チェンソーマンはなぜ地獄で殺されたのか!転生した理由が分からない!
チェンソーマンが97話で最終回を迎えました。
最終的にマキマを食う事で殺したデンジです。
支配の悪魔については別の場所で別の個体として生まれ変わっていました。
これについても疑問がありますが、まずもって地獄のヒーローと呼ばれ多くの悪魔が殺されたチェンソーマンはどうして殺されたのでしょうか。
悪魔の輪廻転生については天使の悪魔が53話で語っています。
天使の悪魔が語る「悪魔の輪廻転生」
まずは53話でアキと天使の悪魔が話しているシーン。
知ってるだろうけど、本当の意味で悪魔が死ぬ事はない。
たとえ死んで灰になっても、人がその名前に恐怖する限り別の個体になって蘇る。
ただし蘇るのはこの世界にではなく地獄にだけどね。
-天使の悪魔-
(チェンソーマン53話)
まず悪魔が死ぬ事はないという事実が一つの情報として与えられました。
これはアキが銃の悪魔を殺そうと躍起になっているので伝えたのでしょう。
どっちにしても銃を恐れる者がいれば、また別の個体として復活するのが悪魔です。
更に天使の悪魔は「悪魔の輪廻転生」についても話します。
「嘘かホントか」と断りを入れている点から、一部情報が間違っていたと考えるのも一つだと思います。
悪魔の輪廻転生は「地獄で死んだ悪魔がこの世界に来る」と言っていました。
記憶が無い悪魔の輪廻転生
悪魔ですから、地獄で起こった事も覚えて転生してくる気もしましたがそれはありません。
天使の悪魔が言うには「地獄のことを覚えているヤツは誰もいなかった」と言います。
ただし唯一音だけを聞いていたそうです。
それがチェンソーを鳴らすブウンという音だったと言うのです。
要するに天使の悪魔もまた地獄のヒーローと言われたチェンソーマンに殺された一人だったと言う事でしょう。
ここでポイントになる点が2つあります。
- 食べられていないから転生出来た
- 特異課全員が同じ音を聞いた
ここはとても重要なポイントに思えます。
確かに地獄のヒーローとして助けを呼んだ者を助け多くを鏖殺していくチェンソーマンです。
チェンソーマンに食べられてしまうと存在そのものが消え去るので、普通にチェンソーで殺された者たちが現世に転生すると考えていいでしょう。
更に特異課では「聞いた者と聞いていない者」がいる訳ではなく、全員が漏れなくチェンソーの音を聞いている事から察するに、地獄チェンソーマンに殺された者をマキマが選んでチーム編成をしたと言えそうです。
もし現世にいる全ての悪魔が「ブウン」の音を聞いているのだとすれば、地獄ではチェンソーマンにしか殺されないという事実が発生してしまいそうなのでそれはないと考えられます。
もしそうならチェンソーマンが現世にいる限り新たな輪廻転生は起こらない事になります。
チェンソーマンを殺した奴が地獄にいる
天使の悪魔が言った輪廻転生が事実だとすると疑問が出てきます。
根源的な恐怖を元に作り出された悪魔にすら勝利するチェンソーマンを誰が殺したのか、という話です。
地獄のヒーローであり、求められたら誰でも助け、助けを呼んだ者すらも殺してしまうチェンソーマンというとんでもない悪魔ですが、殺せる者がいたのでしょうか。
助けを呼ぶとやってくる。
叫ばれた悪魔はチェンソーで殺され、助けを求めた悪魔もバラバラに殺される。
そんなだから多くの悪魔に目をつけられ殺されるけど、何度も何度もエンジンを吹かして起き上がる。
そのめちゃくちゃな活躍にある者は怒り、ある者は逃げ惑い、ある者は崇拝する。
そして彼が悪魔に最も恐れられる理由がもう一つ。
チェンソーマンが食べた悪魔はその名前の存在がこの世から消えてしまうのです。
-マキマ-
(チェンソーマン10巻)
強すぎて殺せる悪魔がいそうにありませんが、それでも転生をしている事から誰かに殺された事実があるのでしょう。
最終回でチェンソーマンであるポチタは「誰かに抱いてほしかった」という下りで「強すぎるからそれが難しかった」と自分でも言っています。
可能性があるとすれば、マキマとの最終戦であった様なパターンではないかと推察出来ます。
称賛による弱体化
マキマVSチェンソーマンの戦いでコベニちゃんが「チェンソーマンへの恐怖が薄らいでいる」と指摘がされた後でのシーンです。
世界的にチェンソーマンは英雄視されていて、悪魔達から得ていた恐怖により力の増幅が人間の称賛によってかき消されてしまいます。
これで傷つき露骨に弱体化したチェンソーマンが見れました。
同じ事が悪魔の世界でも何らかの形で起こったのかもしれません。
力による蹂躙が「呼べば倒してくれる存在」というヒーローの出現に弱い悪魔は歓喜したのかもしれません。
自分の命を引き換えにするとは言え、なまじ容易に弱い者を蹂躙するような事が悪魔の世界でも出来なくなるでしょう。
そう考えると徐々に称賛され始め、恐怖よりも現世同様にプラスの感情が広がったのかもしれません。
だとすれば、この場面でマキマに敗れた様に悪魔の世界でも同じ様に殺されてしまったのでしょう。
マキマに敗れた説
地獄でも支配の悪魔に敗れた可能性はあるのかという話が出ていました。
マキマが96話で「私は貴方に二度勝ちました」と表現している部分ですが、これは現世の話です。
パワーから血を貰う結果になった場面は明らかにコベニちゃんを助けてマキマに敗れています。
ロンギヌスの槍の様な天使の悪魔の能力である武器化で1000年ものを食らわされての致命傷です。
これが一回目の勝利です。
パワーがいなければ実際死んでいたのですから明確にマキマの勝利と言えるでしょう。
二回目はマキマとチェンソーマンのステゴロでの一騎打ちです。
これでポチタが引き抜かれてマキマ勝利(に見えた)となりました。
支配の悪魔は転生しても記憶を失わない可能性が見られましたが、最終回に登場したマキマではない新たな支配の悪魔は記憶がありませんでした。
やはり転生後に関しては記憶が失われるルールはそのままなのでしょう。
最終回の黒髪少女の転生が早い
最終回で登場したマキマの次の支配の悪魔ですが、転生が早いと言えます。
転生したら地獄にいき、更にそこで死んだら現世での転生という話でしたが、違ったのでしょうか。
マキマに関してはデンジが食べるという特殊な方法で殺しています。
それが故に転生という形も変化したのかもしれません。
支配の悪魔の転生やチェンソーマンの地獄で殺された理由など僅かな謎を残しての終了となったチェンソーマンですが、やはり鬼才と呼べる作品を作り上げた印象は多くに人の記憶に残ってくると思います。
他にも藤本タツキ先生の作品はファイヤパンチなどを含め面白い作品が多いので是非。
読むと藤本タツキ先生ワールドにどっぷりハマっていくことになります。
マンガ好き
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