呪術廻戦考察|狗巻棘は短髪だった!前日譚0巻は虎杖風。能力(術式)は強いが消耗激しい
東京高専2年生の狗巻棘(いぬまきとげ)ですが、実は前日譚の0巻にも登場しています。
呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校 (ジャンプコミックスDIGITAL)
この呪術廻戦0巻での狗巻棘は画風が虎杖悠仁の様な風体になっています。
狗巻棘は短髪だった
今は若干長めの銀髪(白い毛)という様相です。
しかし先程紹介した呪術廻戦0巻で乙骨憂太と共に戦った狗巻棘は短髪となっていました。
今見ると虎杖悠二にそっくりと言える風貌になります。
0巻当時は狗巻棘も高専の1年生です。
1年経って髪を伸ばすスタイルに変えたと言えばそのままですが似ているのは事実でしょう。
ちなみに伏黒と乙骨も似ていました。
よって前日譚である0巻でのキャラデザインを本編である呪術廻戦1巻以降の主人公とその主軸の仲間のキャラに移行した経緯があったのかもしれません。
実際に似ているのは芥見下々先生も分かっていた様子で0巻に「別人です」と表記されていました。
こうやって対比で見ると、確かに微妙な差があるのはよく分かります。
本編では狗巻も2年生なので1年の時の短髪からオシャレにも目覚めて髪を伸ばし始めたのかなって想像しておくのが良いでしょう。
0巻で狗巻棘は呪言能力の攻撃を多発
呪術廻戦は芥見先生の前作である「東京都立呪術高等専門学校」の続きという時系列で物語が進んでいます。
0巻の中で狗巻は東京高専1年で唯一の二級呪術師として登場。
口元と舌には狗巻家に伝わる「蛇の目」と「牙」の呪印が刻印されています。
この辺りは当然本編でも同じ様になっています。
この呪印を隠すためにいつもネックウォーマーをつけています。
棘の呪言はなぁ。
生まれた時から使えちゃったから昔はそれなりに苦労したみたいだ。
呪うつもりのない相手を呪っちゃったりな。
境遇としては憂太にかなり近い。
誤解されやすいけど善い奴なんだ。
-パンダ-
(呪術廻戦0巻)
0巻ではモールに出現した呪霊を相手に「爆ぜろ」「捻れろ」「潰れろ」の3つの呪言を使いました。
予定のない準1級の呪いを相手に乙骨憂太と共闘して相手を倒しています。
二級呪術師は二級の呪いを難なく倒せるレベルであると考えれば、今回の任務は油断さえあったものの非常に危険だったとは言えないものと考えて良さそうです。
0巻ではかなり出番の多かった狗巻棘ですが、本編では強力な術式である呪言を攻撃目的で使う場面が少ない現状となっています。
呪言師の能力
改めて呪言師の能力を説明すると、言霊を使った狗巻家相伝の術式となります。
要するに言葉の力を大幅に強め相手にそれを強制させる術式だと思えば分かり易いでしょう。
「動くな」と言えば相手の動きを強制的に止める事が出来ます。
特級呪霊である花御(はなみ)に対しても有効だった点を考えると非常に強い高等術式である事が分かります。
0巻の時点では1度使うだけで声が枯れ、2度目でゲホゲホと咳を出すほど喉を完全に痛めてしまっていました。
2年ともなれば流石に数回で喉が使えない状態にはなっていません。
実際に花御(はなみ)に対して「逃げろ」と言った後で「動くな」を使用していますが、逃げている途中の「しゃけ」は全く声が枯れていません。
(但しいつもどおり喉用の液剤は飲んでいますが)
呪力差が強すぎる場合は言霊が自分に返る場合もある術式だけに使い方は非常に難しいところでした。
しかし、特級呪霊の花御(はなみ)に使用出来た点を考慮すると、大抵の相手には使えるものだと考えて良さそうです。
但し、花御(はなみ)への連続使用は結果的に吐血を発生させているので、反転はせずとも喉へのダメージは尋常じゃない事が分かります。
呪言は補佐能力として有能
狗巻棘が本編の呪術廻戦において、呪言攻撃を仕掛ける場面は少ないのが分かります。
0巻では先程伝えた通り「爆ぜろ」「捻れろ」「潰れろ」と攻撃枠での使用が目立ちました。
しかし本編では「逃げろ」「動くな」「止まれ」などの戦闘における補佐役を担っている事が分かります。
花御(はなみ)戦では幾つかの補助的な役割を担った後、吐血してしまいます。
その後で出した唯一の攻撃的な呪言が「ぶっとべ」でした。
やはり術式の効果が自分に返るリスクを考えて強敵相手に「潰れろ」などは使用しないのだと推測出来ます。
普段の会話はおにぎりの具
呪言は知らずに相手を呪ってしまう可能性がある技です。
通常の人間としての生活に大きな支障を来しているのは読者の誰もが気付いているところでしょう。
基本的には誰も呪わない様に会話はおにぎりの具材で行っています。
芥見下々先生が明言している部分で確定しているのは「しゃけ=肯定」「おかか=否定」という部分のみです。
0巻では「こんぶ」っていうのが「ここで待ってろ」って意味に感じられました。
モールで最初の呪いを倒した時に枯れた声で「ツナマヨ」と言っていた場面もありますが、他にも使われているので不明です。
花御(はなみ)に対して伏黒を止めて「高菜」と言った後に「ぶっとべ」を使った狗巻ですが、これも「俺がやる」とか「少し待て」とかに見えます。
現状ではどんな言葉が何を意味しているのか分かりません。
とりあえず発している点とジェスチャーや表情から読み取るのが基本となりそうです。
呪言は最強とも言えない
今後の成長次第にもよりますが、やはり危険な相手に対して強気の呪言を使うとリスクを伴うのが難点と言えます。
呪力が高まれば自ずと使える場面も増えていくでしょう。
特級呪霊クラスを相手に「爆ぜろ」「潰れろ」の類が効いてくるとすれば文句なく特級扱いの呪術師になれる素質を持っています。
今の段階では最強と呼ぶには苦しい術式ではないかと思えます。
五条悟にも勝てる可能性があると言われますが、先程の呪力差から難しいと考えて間違いありません。
また五条悟の無下限呪術は自分の周囲を無限で纏う事も可能です。
音も空気から伝わるものなので、そこに無限という歪があれば、そもそも聞こえるに至らないのではないかと推察されます。
よって「防御不能の能力」とまではいかないのも厳しい状況です。
今後も狗巻棘の呪言に関しては「攻撃主体」ではなく、仲間の補助役として使用される機会が多いでしょう。
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