至極京の死亡はあるか!漆間俊の死亡とセットになる|十字架のろくにん考察
全ての現況が至極京にあるのは言うまでもありません。
十字架のろくにんにおける最凶最悪のラスボスであり、その残虐性はサイコパスという言葉では語りきれないほど。
漆間俊の復讐の達成は至極京の死亡を持ってして達成となるのは言うまでもありません。
カリスマ性も秘めていることから下手をすれば一国を滅ぼし兼ねないほどの力を有するのではないかとも思える人物。
革命倶楽部という言い方もまたそういった思想を感じさせるところでしょう。
ただ至極京もまた上級国民の一人に思えるような人物ですが、実際は平凡な両親から生まれた悪であるのは分かっています(十字架のろくにん65話より)。
実態として革命者を目指している訳ではありません。
単純に「面白さの追求」を行った末に発生したのが革命倶楽部というものに過ぎません。
言わばカルト宗教のようなものですが、至極京にそれを手動していくつもりはないでしょう。
「面白いからやっている」というだけに過ぎません。
そんな凶悪な頂点の存在ですが、主人公漆間俊によって至極京は死亡させられるかどうか。
大人編では非常に苦戦を強いられる漆間俊ですが、また大切な人を多く失いながら次こそは至極京の命に刃は届くのでしょうか。
至極京の死亡はあるか
至極京の死亡があるのかどうか。
もしあるとすれば本当の終幕、それこそ最終回の数話前になるでしょう。
至極京を倒した後に新たな敵が現れる可能性はゼロに近く、漆間俊の復讐はそこで完全達成されることになります。
高校生編での旧体育館の中での戦いは非常に惜しいところまでいきました。
漆間俊が放った最後の刃は至極京のまぶたまで届いています。
後少しで、少なくとも視力は奪い去ることが出来たでしょう。
しかしそれも叶わず。
至極京は大人になり革命倶楽部という組織を肥大化させ、有名になりつつあります。
部下も多くを抱え、組織力でも漆間俊とは大きな差となって立ちはだかることになっています。
実際に至極京の命を奪うまで漆間俊が刃を研ぐには多くの仲間と類まれな戦略が必要になりそうです。
それでも十字架のろくにんというタイトルから考えても至極京と漆間俊の死はセットになって最終回を迎える気がしてなりません。
至極京の死亡と革命倶楽部
至極京という強烈なカリスマ指導者があってこその革命倶楽部であるのは間違いありません。
末端は単なる自己啓発の上位版。
それこそカルト宗教に近い存在であるのは言うまでもないでしょう。
しかし漆間俊が戦いを進め、幹部を撃破していく中で崩落に近づいていくことになるはず。
世間に革命倶楽部の本質が暴露されることもあるのかもしれません。
当然ながら至極京が死亡したとなれば革命倶楽部は瓦解してしまうでしょう。
これは新興宗教にはありがちな結果でもあります。
次なる指導者問題は世界三大宗教にも当然のように降りかかり、今でも各所で色々な事案が飛び交っています。
至極京の死亡が最終話に近いところを考えると革命倶楽部はもしかしたらその前に崩壊しているかもしれません。
それとも至極京の死亡の後にエピローグ的に崩壊が確認されることになるのか。
創始者の死は一つ神格化されて、それが経典の中に入り込むケースも多くあるのが実態。
但し革命倶楽部が暴走を初めて至極京の管理下からも外れていくことは考えにくいでしょう。
そういった壮大な形での進行にはならないと感じます(漆間俊の復讐という舞台から逸脱してしまう)。
命を賭けて殺す展開
漆間俊の復讐の達成。
これが成るとすれば、至極京は死ぬことになります。
但し至極京が死んだ後、もしくは同時に漆間俊も死ぬことになるでしょう。
それでこそ”十字架を背負った六人の宿命”が果たされることになるからです。
復讐を終えた漆間俊だけが、身内のいない世界で生き続けるのも違和感があります。
そもそも無実の人間である安西全一を殺してしまっています。
生き残ったとしても警官殺しの上に数多の殺人容疑で死刑は免れないでしょう。
悪人と言えども禁じ手といえる私刑によって多くの人間を殺してきたのが漆間俊です。
法治国家においては許されない行為をしています。
ただ感情的にはやってやれ!と思ってしまうのが人間というものでしょう。
やられたらやり返せというもの。
あらゆる媒体で人気のある私刑による報復行動。
最近では映画「ジョン・ウィック」なども一種の私刑によって動いているものでした(最新作が2023年に公開予定)。
但し私刑を行う者の最後は二つに分岐していきます。
欧米では比較的”安らぎのラスト”というのが多めに思えます。
敵となる相手をこれでもかというくらいに痛めつけて、開放感のあるラスト。
それこそハッピーエンド終了です。
しかし日本のものはどちらかと言えば「私刑をする人も最後は・・・」という展開が多くあります。
法治国家のあり方をそのまま体現していくことになるはず。
よって至極京を殺し、革命倶楽部を崩壊させたとして、漆間俊がその後に新しく出来た仲間と”安らぎを得て過ごし続ける”ということはないでしょう。
そう考えると自らの命を賭して至極京を葬るような最後になっていくのではないかと予想されます。
その中で最後に残された、それこそ千鶴あたりが静かに漆間俊を埋葬して、手をあわせているくらいのものが安らぎ結末の限界かもしれません。
それが日本のダークヒーローのあり方ではないでしょうか。
至極京の死と漆間俊の死はセットになっている。
そんな予想をしていますが、果たしてどんな結末が待っているのでしょうか。
マンガ好き
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