十字架のろくにんネタバレ70話|翔と祖父連れ去り、因縁の小学校で至極京と死闘
十字架のろくにん70話のネタバレを含む考察となります。
※本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。
未読の方はマガポケより十字架のろくにん70話を御覧下さい。
遂に至極京との戦い。
その前に研究者である四人との戦闘になりそうです。
70話で翔と祖父が行方不明。
至極京が連れ去ったのは確実で、呼び出しを行うのが百木早苗(ももきさな)でした。
一番ヤバそうな雰囲気を醸し出している女性の研究者ですね。
至極京との対戦の舞台は、あの因縁の小学校ということになりそうです。
計画不要で至極を殺す
漆間としてはなりふり構わず、あの危険度最大の至極京を殺すと覚悟を決めます。
自分が捕まっても良いといいますが、それも違う気がするところ。
もし漆間俊が捕まってしまったら、また弟の翔は一人ぼっちになってしまいます。
ただ翔を守るために一刻も早く、作戦なんてかなぐり捨てて殺害してしまおう思うのも無理からぬこと。
漆間の中に至極京への恐怖が蔓延しているからです。
恐怖こそが戦士にとって最大の克服すべき難題であるのはデーヴ・グロスマンの「戦争の心理学」でも言われているところ。
更に漆間俊は失うかもしれないという弟の復活を見られた恐怖も出ています。
先に、先手必勝。
そう考えて当然の思考ですが、それもあざ笑うかのような至極京の目論見。
祖父と翔が連れ去られる
漆間が部屋に戻ると祖父はおらず僅かな血痕。
慌てて翔の病室に向かうと行方不明。
それどころかベッドに猫の死体。
殺人を犯す少年などは先に猫殺しを経験しているケースが多いというのは、あの酒鬼薔薇事件でも言われていたところです。
この事件も凄惨なもので矯正などしているはずないという声も出ているもの。
少年犯罪に対しての重罰化を急がせた一つの分岐とも呼べる事件でした。
至極京はそれにも勝る恐怖を与えてくる可能性があります。
小学校に呼び出された
翔の病室に現れたのは革命倶楽部の研究者である百木早苗でした。
そこで至極京が呼び出していることを伝えられて、向かった先が小学校。
あのイジメられた因縁の小学校です。
正直なところ十字架のろくにんで行わているイジメは想像外のものが多すぎて、一般的なイジメとは異なるものに見えてきます。
イジメについては数々の研究がされていて、まずは理解するのが非常に重要だと言われています。
特に親、大人側がどれだけ理解できているかで救える部分があるでしょう。
最近流行りのミステリと言う勿れでも主人公の一言は多くの人の救いになったと言われます。
それはこんな台詞でした。
どうして被害者側に逃げさせるんだろう。
病んでたり、迷惑だったり、恥ずかしくて問題があるのは、
いじめてる方なのに。
―整くん―
(ミステリと言う勿れより)
結構響く人がいるじゃないかなと思いました。
恐らくイジメられたことが少しでもある人は、この言葉だけでも救いになるはず。
脱線してしまいましたが、至極京と戦うことになったのは、漆間俊が地獄の毎日を送っていた小学校です。
安西全一も言っていましたが、ここまでの状況まで大人が気付けなかったのは致命的な状況と言えるでしょう。
橋田小学校に呼び出された漆間俊は、今から至極京との熾烈な戦いに向かうことになります。
取られた人質は祖父と弟の翔。
要するに残された最後の肉親二人です。
漆間俊はこの二人を救って、最後の一人である至極京を仕留めることができるのでしょうか。
何となく祖父に関しては命を落とす展開もあるんじゃないかと思えてなりません。
終幕ではもしかしたら、漆間俊も死んでしまって、残るのは弟の翔だけという寂しい展開もゼロではない状況。
もし上手く運べば、罪が公になっても、その全てを祖父が被って翔と俊は新たな人生を駆け出すって状況になるかもしれません。
それらすべてを決することになる至極京との最終戦の幕開けとなりました。
マンガ好き
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