カイジネタバレ450話【考察】遠藤の生き残りと黒崎の凄み
やはり黒崎は凄かった。杖での制裁は受けながらも生きながらえた遠藤。それは全て黒崎の機転によるものでした。何とか戻りはしたものの解任はされずカイジ捜査は続きます。
※カイジの本編ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい。
なんとか病室から出られた遠藤。
とは言え殴り続けられたので満身創痍ではあります。
車の中で黒崎に兵藤会長の心変わりのポイントを聞きます。
あまりに難しい人心掌握に遠藤は驚愕すると共に解任されなかったことを嘆く結果に。
まだまだ続くカイジ捜索の本部長の役割です。
それではカイジ24億脱出編450話を考察していきます。
杖での殴打は幸せ
杖で兵藤会長からの制裁を受けている遠藤。
しかしよく考えてみれば「死んでいた結末」から単なる怪我で済む状態になっています。
これを遠藤は幸せと感じているところ。
幸せの文字はどうやら昔罪人を指していたと内容では解説がありました。
何にしてもこの殴打は永遠続く訳ではなく、高齢の兵藤会長は疲れて眠る事になりました。
生き残り。
それこそ相当な怪我というか杖で殴り続けられたので満身創痍ではあります。
外の日差しを見て生きている実感をする遠藤でした。
まるで大病を患って快復した時のような爽快感が遠藤の中に渦巻いているのではないでしょうか。
黒崎GMが凄すぎる
そして車内で黒崎GMに感謝の言葉。
見事に兵藤会長を御した黒崎ではありますが、それについて制御したなどという言葉は使わせません。
このあたりの黒崎の隙きを見せない姿勢がなんとも凄みを感じるところです。
黒服を含め部下がいる局面。
いや黒崎なら部下など周りにおらずとも会長をしっかりと立てることを忘れないはずです。
出世していく人間というのは、こういった抜け目のなさを持ちながら仕事が出来る人間と相場は決まっています。
まさに「人を動かす」の完成形のような人物です。
人心掌握についての本はこれ一冊を読めば事足りると言われるほどの一冊。
体現者はほとんどいませんが、黒崎GMなら完全にやりきっていそうです。
やりすぎた遠藤
遠藤も途中までは良かったと黒崎は解説してくれます。
それこそ「いたたまれない」と言ったあたりまでは懐に入り込むことに成功。
ただそれから先がやり過ぎでした。
単なるおべっかに成り下がり、それを感知した兵藤会長が遠藤を誘導、そして死に追いやっていきます。
黒崎が一応なりにあの局面での生き抜くための言葉を教えてくれますが、即座に対応してそんな言葉は出てこないだろうというもの。
帝愛ナンバー2になる人間は、ここまでの頭の回転を持ち合わせていて初めて務まるということになります。
確かにカイジの中に登場する敵キャラの中でもずば抜けて人の真理を刺したのは元ナンバー2の利根川幸雄でした。
スピンオフでは良き中間管理職として描かれていましたが、現実には黒崎に匹敵するだけのキレ具合を見せてくれていた人物です。
おそらくカイジファンの中でも利根川が一番だと言う方は多いのだろうと思います。
今回の黒崎の言動から、今後黒崎とカイジが戦うような局面があるとすれば衝撃的なまでの苦戦を強いられることになりそうです。
※ただキャラクター的に黒崎はカイジ側につくような流れがあるのではないかとも思えるところです。
遠藤は解任されずカイジ捜索が続く
結局遠藤はカイジ捜査から解任されることはありませんでした。
よってまだまだ続くカイジの捜索。
二度までカイジを追い詰めた遠藤ではありますが、三度目の正直となるのかどうか。
次なるカイジの危機がどういう展開で訪れるのかにも注目です。
マンガ好き
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