キングダム考察|秦が行った韓攻めの史実!韓非子の存在は大きい!

キングダムで647話現在、趙を攻めている真っ最中です。
秦の統一戦争の中で最も激戦となった李牧を相手に奮闘していました。
しかし実際に最初に滅びたのは韓!
韓との戦いはこれまで1度も描かれていません。
合従軍との戦いで桓騎が韓将・成恢(せいかい)を討った程度です。
何故急に韓が滅びることになったのでしょうか?
それには戦国七雄の絶妙なパワーバランスとその崩壊が理由にありました。
秦が行った韓攻め、そして 韓が滅びた理由を紹介します。
紀元前230年に韓は滅亡する!
紀元前234年から秦は本格的に韓を攻めます。
これは趙攻めと同時進行で行われました。
趙攻めに苦戦する中、紀元前230年に韓の首都・新鄭を騰が10万の兵で落とします。
韓王は捕虜となり、韓は秦の統一戦争で最初に滅びた国となりました。
騰は韓を滅ぼしたことから大将軍となり、仕えていた王騎に肩を並べます。

キングダム26巻/原泰久先生/集英社
王騎を支えた自負がある
韓は戦国七雄最弱!これまで存続していた理由は?
韓は戦国七雄最小最弱とどこの国からも評されています。
強さ的にはいつでも秦、楚、趙などに滅ぼされてもおかしくありません。
しかし韓は地理的な優位性で弱小国ながら生きながらえていました。
韓は当時の中華の中心にあります。
秦が韓を攻めると趙、魏、楚など隣接する国が手薄になった国防のスキをついて攻めてきます。

キングダム17巻/原泰久先生/集英社
絶妙なバランスの七カ国
他の国が韓を攻める際も同様です。
韓は弱小国ながら地理的な理由ですべての国に影響を及ぼしていました。
敵の敵は味方理論で韓は生きながらえていたのです!
韓は秦を強くしていた?「韓非子」と「鄭国渠(ていこくきょ)」!
史実では韓は秦を強くしていたのでは?と言われています。
その理由が「韓非子」と「鄭国渠」!
「韓非子」とは権力と法について書かれた思想、法の本です。
韓で生まれた思想・政治の本ですが、秦王・政が高く評価して国力強化・権力基盤の形成に役立ちました。
韓ではあまり重宝されず、結果として秦を強くします。
「鄭国渠」というのは秦の灌漑水路。
これは韓が公共事業により秦の国力を疲弊させようと企てた策です。
しかし秦はこの「鄭国渠」のおかげで豊かな土地が増え、食べ物に困らなくなりました。
秦の統一戦争が15年もの間、継続できたのは「鄭国渠」のおかげです。
韓は結果として秦を強くして、統一をアシストして滅びました。
まとめ
韓滅亡について紹介しました。
韓は秦を水路と思想で強くして滅亡します。
韓が早くに滅亡していたら、秦の強さもありません。
韓のおかげで秦は中華統一できたのです。
今後のキングダムでも描かれるであろう韓滅亡!
史実通りに進むのか注目です!
この記事はキングダム好きの【こまたぬき】が書きました。
マンガ好き
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