カイジのネタバレ393話|近隣に住む84歳の三橋モネが引越しの挨拶ナシで怒る
カイジ393話のネタバレ含む考察と感想です。
※本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。
カイジたちは遂に自分の家を手に入れました。
ホームです。
そこでの寝泊まりによって厳しい日々からの脱却が出来るようになりました。
ただこれで安泰とはいきません。
帝愛に追われているからではなく、そこに住めばそこの文化圏でのトラブルなどにも巻き込まれていくもの。
その布石となるのが今回の393話と言えそうです。
引っ越し蕎麦の挨拶が無い
カイジの家の向かいにある三橋家。
そこに住む老年の女性・三橋モネ84歳が感じてしまいました。
「挨拶がない」
向かいの家に人が入って無人よりも良いと言うモネの娘か、もしくは義娘ですがモネは違います。
蕎麦など挨拶があって然るべきと思っているモネ婆さんです。
いいですね、こういう婆さんキャラがカイジの逃亡生活にネタの種をまいてくれます。
実際に引越しの挨拶ってするのか
実際にどうでしょう?
あなたは引っ越しした時に挨拶しますか?
引っ越し蕎麦を定番として渡して挨拶する人もいるかもしれません。
ただ昨今は「挨拶することでのトラブル」も伝え聞くところ。
挨拶してお互いに知っておく事でトラブル回避になることもあれば、逆にトラブルに発展することもある。
だったら「どうすれば?」と考えて不動産管理会社に訊いてみました。
「最近ではあまり集合住宅での挨拶は聞かないな」
「マイホームで一軒家となると挨拶する人も多いみたいだよ」
「若い人の多い場所ではしないケースがほとんど」
-某友人の不動産管理会社・経営者-
「なるほど」の回答でした。
アパートやマンションだと挨拶するケースは少なめだけど、マイホームなどの戸建てになるとする場合が多いということです。
今回のカイジの場合はどうか。
まさに「浮き世はそうはいかない」と言えます。
しかもカイジのこの世界は令和ではなく、未だに保険証が紙で配られている平成初期の時代感です。
そう考えると「挨拶するのは当然」と言える状況になっているはず。
三橋モネがカイジの表札を見る
三橋モネはカイジの家の前で表札を見ます。
「伊藤」
表札はカイジが手書きしたものですが、そこには怒っていません。
モネが言いたいのは「地域になじむ気あんのか!」という点。
確かにそうです。
カイジたちからすれば、この城についても「いつまでいるか分からないもの」であるのは確実。
また20億を超えるお金がある状況では例え戸建てを購入して1千万クラスでの買い物だとしても大したことはありません。
両者が揃ってしまえば地域の挨拶なんて二の次って発想になってもおかしくありません。
何よりチャンもマリオもカイジも全員が浮き世離れした人間です。
そもそもが「引越しの挨拶」なんて発想を持ち合わせていない人間とも言えます。
モネはジムに通いながら体力を持て余した老人。
その老人である三橋モネに目を付けられてしまったのがカイジたちです。
カイジたちをバカップルと判定
ジムからの帰り道でカイジたちの後ろ姿に出くわしました。
カイジのことを後ろ姿だけで髪の長い女性と勘違いしてしまいました。
結果的に「二人だけが幸せならOK」と言うバカップルだとモネは判定します。
完全なる誤認。
よく考えるとこのモネは結構なヒントをくれた気がしますね。
だって確かに髪の長さはカイジの一大特徴の一つでしょう(アゴって言う人も多いでしょうが)。
その髪をバッサリ切ってしまえば帝愛側の人相書きから外れる可能性も高くなります。
表札を2枚にしてモネの想像が膨らむ
カイジたちは家で「うな銀」の出前を取ろうと言います。
確かに出歩いてレストランでがん首そろえている訳にもいきません。
しかしながら「伊藤」という表札のもとで3人出前っていうのはリスクがあります。
結果的にもう一つ表札を置いて出前を頼むときは偽名での乗り切ることになります。
そうなると表札は2枚必要になります。
偽名は「カマチ」でカイジ・マリオ・チャンを合わせた安直なものです。
漢字を「蒲池」として早速表札をかけました。
それを見たモネ。
「バカップルに何が起きた!」
と焦るところ。そして思いつくのは「夫婦別姓」です。
時代感として平成初期なので発想としてはほぼ無い時代ですが、このあたりは令和感があるのがまたカイジの世界というものです。
世帯主を表す表札の名字を家庭内権力抗争が勃発していると勘違い。
そんなのどっちでもいいからさっさと譲れと思っているモネです。
そして肝心なのは蕎麦です。
カイジ394話で挨拶をするのか
カイジたちが挨拶をする可能性は低いと感じます。
ただ隣の老人であるモネが監視を続けていると知ればどうなるか。
すぐさま逃走することになります。
モネきっかけで早めにこの一国一城を捨てて、また流浪の旅にでないといけないってことにもなりそうです。
とはいえ挨拶すれば男3人という特殊性に気付かれてしまいます。
せずにモネが近所に悪口を吹聴しても全員が気になりだすでしょう。
両隣三件まで挨拶しておくって昔ながらに伝わるしきたりをどうするのか
やはり戸建てと言えども逃げる上での盲点が多くあります。
うな銀で出前を頼んでいる場合じゃないって気もしますが、まずは食事をして、また島根あたりの山陰地方へ超のつく長距離移動で銀行への入金を済ませていきます。
ご近所問題もさながらまずは現金を通帳に切り替える手順。
どちらを優先していくのか、うなぎの出前を取っている三人では気付けないところです。
次回も楽しみです。
マンガ好き
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