十字架のろくにんネタバレ161話【考察】至極京の想いと過去!最終決戦が始まる
<十字架のろくにんネタバレ161話【考察】至極京の想いと過去!最終決戦が始まる>
至極京の内面が吐露される。親殺しの過去。成熟した実験体A(漆間俊)に対する想い。最終決戦の幕が上がる。
※十字架のろくにんの本編ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい。
未読の方は先に十字架のろくにん161話を御覧ください。
理由なき殺人を目指していた至極京。
本当は円比呂も千光寺も右代も久我も手をくださずに殺そうとしていました。
しかし実際には完成体となった漆間俊の糧となった4人。
今、親友に裏切られ、祖父も弟も寄り添うもの全てを殺された漆間。
しかも至極京は今革命倶楽部からの愛を受けており、殺人などしたくない心境になっています。
要するに渇きは満たされていて、親殺しをした時のような状態ではないにも関わらず漆間を殺す。
まさに理由なき殺人の完成です。
百木早苗と共に最終決戦の幕を開きます。
理由なき殺人を求めていた至極京
当初から言っていたことではあります。
「理由なき殺人」
本来の殺人は何かしら理由があるものという解釈。
その中で、本当に何も理由なく人を殺す者などいません。
それを最初にやるのが自分だというのが至極京の目的でした。
この実験を行うために用意した5人。
漆間を皆でいじめていましたが、至極京にとってはタイプ違いで5人の実験体を用意して全てを殺すつもりだったということです。
手を下す殺人ではなく、追い込んでの自殺。
しかしながら漆間が想像を超えた暴走をしたことで状況は一変しました。
ただそれについては至極京も想定外ながら、本心では望んでいたのかもしれません。
革命倶楽部の創造は愛のため
まさかでしたが至極京は革命倶楽部に愛を感じていました。
あれだけ異質な組織ながら、それを愛に感じる歪み方。
至極京の強さが垣間見えます。
実際に百木に対しても優しく接しています。
利用しているというようにも見えましたが、あれもまた至極京なりの愛の示し方なのでしょう。
親の愛が不完全であったことから、早々に親殺しを決めていた至極京。
幼少期から異常極まれリという感じの至極京ですが、今は幸せを感じているとのこと。
あんな異質な笑顔に包まれた中で愛を感じるという至極京の内面の闇の深さが伺えます。
完成した漆間俊を殺す
本来実験体だった4人を殺し、更に祖父と弟を殺されて、その仇敵を討ち取った漆間。
しかも親友に裏切られる状況に追い込んで、それを経たことで「復讐のみを求める狂人」となった漆間俊です。
言ってみれば、復讐を取ってしまえば漆間には何も残らない状況を作ったとも言えるでしょう。
前回で千鶴との別れも済ませています。
至極を殺したら、そのまま漆間も死ぬのではないかとすら思える状況です。
そして至極京は、今現在幸せの只中。
誰かを殺したいなんて微塵も思っていない訳です。
そんな中で漆間を殺す。
まさに何の理由もなく人を殺すという至極京が追い求めた最高値に達するための贄となる漆間俊という状況。
遂に頂点との最終決戦が幕を開きます。
どんな壮絶な最期になっていくのか。
そしてこの最終決戦で誰が死んでしまうことになるのか。
登場人物が軒並み殺されていく十字架のろくにんだけに、最後に生き残るのが誰なのか想像もつきません。
場合によっては「そして誰もいなくなった」を彷彿とさせる全ての死もあるのかもしれません。
マンガ好き
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