鬼滅の刃ネタバレ176話【20巻】黒死牟は縁壱になりたかった!時任と玄弥も死亡!
鬼滅の刃176話のネタバレ考察となります(単行本20巻掲載)。
鬼滅の刃175話で頸を落とされた上弦の壱・黒死牟でしたが、再生しています。
しかしその異形を見て、自分は何に成りたかったのかを自問自答しています。
鬼舞辻無惨の様な回復速度は見せられず、結果的に死亡する黒死牟。
その間際に、自分自身が縁壱になりたかったのだと気付いています。
それでは鬼滅の刃176話を考察していきましょう。
鬼滅の刃176話/縁壱と黒死牟の思想
縁壱と黒死牟は鬼化前と生前に話をしていました。
そこで縁壱は先の世代を憂うのではなく、自分達を超える存在もまた生まれると思っています。
黒死牟は自分が敗れる事を許せなかったのでしょう。
今、そんな未来に殺されそうになっています。
時任無一郎は胴を斬られながらも赫刀を顕現させて黒死牟の身体を灼きます。
玄弥も縦に切り裂かれながらも、血鬼術で動きを封じました。
そもそもが人間なのに血鬼術を使っている事も黒死牟からすれば、「なぜだ」と言いたくなる所でしょう。
頸を斬られた状態で思考する上弦の壱・黒死牟です。
まだ死んでいないという事になります。
鬼滅の刃176話/不死川と悲鳴嶼の攻撃
時任無一郎と玄弥は死んでしまっています。
頸を落とされた状態ですが、まだ崩れ落ちない所を見て不死川と悲鳴嶼(ひめじま)は攻撃を繰り出します。
二人は呼吸の技を繰り出し続けます。
上弦の壱・黒死牟は頸が落ちても崩れていない事から再生可能だと考えます。
鬼舞辻無惨に次いで、頸を討っても死なない身体になったのでしょうか。
時任無一郎の刀を抜いて再生に向かいます。
鬼滅の刃176話/顔が再生するが異形
上弦の壱が再生を始めて頸が元に戻っています。
不死川は驚いていますが、悲鳴嶼(ひめじま)は今はまだ脆いはずだと攻撃を加えています。
上弦の壱としても、頸が落ちた後での再生は死の克服と言えます。
これで太陽の光以外では自分を倒せないと感じますが、そこに映し出されるのが上部で見た刀に映った自分の姿です。
この異形に対して黒死牟は感じます。
何だこの醜い姿は。
-上弦の壱・黒死牟-
(鬼滅の刃176話より)
思っていた姿とは全く違っている今があると、黒死牟は考えているのでしょう。
ここでまた縁壱の言葉を思い出しています。
鬼滅の刃176話/黒死牟は国一番の侍が夢
回想の様に脳内で登場している幻想の小さき縁壱がいます。
そこでこう言われます。
兄上の夢はこの国で一番強い侍になることですか?
俺も兄上の様になりたいです。
俺はこの国で二番目に強い侍になります。
-小さき縁壱-
(鬼滅の刃176話より)
これが自分の目指した姿なのかと自問自答しています。
黒死牟の中にも、鬼化への違和感があったのでしょう。
再生した上弦の壱・黒死牟ではありましたが、脇腹が崩れ始めます。
時任無一郎の赫刀による負傷は再生を容易にさせてはくれません。
鬼滅の刃176話/縁壱になりたかった
崩れる身体は再生が間に合いません。
そのまま不死川と悲鳴嶼(ひめじま)の攻撃を受け続ける上弦の壱です。
崩れ始めても再生していく醜い姿に上弦の壱も少し想いが変わり始めています。
今の現状を「生き恥」だと感じてしまっています。
実は鬼になりたかった訳でも、ただ強くなりたかった訳でもありませんでした。
黒死牟が唯一目指したのは、縁壱だったのです。
崩れ去り、死にゆく上弦の壱・黒死牟ではありましたが、最後の最後に言っています。
私はただ、縁壱お前になりたかったのだ。
-上弦の壱・黒死牟-
(鬼滅の刃176話より)
最終的な思いは縁壱への憧れに近い感情となりました。
これで崩れ去った上弦の壱・黒死牟が死亡確定となります。
また時任無一郎と玄弥も恐らく死亡となるでしょう。
この二人がいたからこそ倒せた上弦最強と言える黒死牟でした。
次回鬼滅の刃177話で、遂に縁壱と黒死牟についての回想が始まります。
この回想は非常に重要なモノで、今後登場する縁壱の小さき頃が分かってきます。
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