呪術廻戦考察|日下部は強いのか。術式無しでシン陰流を仕方なく取得した人物
高専東京校2年の担任である日下部篤也の強さについての考察です。
東京校の2年と言えば乙骨憂太の担任と言い換えてもいいでしょう。
特級を冠する呪術師の担任であれば強いはずとみたい所ですが、実力はどの程度なのか。
渋谷事変では「面倒くさがり」が露呈していますが、三輪霞に使われた偽夏油の「うずまき」を防ぐなどの功績を残しています。
術式は持っていない
術式を持っておらずシン・陰流を使う1級術師です。
シン・陰流に至った経緯については呪術廻戦公式ファンブックに記載されていました。
Q.シン・陰流を使える経緯は?
A.術式を持っていないので、呪術師として生きるために仕方なく。彼はポジティブな感じで自分から入ったわけではないと思います。
(呪術廻戦公式ファンブック)
自分から進んで入門したというよりも呪術師としてやむを得ずというのが実際のところ。
術式を持たずに1級まで成り上がった人物としても評価を受けていると言えます。
※追記※
呪術廻戦245話で両面宿儺に殺されそうになった日車寛見をとっさの判断で救い出す瞬間が描かれました。羂索のうずまきの時と同様に、思ったよりも躊躇なく自分の命をもって他者を救うことが出来る人物なのだと分かります。
※追記2※
呪術廻戦253話で五条悟と冥冥とナナミンが1級呪術師で一番強いのが日下部篤也であると発言する展開。
※追記3※
呪術廻戦254話では独自プログラムの迎撃
究極の面倒くさがり
渋谷事変でパンダと行動している時にも感じたもの。
わざわざ特級呪霊とやり合いに行くような正義感も持ち合わせていない様子。
夏油傑に仕えていた呪詛師が現れた段階でもそれが表現されました。
1級の実力がありながら特級を全く持って相手にしないように動いたのは渋谷事変では日下部篤也だけと言えそうです。
但し偽夏油と裏梅が登場した渋谷事変の最終戦では三輪霞を守っています。
ここでは偽夏油と裏梅という特級呪霊よりも危険な人物がいて日下部篤也としては想定外と言える事態だったでしょう。
偽夏油が蘊蓄のある奴と評した
偽夏油に対して三輪霞がシン陰流の「抜刀」を行おうとしたところ左手であっさりと防がれます。
そこに極ノ番うずまきを使用され絶体絶命と言える状況になった三輪霞。
防御に現れたのは日下部篤也でした。
この時に頭から血を流していますが、偽夏油によって付けられたものではありません。
宿儺と漏瑚戦で吹き飛んだ瓦礫の下敷きになった時につけられたものです。
偽夏油は日下部篤也の登場に対して「少しは蘊蓄のあつ奴が来てくれて」と言っています。
日下部篤也は脹相が現れて偽夏油に対して「加茂憲倫!」と叫んだ時も瞬時に考えに及んでいます。
馬鹿げた結界術。
馬鹿げた呪具の所持。
肉体を乗り換える術式を持つ黒幕の人選としては妥当っちゃ妥当だな。
-日下部篤也-
(呪術廻戦134話)
ただしこれに対して偽夏油は「加茂憲倫も数ある名の一つに過ぎない」と言っています。
実際は千年前から存在する陰陽師の誰かであろうと予想されています。
偽夏油の言葉を聞いて更に日下部の考えは深きに及んだと考えていいでしょう。
だからこそこれ以降何もせずに流れに身を任せるようなスタンスを取ります。
特級呪霊を相手にする事も拒んでいた日下部だけにそれを容易に超えてくる裏梅と偽夏油と戦おうなんて少しも思っていない様子が分かります。
日下部篤也の強さは1級術師のそれを大きく上回るものでもなくシン陰流において特別な要素を持っている事でもないというのが妥当な結論と言えそうです。
日下部篤也は虎杖処刑派
もう一つのポイントとして日下部篤也の虎杖に対しての考えです。
宿儺と漏瑚との戦いで瓦礫の下敷きになったからという事もないでしょうが、日下部はとにかく面倒が嫌いです。
その意味で高専が両面宿儺の器である虎杖を扱うのはリスクが高すぎると思っているのでしょう。
肉体の主導権は虎杖にある。
そういう話だったろ。
先に言っとくぞ。
五条が消えて今後虎杖にどんな処分が下ろうと俺が虎杖側につくことはない。
俺は虎杖悠仁の死刑に賛成だ。
-日下部篤也-
(呪術廻戦15巻)
死刑賛成派であることをパンダに明言した日下部篤也です。
この時の表情はただ「面倒だから」というものを超えていた様にも思えますが、この日下部が担当している2年の乙骨憂太が結果的に虎杖の死刑執行人に選ばれています。
少なからず因果を感じるところと言えます。
【追記】反射的に人を救えるいい男
うずまきから三輪を救った時もそうでしたが、実は日下部は非常に高い人柄を持っている可能性が出ています。
虎杖と魂を入れ替えるような訓練にも立ち会っており、そういう教師部分も強く出ていたクライマックスの直前。
そして両面宿儺との最終戦において日車寛見が誤算の中で死亡する直前に救い出そうと自らの身を呈して向かいました。
呪術廻戦245話での動きは一瞬の躊躇で日車寛見が死んでいたであろう状況です。
よって頭でリスク計算などせずに元から持っていた根底にある部分が抜き出されたと言っても過言ではない局面です。
やはり日下部は、先述のように少し野暮な性格で昼行灯に見えますが、実のところ高い人徳の持ち主である可能性もありそうです。
【追記】1級呪術師で一番強いのが日下部篤也
日下部篤也は呪術廻戦253話で冥冥と五条悟とナナミンの発言から1級で最も強いと言われています。
実際に最終戦で特級ばかりが集まる中での奮闘を見せており、しかも幾度か宿儺の攻撃を受けながらも生き残っています。
さらに言えば勝機ありの状態で両面宿儺に単騎挑むことを決意しているほど。
術式を持たない1級呪術師。
呪いの王である宿儺に対してシン陰流の真骨頂を見せる形となりました。
呪術廻戦254話で簡易領域の中に独自のプログラムを搭載していることが分かりました。
「自動迎撃」
要するに領域内の攻撃に対して、自動で迎撃できるというもの。
これは宿儺の斬撃にも対応して、宿儺からみれば恐ろしいほどの反射神経に見えています。
また簡易領域を広げて、少し離れた宿儺にまで領域内に入らせることが可能です。
領域の中での剣技と体術は宿儺を圧倒するほどであり、1級とは思えない強さを見せてくれました。
しかし残念ながら心臓狙いの一刀に気付かれてしまい敗北しました。
新たな情報が入り次第、記事の更新をしていきます。
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