ワンピース考察|ラフテルの正体は「酒」にまつわる笑い話(Laugh Tail)!1話のシャンクスとルフィ
ラフテルの正体が「酒」にまつわる笑い話という説があります。
ジョイボーイの次にラフテルを訪れたとされる海賊王ゴール・D・ロジャーの一団。
「莫大な宝」を目の前にしながら大笑いをしているロジャーが描かれたおでんの回想で名前の由来が本編で確定しました。
おでんも含めメンバーの全員が「涙が出る程笑った」と表現されているところ。
島の名前として「とんだ笑い話」の真相が分かるという意味も込めて「Laugh Tail(笑い話)」と名付けられたのです。
ラフテルにワンピースがある訳ではない
800年の間、誰も到達出来なかった「最後の島」がラフテルでした。
そもそもの島の名前は不明ですが、ロジャーが名付けて現在の世の中では最後の島=ラフテルとなっています。
そんなラフテルには「誰もが笑ってしまう事実」が隠されていると考えていいでしょう。
おでんの回想にも「莫大な宝」と表記されており、尾田栄一郎先生のインタビューでも「実際に宝はある」と明言されています。
よって大笑いしているロジャーの目の前には抽象的な「絆」とか「仲間」といったものではなく何かしらの物理的な「宝」があるのは確実です。
これを持ち帰らなかった理由は何なのか。
よくある説としては「古代兵器が必要」「ルフィ=ジョイボーイの誕生が必要」というものがあります。
それも全て事実なのかもしれませんが、もっと端的に「持ち帰っても仕方ない」と考えるのも一つです。
そもそもラフテルにあった莫大な宝=ワンピースではありません。
これは同じく96巻の表記からも分かることでしょう。
ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)がラフテルにあるとされている事も多かったですが、最後の島に行き着いたロジャーも発見には至っていません。
ひとつなぎの大秘宝を発見するために必要なことがラフテルに行けば分かると考えていいでしょう。
そしてロジャーの息子であるエースはすでに死んでいますが、その心とも言える部分を宿したメラメラの実については別の形で麦わらの一味と共にワンピース(ひとつなぎの大秘宝)に到達する可能性は大いにあります。
ラフテルにあるのは真実というの名の笑い話
ラフテルではワンピースの世界で謎とされている事が全て分かる場所でもあります。
これはおでんの回想でも描かれています。
これらすべての謎が分かる場所になります。
しかしそれらを知って「なぜ笑っているのか」という点が気になるでしょう。
今見れば巨大な王国といがみ合う王族、そして種族の分離や差別や侮蔑の始まり。
大きな戦があって何かしらの思想が消え果てた様に見えるのですが違うのでしょう。
そんな争いの始まりとなる秘密が隠されていたら「涙が出る程笑う」なんて事があるはずもありません。
笑いとはギャップです。
「そう思っていたら全然違った」というのが笑いの基本。
言い換えれば緩急と言ってもいいでしょう。
要するに「すっごいシリアスな展開」と思っていたら「なんやねんそれ!」って言える馬鹿な話だったってことだと感じます。
いがみ合いの元となる真実というのは「恐ろしく馬鹿なこと」だったとしたら笑える話と言えるかもしれません。
酒の席でのいがみ合い
そもそも笑い話という伏線については1話のマキノさんの酒場でも登場しています。
山賊に酒を浴びせかけられたところの描写です。
この1話での出来事に全てが集約されている様に思えてなりません。
ここではシャンクスも大笑いするのですが、ルフィだけは「なんで笑ってんだよ!」と怒っています。
相手の行動に対して怒りを顕にするルフィという構図。
もしかしたらこれが過去に起こった巨大な王国が滅亡するきっかけになった出来事なのかもしれません。
いがみ合いは戦争を生み出します。
逆に全てを受け入れて笑い話にしてしまえば、そこには争いが生まれるはずもないでしょう。
シャンクスは怒るルフィに対してこう言っていました。
気持ちはわからんでもないが、ただ酒をかけられただけだ。
怒るほどのことじゃないだろう?
-シャンクス-
(ワンピース1話)
まさにこれが今の天竜人と過去巨大な王国に住んでいたDの一族の戦の始まりだったのかもしれません。
シャンクス=天竜人という説もあることを考えると、この時点でルフィと少し考え方を違えたのも意味がある伏線だったと考えて良さそうです。
シャンクスだけは泣いていた
ロジャーと一緒にラフテルに迎えなかったシャンクス。
バギーの看病をしていたからですが、帰ってきたロジャーに質問をしてそこで泣いています。
シャンクスは笑い話とせずにロジャーが知ったであろう世界の秘密の何かを知って泣いているのです。
これもまたシャンクス=天竜人という可能性を示唆するものでした。
天竜人として自分たちは本当に世界を変えてしまった悪人なのかを知りたかったのかもしれません。
しかしロジャーが見たラフテルでの秘密を知って「そうじゃなかった」と涙している可能性はあるでしょう。
全ては笑い話なのです。
仲間同士のいざこざから発展した
最初は笑い話になるようなしょうもないエピソードから仲間同士だった人間が対立してしまったものなのかもしれません。
ワンピースでは先程の1話でのシャンクスとルフィの考え方の相違を含め、仲間同士での争いが度々映し出されています。
ウソップとルフィの時もそうです。
ホールケーキ編ではサンジとルフィ、またウイスキーパークではゾロとも一時的に対峙しました。
ナミとの出会いの時もそうです。
ほとんどのメンバーと仲間同士での見解の相違というものを経験しています。
言ってみれば麦わらの一味は「これらの小さないざこざや考え方の違いを乗り越えた存在」として君臨しているのです。
誰かを崇拝していたり、ワンマンで何かが決まっていることは全くありません。
夢や願いもそれぞれが違うものを持っっています。
だからこそ麦わらの一味は海賊団と呼ばれない部分でもあります。
恐らくラフテルで描かれているのは「仲間同士の酒の席での喧嘩」みたいなものが発端だと書かれている気がしてなりません。
それこそお互いに「くだらない喧嘩」をしていたことが書かれているのではないでしょうか。
そしてその上で「お互いに本当は仲良し」というのが示されているのかもしれません。
もしそうならDの一族も天竜人も元は仲間同士であったと考えて良さそうです。
盃が割れてしまった形がDであるとするのかもしれません。
そのくらいの馬鹿げた話でなければ笑い話になりません。
だからこそシャンクス(天竜人だとすれば)は自分の出生の中で単に王国を滅ぼした者の末裔ではないことを知って泣いたのかもしれません。
他にも多くの説がありますが、ラフテルでのロジャーたちの泣きながら笑うほどの真実。
それがシリアスな事実ではないことは確かだろうと感じられます。
果たして実際にどんな笑い話がラフテルで明らかになるのでしょうか。
更に秘密が明らかになり次第考察も更新していきます。
マンガ好き
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