キングダム考察|司馬尚の史実と強さ!趙の最強の大将軍で武力と知略がトップクラス
キングダムの司馬尚は趙における最強の武将の一人です。
そして登場が趙における末期であったことを考えると李牧や龐煖よりも一味違う危険度を放つ人物というのが分かります。
キングダム771話でようやくその顔を示すこととなりました。
※ちなみに司馬尚は有名な司馬一族(例えば司馬懿=諸葛孔明のライバルとして描かれることが多い人物など)の一族の先祖とされる人物
司馬尚の容姿は綺麗なウェーブがかった髪に切れ長の目、そして小さな顎髭に大柄な身体。
その辺の武将よりも武力においても一つ抜きに出たものを持っているのが目に見えて分かります。
青歌の第一武将であるカン・サロや剛将とされるジ・アガよりも一回り大きな体躯をしていました。
様相としては楚の天才の一人媧燐と同じような雰囲気を持っているようにも見えます。
さて司馬尚の史実と、それに伴ってキングダムにおいては「どれほどの強さなのか」を考察していきます。
※追記※
キングダム781話で王翦軍の必殺部隊である田里弥軍の中核の一人・蛇輪公を瞬殺する司馬尚です。
史実の司馬尚は名将の一人
史実で言うと司馬尚は趙の最終戦、邯鄲の防衛において李牧と共に守り抜いた武将の一人となります。
趙の最終戦については周囲を囲む楊端和と、攻め入る王翦と羌瘣の軍勢に押し込まれる形になるのですが、その守戦は長きに渡って続きます。
このままでは邯鄲の陥落が困難だということで結果的に謀略によって趙の内部崩壊を狙う秦国。
最終的には郭開を籠絡し、幽繆王の愚行によって李牧と司馬尚を更迭させて、趙は滅ぶことになりました。
その時に李牧は残念ながら処刑されるのですが、司馬尚は危険を察知していち早く逃げ出しています。
そういう意味では危機察知能力を含めて、李牧よりも更に後に登場する可能性をキングダムにおいては秘めているとも考えられるでしょう。
李牧と共に邯鄲を守り抜いた名武将(二人の時は落とされなかった)だけにキングダムにおいては文句なく”最強の武将”の一人として名を連ねる実力を秘めているのは確実です。
知略と武力を兼ね備える存在
キングダムにおいては三大天となる予定だった司馬尚。
しかしその三大天の誘いを仮病で断るという幼稚な一面も持っている人物です。
青歌が大好きで、最初に顔を晒した時も「さっさと終わらせて青歌に帰る」とカン・サロやジ・アガに伝えています。
中々にワガママで基本は御し難い人物であるのが窺えます。
それゆえに龐煖と近いものを感じる部分でもありますが、この司馬尚は武力と知略の双方を兼ね備える存在でしょう。
何より李牧という知略最強の人物がいるので、知略特化型というのはイマイチ最終戦までのパートナーとしては存在意義が薄れます。
ここは桓騎を思わせるような特異な知略と、驚異的な武力というのを持っていてこそ「怖ろしすぎる存在」として君臨できるのではないかと感じます。
司馬尚の系譜の後には諸葛孔明のライバルとして描かれることの多い司馬懿を排出しています。
軍師よりも将軍としての力量が凄まじかった司馬懿、その系譜の先祖とするならば知略と武力の双方を兼ね備えていると考えてもいいのではないかと感じます。
場合によっては武力において龐煖を超えるような強さを発揮してくることもあるでしょう。
武将としての重みを持たずに、最終的に信と相打ちして討たれることになった龐煖。
司馬尚は武将としての重みも持っているのか。
龐煖を超える武力となれば、秦国にとっては大いなる脅威になります。
【追記】田里弥の必殺部隊の一人を瞬殺
キングダム781話で王翦軍の一番の必殺部隊である田里弥軍の一人を瞬殺した司馬尚です。
ジ・アガを狙った田里弥軍の必殺部隊。
山秀と蛇輪公と申赫楽が必殺部隊の中核ですが、そこに現れたのが司馬尚です。
矛の一振りで精鋭たちが斬り裂かれてしまいました。
更に必殺部隊の中核の一人である蛇輪公が司馬尚の矛の一撃で瞬殺。
【追記】司馬尚は青歌を「国」と明言
司馬尚ですが、自分たちが作った青歌を「国」と呼んでいます(キングダム790話)。
これによって司馬尚という存在が城主としての人望が紀彗クラス。
そして思いは王翦に近い存在であるというのが判明。
番吾の戦にて李牧の願いを引き受ける形を取った理由もひとえに青歌を国として生かすためでした。
今回の戦に勝利し、青歌の軍勢の恐ろしさを知れば、それこそ「そう簡単に手が出せない存在」と列国に知らせることが出来るでしょう。
ただ幽繆王が、この事態をどう受け止めるかは疑問。
司馬尚のやり方は一つ間違えば趙全てを敵に回すこともありそうなものでした。
李牧からすると青歌は命の恩人でもあります。
もし趙全てが敵になったところで李牧不在となれば青歌を落すことは不可能でしょう。
番吾の戦で高い功績を上げて、あとは青歌をまた強固にするという内政に向けていくつもりだったのではないかと思えます。
ただ史実は番吾の戦で敗退した秦国が、その数年後に一気呵成に趙を滅亡まで陥れます。
司馬尚はその時も李牧と共に邯鄲の防衛に努めますが、どんな思いで青歌を離れるのか気になるところです。
司馬尚率いる軍がそもそもイレギュラー
また司馬尚の率いる軍の強さ。
キングダム784話でも王翦が行った司馬尚を囲い込む陣形を問題なく跳ね除けます。
本軍の精鋭を持ってしても、一切通じない武力。
司馬尚だけではなく、その周辺の兵に至るまで全てにおいて過去最強と呼べるような強さを誇っているのが司馬尚の軍です。
最前線に現れ、しかもその武力が通常ではないことが判明した司馬尚です。
龐煖に変わる李牧にとっての隠し玉的な強さを誇る武将。
司馬尚は趙滅亡の先でも登場するのか
李牧は残念ながら幽繆王によって処刑という悲惨な末路を辿ります。
これは史実なのですが、司馬尚はこの場から逃げることに成功しました。
よって場合によっては楚や代の終幕地点での戦など、別の場所での再登場も可能性としてはあるでしょう。
李牧が趙の光と言い放った元太子だった嘉ですが、後に代という国を建てて、秦国と争うことになります。
キングダムでは李牧がここで生きている可能性を感じましたが、もしかすると司馬尚が改めてここに登場ということもゼロではないのかもしれません。
そうなると司馬尚という存在の怖ろしさは、趙の陥落戦まででも「出し切られていない」という伏線を纏いながらのものになるのかもしれません。
全容が明らかにならないような事態だった場合は再登場の可能性が高まる気がします。
明らかに過去最強クラスの強さを誇っているのは容易に想像できる司馬尚。
どれほどの脅威を秦国に齎すのでしょうか。
果たして、誰が司馬尚を倒せるのでしょうか(史実では趙滅亡後も生き残るのでキングダムでは後半での登場の可能性もアリか)。
新たな情報が入り次第、また更新していきます。
マンガ好き
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