領域展開の一覧まとめ!使える呪術師は僅かで特級が基本|呪術廻戦考察
呪術廻戦における呪術の極致とされる「領域展開」について一覧でまとめていきます。
領域展開が初めて出てきたのは呪術廻戦2巻8話の両面宿儺による「伏魔御厨子」でした。
この段階では領域展開がどういったものなのかも不明で伏魔御厨子の内容も分かっていませんでした。
領域展開とは
領域展開については2巻にて五条悟が説明を行っています。
術式を付与した生得領域を呪術で周囲に構築する。
領域内で発動した付与された術式は絶対当たる。
-五条悟-
(呪術廻戦2巻)
領域展開とは術式を付与した生得領域で一定範囲を囲う事になります。
術式を付与した自分が作り出した空間を作ると考えれば分かりやすいでしょう。
一番最初に伏黒と共に対峙した少年院での領域は術式が付与されていない不完全なものでした。
ちなみに領域展開には2段階の工程がある事も130話の真人戦で明らかになっています。
領域展開の工程
- 生得領域の具現化
- 術式の発動
この2つを順番に実施するのですが、真人は黒閃の後の覚醒状態でほぼ同時と言える速度で行っています。
領域展開の実施は特級クラスばかり
それでは現状135話までに使用された領域展開について一覧としてまとめていきます。
使っている者は基本的に呪術師も呪霊も特級を冠する者ばかりとなっています。
唯一の例外は伏黒恵ですが、不完全なものとなりました。
登場順にご紹介します。
呪いの王・両面宿儺の領域展開「伏魔御厨子」
最初に登場した領域展開は両面宿儺の「伏魔御厨子(ふくまみづし)」でした。
両面宿儺は言わずもがな作中最強と呼べる呪いの王です。
初登場は8話となりますので最初に持ってきましたが、しっかりとした説明が成されたのは119話となります。
基本的に領域展開の名前は非常に難しい漢字が連打して読みにくさも一入です。
伏魔御厨子(ふくまみづし)とは
宿儺の領域展開である伏魔御厨子について説明を行います。
宿儺は斬撃をよく使いますが、その斬撃には二種類存在しています。
- 「解(カイ)」=通常の斬撃
- 「捌(ハチ)」=呪力差・強度に応じて一太刀で対象を卸す
まずこの2つの斬撃が基本となります。
伏魔御厨子は呪力を帯びたモノには「捌(ハチ)」、呪力のないモノには「解(カイ)」を効果範囲内に絶え間なく浴びせ続ける呪術となります。
ちなみに120話で使用後が見えていますが、全てのものが消え去っているほどの威力です。
8話で最初に使われたものは恐らく瞬間の使用だけだったと考えていいでしょう。
特級呪霊・漏瑚の領域展開「蓋棺鉄囲山」
続いて登場したのが2巻で五条悟と戦った特級呪霊漏瑚の繰り出した「蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)」となります。
漏瑚は人が大地を畏怖したところから生まれた呪いで宿儺の指8~9本ほどの強さを持っているとされました。
実際に宿儺との戦いで「誇れ、オマエは強い」と言われて涙しているので五条悟や両面宿儺以外があたっていれば死んでいた可能性も高いでしょう。
蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)とは
火山の内部を思わせる場所を生得領域として大きな火山弾などが必中の術式として付与されています。
領域内の攻撃は五条悟にも当たるということ。
但しこの火山弾に関しては片腕で粉砕している五条悟ですので、必中と言っても必殺になるとは限らない領域展開もあると考えていいでしょう。
宿儺にも強さを認められる漏瑚といえども手も足も出なかった五条悟の恐ろしさも分かった場面でした。
特級呪術師・五条悟の領域展開「無量空処」
続いて呪術師最強と名高い五条悟の領域展開「無量空処(むりょうくうしょ)」です。
初登場は先述した漏瑚との戦いで虎杖に領域展開に対応する方法を教える為に繰り出していました。
宇宙の様な無限が広がる生得領域を作り出しています。
無量空処(むりょうくうしょ)とは
無限の星が広がる宇宙空間の様な場所で知覚と伝達を無限に強制されます。
ここは無下限の内側。
“知覚”“伝達”
生きるという行為に無限回の作業を強制する。
-五条悟-
(呪術廻戦2巻)
何を言っているんだ?ってなりそうですが、簡単に言えば情報が無限に入ってくるから処理して次の行動に出られないって意味だと思えば問題ありません。
※例えば、目の前にケーキがある⇒だからフォークを手に取る⇒使って口に入れるなどの情報処理と行動は一対になっています。前提となる情報が無限作業となり処理出来なければフォークを手に取るという情報処理後の行動が出来ない事を意味します。
よって漏瑚の様になる訳です。
一度渋谷編で一般人に対しても0.2秒の領域展開を実施した五条悟です。
0.2秒で一般人は立ったまま失神しましたが、2ヶ月後に全員が社会復帰出来ています。
長く喰らわなければ無事で済むとも言える技ですが、基本的には範囲内に入った瞬間に勝利が確定する技と言えます。
要するに呪力や領域の精度が五条悟よりも上で無い場合は基本的に勝ち目のない相手が五条悟と言えます。
特級呪霊・真人の領域展開「自閉円頓裹」
続いて登場した領域展開は呪術廻戦4巻の真人による「自閉円頓裹(じへいえんどんか)」です。
真人は人が人を憎む感情から生まれた特級呪霊です。
多くの人物が彼の餌食となってしまった悪質極まりない呪霊ですが、領域展開は虎杖&七海戦で初めて覚えました。
虎杖と七海のコンビネーションによって「死」を感じた真人がインスピレーションから発した領域展開です。
