キングダムネタバレ667話の考察|羌礼の強さは幽連級!祭で識殺しは事実か

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キングダム667話の確定速報が出ましたので下記リンクより御覧ください。

3日後、羌瘣と羌礼の戦いが幕を開けます。

識の死について尋ねても答えない礼。

そして羌瘣に襲いかかりますが、剣を抜かずに素手で地面に叩きつける羌瘣です。

キングダム667話の確定|羌瘣VS羌礼開幕




羌礼が識を祭の中で殺したのではないかという疑惑が出ていました。

もし羌礼が識を殺していたのだとすれば苦悩は相当なものであると推察されます。

ただそれは幽連と同じパターンになるので羌礼の場合少し事情が違っているのではないかと予測されています。

幽連と同じ強さなのか

羌瘣は前話であるキングダム666話で羌礼の闇の深さが幽連と同じだと言いました。

でもきっと私を殺したら、引き戻れない闇に落ちて、本当に人ではなくなってしまうと思う。
-羌瘣-
(キングダム666話)

この発言から考えるに、現状の羌礼は幽連と同レベルの強さとも考えられそうです。

勿論、闇の深さ=強さではありませんが蚩尤という特殊な一族においては大凡の目安にはなってくるでしょう。

巫舞においても「深さ」という概念が多く出てくる蚩尤の世界です。

もし象姉の仇であった幽連と同等の強さだとすれば、今の羌瘣に勝つ見込みがあるのでしょうか

幽連の強さをおさらい

忘れている読者も多いと思いますので、改めて象姉の仇として羌瘣が討ち取った前蚩尤の幽連の強さについておさらいします。

幽連と出会った時は幽族の取り巻きが大勢いましたが、全て羌瘣の巫舞の前に蹴散らされていました。

そのまま幽連も斬れるのでは?と思われた瞬間、巫舞も何もせずに羌瘣の剣に合わせた幽連。

これにはさすがの羌瘣も驚いていました。

相打ち覚悟で望んだ一撃を余裕で合わせて対抗した幽連です。

羌瘣はこれを受けて、更に深く潜った巫舞で対応します。

それすらも幽連の前では通用しませんでした。

しかも幽連はこの段階で一度も巫舞は使っていません。

確かに象姉が敗れたのは幽連の卑劣な罠にかかったからと言えます。

それでも幽連が弱い訳では決してありませんでした。

まずは巫舞というものが何なのかを知っておきましょう。

幽連が説明する巫舞とは

巫舞は精神を自分の内側の深い所に向けさせて、人が持っている秘められた力を引き出す術となります。

羌瘣の言う呪文のようなトーンタンタンという言葉もまた、特殊な呼吸法で意識を内側に向けさせるためのものです。

これが巫舞なのですが、そもそも意識を外の世界に縛り付けているものがあると幽連はいいます。

それが「現世のしがらみ」になります。

要するに情とか愛とかそういうものが「しがらみ」となって内面へ入り込めないというのです。

集中力に似たような感覚を持てば分かるかもしれません。

グっと入り込みたいのに周囲の別の物事によって邪魔をされてしまうと「本来の力」や「普段以上の力」が発揮されることはないでしょう。

祭の通過は巫舞の助走が不要になる

先に言った現世のしがらみ、それを強制的に断ち切ってしまうためのものが「祭」です。

祭を通過して蚩尤になれば、巫舞で手にする段階の深さまで何も無く潜っていけると言うのです。

それにしても幽連の強さが尋常じゃない事が容易に分かります。

深さで定評があり、恐らく誰よりも強かった羌瘣が短期決戦を挑み一気に蹴りをつけるつもりでした。

一気に最深の巫舞で決める。
-羌瘣-
(キングダム33巻)

