を紡ぎ出して、静一は落ち着いた表情。
マザコンという言葉でも繋がらない異質な雰囲気です。
何の反省もない静一です。
反省どころか「がんばってやったんだよ」と思っているほど。
被害者が見ていたら浮かばれません。
またしげるを突き落とした時と同じ様に内面でのママとの対話が始まっていきます。
完全に妄想の世界であり、実際のママとは関係ないというのがミソです。
静一が作り出したママ。
これから更に狂気に進んでいくのか、それとも現実を見て絶望することがあるのか、反省に進むのか。
今のところは非常に予想しにくいものとなっています。
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