ここで七海は領域展開が如何に難易度の高い呪術であるかを読者に教えてくれています。
領域展開・・・
呪力で構築した生得領域内で必殺の術式を必中必殺へと昇華する。
私の到達できなかった呪術の極致。
-七海-
(呪術廻戦4巻)
七海は宿儺の魂を持つ虎杖の侵入で救われましたが、メカ丸は自閉円頓裹で死亡しています。
自閉円頓裹(じへいえんどんか)とは
真人が繰り出した自閉円頓裹(じへいえんどんか)とは、無為転変を必中させる効果があります。
無為転変は手で相手に直接触れる事で魂の形を操作して見た目も質量も全てを無視して改造してしまう技です。
当たって改造されてしまえば、必ずいずれは死に絶える事になる為、必殺の技と言い切れるもの。
防御の方法は「自分の魂の形を認識した上で尚且その魂を呪力で守る」場合だけに限ります。
これが可能なのは真人と戦った者では虎杖のみとなります。
虎杖は宿儺という魂の器をしている事から自然と魂の形を知覚出来ていたとされています。
ちなみに領域展開は入るメリットが無い事から外からの侵入には弱くなっています。
七海が殺されかけた所で虎杖が侵入し、宿儺の魂に触れそうになった事で真人は大ダメージを受けて戦闘離脱となりました。
真人と虎杖が再戦した時に五条悟と同じく0.2秒の自閉円頓裹を繰り出しました。
もう一度触れる事で確実に殺される真人は、その可能性を最大限引き下げる為の瞬間的な自閉円頓裹の使用となりました。
結果宿儺には殺されずに東堂の左手を葬り去る事に成功しました(本当は東堂を殺そうとしましたがすぐさま左手を切り離した東堂は生きています)。
十種影法術師・伏黒恵の領域展開「嵌合暗翳庭」
次に登場した領域展開は虎杖と同期である伏黒恵の領域展開「嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)」です。
少年院で出会したのと同じタイプの呪霊を相手に無理矢理繰り出したと言える領域展開。
少し前に五条悟に「本気の出し方を知らない」と言われて死を覚悟したその直後に「自由にやってやる」と開き直って作り出したものです。
呪術廻戦7巻で初めて出しましたが、この時はまだ不完全で不細工だと言いますが、それでも十分呪霊を翻弄する事に成功しています。
呪術廻戦13巻では蕩蘊平線(たううんへいせん)という海の畏怖から生まれた陀艮の領域に一時的に穴を開けるにまで至っています。
嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)とは
領域内は影だらけで無尽蔵に式神が繰り出されています。
不完全故に呪霊に呪力による攻撃をさせてしまい影を吹き飛ばされたりもしますが、最終的には潜んだ玉犬で胸元を貫いて勝利します。
呪霊の影に入り込んでの一撃と、途中呪力での攻撃を食らった本体が影になった事を考えると完成すれば恐ろしい呪術になります。
どこに潜んでいるかも分からずに湧き出す式神を相手にしながら隙きを見せた殺されるという領域展開が伏黒恵の嵌合暗翳庭だと考えられます。
まだ完成体が出ていませんので、いずれ詳しい内容が分かるでしょう。
特級特定疾病呪霊・疱瘡神の領域展開
続いて偽夏油(加茂憲倫)が呪霊操術で冥冥と憂憂の戦闘で出した「疱瘡神」という呪霊の領域展開です。
疱瘡神の領域展開は言葉が分からないので名称不明ですが「墓」という一言だけ発しています。
憂憂のシン・陰流の簡易領域を利用しながら勝利する冥冥と憂憂でした。
しかし余裕ではなく冥冥の「命に手がかかった」の発言からも危機的状況だったのが分かります。
疱瘡神の領域展開とは
疱瘡神の領域展開は名前こそありませんが、必中必殺の技が存在しています。
- 領域内の対象者を棺桶に拘束
- 墓石で地面に埋葬
- 3カウントで脱出出来なけれ対象者死亡
これが必中効果となります。
但し脱出が出来れば必殺とはならないのがこの領域展開の特徴とも言えます。
冥冥は最初の一撃こそ即座に脱出しましたが「あと2回くらえばいつもの動きができなくなる」と脱出も無事とは言えない状況でした。
特級呪霊・陀艮の領域展開「蕩蘊平線」
漏瑚や花御や真人と同じく偽夏油についていた特級呪霊の一人である陀艮(だごん)の領域展開「蕩蘊平線(たううんへいせん)」です。
真人達がくつろいでいた場所も陀艮の領域展開の中ということが呪術廻戦13巻で判明しました。
陀艮は海を畏怖する感情から生まれる呪霊だけに海そのものを生得領域とする領域展開となりました。
蕩蘊平線(たううんへいせん)とは
蕩蘊平線(たううんへいせん)は領域内で死累累湧軍(しるるゆうぐん)という海の生物を必中させます。
しかもこれは「当たるまで存在しない」というものです。
芥見下々先生はHUNTER×HUNTERの影響を多く受けていますが、これについてもキルアが戦ったダーツの念能力を使うオロソ兄弟の技に似ています。
当たるまでそこに存在しないダーツでしたが、今回は海中生物となります。
領域の広さは全キャラで最大と言えるかもしれません。
最終的に陀艮は禪院甚爾に敗れる事になりました。
現在登場している領域展開は7つ
以上が現在呪術廻戦135話の渋谷編までで登場している領域展開になります。
伏黒恵だけが特級を冠する者ではない形になりますが、いずれは五条悟に負けるとも劣らない呪術師になることを考えれば納得出来ます。
また恐らくは九十九由基や乙骨憂太、偽夏油である加茂憲倫や裏梅も領域展開を使えるであろうと推察出来ます。
新しい領域展開が出次第、更新を行いますので今しばらくお待ち下さい。
マンガ好き
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