鬼滅の刃考察|禰豆子(ねずこ)も死ぬ!?無惨が死ぬの前に人間に戻る
「君が死ねば全ての鬼が滅ぶんだろう?」
とお館様(産屋敷)に言われ、鬼舞辻無惨の空気が揺らいだ。
動揺があるので、これは真実です。
そうなれば、鬼舞辻無惨を死亡させたら禰豆子も死んでしまうことになります。
この138話の時点では、最終的に炭治郎は禰豆子の命と鬼舞辻無惨の命を天秤にかけるのではないかと予測されていました。
※ここからは最終回を含めたネタバレとなります
禰豆子は死亡しない
まず鬼滅の刃最終回に至るまでで考えると「禰豆子の死亡はない」ことが確定しています。
最終的に鬼舞辻無惨は炭治郎に討たれて死亡する訳ですが、なぜ禰豆子が死なないのかを説明します。
答えはシンプルで「人間に戻ったから」というのが死亡しなかった理由となります。
鬼滅の刃196話で薬によって禰豆子は完全に人間に戻っていたのです。
人間に戻っているのだから、すでに鬼舞辻無惨が死亡=鬼の死亡という構図に当てはまらなくなります。
愈史郎(ゆしろう)も鬼舞辻無惨から鬼になった存在ではありませんから、こちらも無事です。
禰豆子を人間に戻る前に飛び出した
禰豆子は薬で人間に戻る途中、炭治郎の危険を察して突然走り出しました。
あまりの速さに左近次も追いつけませんでした。
太陽を克服している禰豆子は鬼舞辻無惨が最も欲しがっている鬼の一人です。
禰豆子を鬼舞辻無惨に吸収されてしまうと無敵となってしまい、もう倒す術はありません。
この時に全体を指揮していたのは産屋敷の次期当主となった産屋敷輝利哉でした。
輝利哉は慌てて「追わなければ!」と命令を出そうとしますが「禰豆子の好きにさせなさい。大丈夫だから」と父親である耀哉に語りかけられるような感覚を得ます。
耀哉はすでに死んでいますが、そう感じた輝利哉は父親の言葉を信じて追わせるのをやめます。
ですがもし禰豆子さんが鬼に捕まるようなことがあれば取り返しがつきません
(鬼滅の刃185話)
輝利哉もそう思っていましたが「父上が好きにさせろと言ってるんだ」と涙を流しながら伝えます。
結果、これが功を奏します。
禰豆子を人間に戻したのは炭治郎
禰豆子は炭治郎の危機を伝えられて、突然起き上がって鬼舞辻無惨と戦う兄の元へ向かいました。
長い道のりではありましたが、左近次が追えない程の速度で走り続けた禰豆子です。
そして鬼舞辻無惨と炭治郎が戦うその場所に到着する少し前、禰豆子の頭の中に記憶が蘇ります。
それは鬼舞辻無惨が自分の家族を襲ったときのものです。
鬼舞辻無惨が言った言葉も思い出し、怒りがこみ上げてきます。
この程度の血の注入で死ぬとは、太陽を克服する鬼などそうそう作れたものではないな。
-鬼舞辻無惨-
(鬼滅の刃196話)
しかしすぐさま炭治郎の涙する記憶や冨岡義勇、左近次に珠世や愈史郎(ゆしろう)、善逸、伊之助などの記憶が舞い込んできます。
今まで出会ってきた人たちの記憶で胸が高まり、最後に炭治郎の「禰豆子」と呼びかける優しい声と表情を思い出しました。
ここで頭を抱えて蹲る禰豆子でしたが、思い出すのは炭治郎の「兄ちゃんが守る。何があっても、お前だけは」という言葉。
全てを思い出し、禰豆子は人間に戻っていました。
この直前までは禰豆子が鬼として戦闘に加わる可能性がありましたが、そうはなりません。
別の役割があった事を後述します。
もし禰豆子があの時点で駆け出してここにいなければ、炭治郎が悲劇に見舞われているところでした。
禰豆子は炭治郎の危機を察知して駆け出し、その道中で人間に戻る事が出来ました。
もしもそのまま何もせずに眠っていれば、炭治郎を思い出すきっかけも掴めずに鬼のままだった可能性はあります。
そうなると鬼舞辻無惨の死亡と共に禰豆子も消滅していた可能性が高いでしょう。
また人間化した禰豆子の役割は鬼舞辻無惨が死亡した後にあります。
鬼の王になりかけた炭治郎を救う
鬼舞辻無惨の血を大量に注がれて、炭治郎は無惨に変わる鬼の王にさせられそうになりました。
自我を失いかけた炭治郎は禰豆子に噛みつきます。
もし最初に噛み付いたのが禰豆子でなければ他の人間を傷つけるどころか鬼にしていた可能性すらあります。
鬼舞辻無惨の思いを引きちぎり、「お兄ちゃん帰ろう」と思考の中で手を差し伸ばしてくれたのは禰豆子です。
禰豆子がもしこの場にいなければ鬼舞辻無惨死亡の後に炭治郎が鬼の王として君臨する結末もありました。
兄である炭治郎と妹の禰豆子の愛情が最上に達した瞬間がここにあったと感じます。
結果的に禰豆子を炭治郎が救い、炭治郎を禰豆子が救う形で鬼滅の刃の最終着地は行われました。
あの時点で禰豆子が鬼の走力を使って鬼舞辻無惨との戦場に来なければ炭治郎は助かっていません。
また道中で炭治郎を思い出し、戦場のすぐ近くで人間に戻っていなければ鬼舞辻無惨の死亡と同時に禰豆子は死んでいました。
何か少しでも歯車が狂えば兄か妹のどちらかが悲惨な運命を辿る事になっていたと言えます。
この二人は常に力を合わせてお互いを補完しあっていた訳です。
禰豆子死亡の説は多く語られていましたが、最終話まで見た上で改めて読み直すと「生きなければならない存在」だった事がよくわかります。
マンガ好き
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