【ゴールデンゴールド考察】フクノカミの目的とは?欲深き人間が取り憑かれた末路に起こる悲劇

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(ゴールデンゴールド フクノカミと琉花の初対面 1話 引用)

瀬戸内の島で、中学生の早坂琉花(るか)が海で拾った「福の神」おぼしき置物。

ミイラのような気味が悪い形をしています。

琉花が島にアニメイトが建ちますように・・・と願うと、
その置物が実体化して民宿を営む琉花の家に住み着きます。

その「フクノカミ」が現れてから、
島でお金にまつわる様々な出来事や事件が起き始めます。

フクノカミはどういう特徴をもつのか、
何の目的があるのか、
気味悪い笑みを浮かべるフクノカミについてみていきましょう。





フクノカミについてわかっていること

フクノカミは異様な姿をしていますが、
見る人によって見え方が違うようです。

見え方が違うというよりは、
そこにいても違和感がないという感じです。

琉花や本土から来た宿泊客にはおかしな異様な物体として映っていますが、
琉花の祖母は普通の人間と何ら変わりなく接します。

フクノカミに話しかけ、
返事もないのに相槌をうち・・・。

見た目も薄気味悪いですが、
それを何とも思っておらず普通に接する祖母も気持ちが悪いですね。

そうやって「普通に接する」のは琉花の祖母だけではありませんでした。

島の人が見る「フクノカミ」の姿

琉花や東京からの宿泊客である黒蓮は、
ある一つの共通点を発見します。

それはフクノカミは島に生まれ島に住む人たちには普通の人間のように見え、
それ以外の人たちには気持ち悪い妖怪に見えるということ。

「普通に」「違和感なく」接する島の人たちにフクノカミの特徴を聞いてみると・・・

・どう見ても男の人
・年は50くらい
・小柄なおじさん
・上半身が裸

と見た目は小さいけれど、
人間のおじさんに見えているようです。

なぜ琉花にはそのまま異様な姿で見えるのかですが、
琉花の出身は本州の福山市(広島県)なので島育ちではありません。

島と本州を結ぶ連絡船に乗った時も船員のおじさんは呉市出身だったため、
おかしな人形のように見えていました。

現在の島の人たちにはフクノカミを「当たり前」の姿として扱う遺伝子的なものを先祖から引き継がれているのかもしれません。

フクノカミが持つ能力

琉花が置物だったフクノカミに祈りを捧げると、
500円が足元にあらわれます。

フクノカミが宿泊した琉花の祖母の民宿や商店はその後売り上げがすごいことになります。

フクノカミと一緒に行ったパチンコ屋では、
新装開店以上の賑わいを見せており外では行列ができています。

フクノカミを連れて運試しに行った黒蓮はパチンコで大負けしており、
フクノカミはその人の金運をあげるのではなく、
周囲から人と財を集める存在のようです。

フクノカミが口に入れて出したものにはフクノカミの力が宿り、
その持ち主の商売も繁盛していきます。

そしてそれに島の人間が欲深く祈ることによって、
フクノカミの力がどんどんと大きくなっていきます。

フクノカミに取り憑かれ、
お金儲けに走ってしまった琉花の祖母はその顔がフクノカミになってしまう瞬間があるほど心も体もフクノカミに支配されていきます。

フクノカミのパワーが増していると、
祖母の鼻から血が流れていましたね。

なぜ血が流れてしまったのか、
今後祖母はどうなってしまうのかは謎ですが、
もしかしたら全てフクノカミに乗っ取られてしまいまるで寄生虫のように中身を食いつぶされて入れ替わってしまうのでしょうか?

それを裏付けることが物語の冒頭で起きています。





フクノカミの目的とは

物語の冒頭で、
昔の島で人が何人も侍に斬られているシーンがあります。

侍を除く全て斬られた人の顔はフクノカミとなっています。

これはおそらく欲にまみれた島の人たちがフクノカミに乗っ取られてしまった人たちだと考えられます。

当時島内でお金を巡る事件が起きたのでしょうか。

侍が斬らなければならなかったほど大きな事件・・・もうフクノカミに島が支配される寸前までいってしまい、
このままでは島が大変なことになると侍が斬ったのでしょうか。

侍の斬ったあとの

奴だけがおらん・・・ どこだ・・・
(引用 1話)

とのセリフが気になります。

「奴」とはフクノカミに真っ先の乗っ取られた人のことを指しているのでしょうか?

その人が逃げ切り干からびた置物として何年も時を過ごし、
琉花に発見されて、
現代に生きる欲深き者に取り憑いたのでしょうか?現代ではそれは琉花の祖母になりますね。

今でも島内に大きな変化をもたらしている中心人物は、
フクノカミに乗っ取られた琉花の祖母ですから。

そしてすでに島の人や物にまでフクノカミが取り憑き始めています。

フクノカミの目的は何なのでしょうか?

フクノカミを邪魔しようという人に対しては、
海から引き連れてきた蜘蛛のような謎の巨大生物の力で支配し、
不要な人物を処理します。

今後も島内で商売がらみの恨みだったりフクノカミにとって邪魔者の殺人事件が続いたり、
侍の時代と同じことが起きるようになることが予想されます。

フクノカミはその欲望を利用して、
人間を支配して「フクノカミの島」としてその勢力を大きくしていきたいのでしょうか?

そしてゆくゆくは本州にまで・・・。
考えるだけでも恐ろしいです!

島内の人々・・・琉花が片思いをしている及川くんまでもフクノカミに支配されてしまうのでしょうか?

琉花はまだ中学生で、
もしかしたらお金に対する欲がそこまでなく、
フクノカミに乗っ取られずに済むかもしれませんが大切な人たちが支配されていく姿をみるのはつらいですね。

まさか琉花が侍のように島の人々を手にかけて・・・このフクノカミ連鎖を終わらせるのでしょうか?

それとも結局島はフクノカミに乗っ取られて欲望が渦巻く島になってしまうのでしょうか?

謎に包まれた「フクノカミ」、
今後どんな動きをみせるのか、
不気味で仕方ありません。





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