この羌瘣の皆が恐れる巫舞の最深のものに対しても助走なしで合わせている訳です。

相当な使い手である事は言うまでもありません。

羌瘣はどこかで幽連は所詮象姉を騙し討ちしただけと思っていた様ですが違います。

当たり前ですが、象姉を討ったから幽連の勝利とはなりません

その上で幽連が最後に討った相手は自分の実の妹です。

今まで一緒に育った大切な相手の心臓を貫く感触、幽連は「怪物に変ずるには十分な理由であろうが」と一言付け加えています。

同じことを羌礼もしているのなら、幽連級の強さを手にしていても違和感はありません。

羌礼も巫舞を使っていなかった

ちなみに幽連はこの後、魄領という本来そこよりも沈んでは戻ってこれない場所に沈んでいった羌瘣に討たれる事になります。

たったの一度も巫舞を使わずに羌瘣に殺されてしまいました。

幽連は助走なしで巫舞と同じ場所まで落とせると言っていたので、使わなくても強さは変わらないという意味もあるのでしょう。

では羌礼は使っていたのでは?と思われそうですが、実は違います。

最初に登場したキングダム663話の時に「トーンタンタン」と確かに言っているのですが、一言多いのが分かります。

「つってな」と一言多く、巫舞を装った様子が分かるでしょう。

つまり現状では巫舞無し、要するに助走なしで巫舞と同じところまで落とせる祭通過の蚩尤になっています。

強さとしては幽連と同等か、場合によってはそれ以上の強さを秘めているとも考えられます。

幽連と同じ様にはならない

幽連との戦いで羌瘣は飛信隊を最終的な現実に戻る光として奥底まで沈んで戦いました。

今の体調で羌瘣が同じことを出来ない可能性もありますが、何より「羌礼を殺す」という選択はしないでしょう。

よって全く別のアプローチを行うのではないかと推察します。

羌瘣も帰る場所がある事で自分の心を取り戻していました。

同じ様に識を殺してしまったのだとしても、まだ羌瘣や飛信隊たちとの関係を築く事で、昔の礼を取り戻せると考えるはずです。

それが全力で剣を交える事ではないのかもしれません。

何より長時間の戦いは羌瘣には不可能なはずです。

また今の状況で幽連級の羌礼を殺さずに闇から救うために戦うというのは難しいでしょう。

最初は幾分剣を交える事になるでしょうが、もっと深く相手の闇を切り開く投げかけがあるはずです。

何より、識の死について羌礼が語る事になるのではと感じます。

もしかしたら羌礼が討ったのではなく、象姉に対して羌瘣がしようとした様に羌礼を生かす為に自ら犠牲になって死んでしまったというパターンもあるでしょう。

幽連とはちょっと違った祭の結末が見えるものと予想します。

識は羌礼を救った

羌瘣は象姉が蚩尤になれる様に全力を尽くす覚悟を持っていました。

羌瘣が言う様に識と礼がどちらも象姉と羌瘣の様な仲の良い姉妹であったとすれば、同じ考えを持ってもおかしくありません。

識は言ってみれば当時の羌瘣の様に礼を押し上げるために自らの命を差し出したのかもしれません。

恐らく当時のシーンが回想されますが、礼が全力で識に対して「ヤメロ!」と叫んでいる場面は想像に容易いと言えます。

わざと対応できる程の攻撃を仕掛けて斬られにいくなど策は幾らでもあります。

結果、羌礼は識を討ったのかもしれませんが、その真意は幽連のものと全く違っていると考えていいでしょう。

羌礼は仲間になる

十中八九、羌礼は飛信隊の仲間になるはずです。

今の武力の低下を補うためにも羌瘣級の力が手に入るのは飛信隊にとっても大いなるプラス

ここに妹を進んで殺した様な人物が入るとは到底思えません

よって、祭における識の死は羌礼にとってもやむを得ない状況だったのだと描かれる可能性が高くなります。

識の死から闇に落ちてしまった羌礼ですが、羌瘣や飛信隊によって光が差込み仲間になる展開。

キングダム667話でここまで進むことはないでしょうが、数話でここまで到達する可能性は大いにあります。



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