進撃の巨人考察|エレンは敵。壁外人類の駆逐を目指す!死亡は確定か

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進撃の巨人考察|エレンは敵。壁外人類の駆逐を目指す!死亡は確定か

エレンはマーレ編以降、明らかに今までとは違った動きをしています。

もはや「味方ではない」とされる程に冷酷で一つの目的に向かって真っ直ぐに進みます。

これまではどこか頼りない部分もあったり、不器用さが可愛さに繋がっていました。

それらは全て排除され、巨人戦闘においても最強とされる戦槌の巨人を葬るまでに至っています。

強すぎる戦槌の巨人もエレンに食われる

エレンは敵なのか

進撃の巨人という物語において「エレンは敵なのか」疑問が湧いてきます。

ジークの安楽死計画に乗っている様に見せながら、最終的には始祖の巨人そのものの力を手にしたエレン

そしてユミルの民に対して明確に壁外の命全ての駆逐を宣言しました。

進撃の巨人123話 エレンの地ならしの理由

進撃の巨人123話/諫山創先生/講談社
エレンの地ならしの理由

この表情が敵でないはずもないと言えます。

しかしなぜエレンは全ての者に自分がやろうとしている悲惨な行動を伝えたのでしょうか。

「止める選択枠も残している」と自分を葬り去る事を念頭に話したのかもしれません。

その相手が誰なのか。

言わずもがなミカサやアルミンに違いないでしょう。

ミカサとエレンの結婚なんてあり得ない

敵として葬り去られる

エレンが敵だとすれば世界を救うには葬り去るしかないとも言えます。

アルミンが捕えられてしまった後、ファルコ巨人の上でミカサにも「エレン殺し」を同意させようとしたジャン。

進撃の巨人136話 ジャンがエレン殺しを覚悟する

進撃の巨人136話/諫山創先生/講談社
ジャンがエレン殺しを覚悟する

この時ミカサですら即座に反応できませんでした。

今までなら「そんな事私が絶対にさせない」と答えていたでしょう。

それが出来ない程に状況は追い込まれたものになっていたのです。

エレンを殺す事でしか地ならしを止める術はないとミカサもどこかで感じていたはず。

すでに地ならしで多くを殺したエレン

まだエレン=敵とは限らないと言いたい所ですが、地ならしの発動から実際に海を超えて人を踏み潰してしまいました。

進撃の巨人131話 地ならしで崩壊する村々

進撃の巨人131話/諫山創先生/講談社
地ならしで崩壊する村々

多くの人を殺した今の現状から「すんませんでした!」が通用する訳もありません。

もう手遅れなのです。

もしかしたらエレン単独の侵入を試みる前の段階

要するにパラディ島の内部に居た頃であれば、他の方法で地ならしといった手法を取らせる事もなかったのでしょう。

それはミカサも地ならしの瞬間に感じ取っていました。

進撃の巨人123話 ミカサが答えていれば結果は違っていたのかもしれない

進撃の巨人123話/諫山創先生/講談社
ミカサが答えていれば結果は違っていたのかもしれない

結果が変わっていなかった可能性は勿論ありますが、もしかしたらを思うと後悔しかないのは分かります。

そもそも進撃の巨人は全編を通して「選択」というのがテーマになっています。

どんな選択を誰がするかによって結果は変わっていく事を示す場面が多くあるのです。

最たるものが先のミカサの思いでもありましたが、小さなものも多量に存在しています。

最初で言えばアルミンがエレンに壁外にある海の話をしたのも一つのきっかけを呼んだと言えるでしょう。

エレンは自分の正義のもとで動く

エレンは何も暴走している訳ではありません。

先の悪魔の様な表情をしたエレンは敵に見えていますが、一部の壁内の人間にとっては幸福とも取れる考えも入っているのです。

少なくともエレンは自分の思う正義の元で壁外に鉄槌を下していると言えます。

もう一度、その場面のセリフを見ていきます。

全ユミルの民に向けて告げられたエレンからの言葉です。

すべてのユミルの民へ告ぐ。
オレの名はエレン・イェーガー。
始祖の巨人の力を介し、すべてのユミルの民へ話しかけている。
パラディ島にあるすべての壁の硬質化が解かれ、その中に埋められていたすべての巨人は歩み始めた。
オレの目的はオレの生まれ育ったパラディ島の人々を守ることにある
しかし世界はパラディ島の人々が死滅することを望み、永い時間をかけ膨れ上がった憎悪はこの島のみならず、すべてのユミルの民が殺され尽くすまで止まらないだろう。
オレはその望みを拒む。
壁の巨人はこの島の外にあるすべての地表を踏み鳴らす。
そこにある命をこの世から駆逐するまで。
-エレン-
(進撃の巨人123話)

本当にエレンを敵と言い切れる人がいるのでしょうか。

今の世界でも価値観の差から戦争が巻き起こっています。

というよりもいつの時代も争いとはそういうものです。

双方ともに自分達こそは「正義」と思っています。

ここで重要なのはエレンは他の選択を残した所でしょう。

始祖の巨人ならユミルの民に対して記憶の改竄も出来ました

自分の行いに対して称賛を浴びせることもできたのです。

にも関わらず、アルミンやミカサを含め「エレンを止めよう」とする動きを出させています。

各々が自分の信じた道に向かって進める選択肢を残したのがエレンでした。

そう考えると、単純に「エレンは敵」と言い切る事なんて出来ないのだと思います。

エレン=敵。

この答えはクライマックスに至っても尚解答の出ないものになるでしょうが、それでも敵味方で判断出来る程の規模では進撃の巨人という物語がなくなっている事実があると言えます。

エレン敵説についての考察でした。



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