キングダムネタバレ698話の考察|桓騎大将軍は六大将軍剥奪!嬴政と桓騎の対話は重要な意味を持つ
秦王の嬴政と桓騎の対話。
お互いが布陣しての話し合いとなります。
王の決定は「斬首」
虐殺の理由を必死で説明する摩論。
桓騎は王に向かって一言向けました。
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キングダム698話のネタバレ含む考察
※これより下は予想考察となります。ネタバレでも構わない方は上記リンクより移動下さい。
雷土の死が原因であるのは明白な今回の大虐殺。
白起の過去とも関係してくる話になるでしょう。
しかし中華統一を行うに至っては絶対にしてはいけない行為をした桓騎です。
キングダム697話の最後に、ここに向かって現れたのが大軍を率いた秦王・嬴政でした。
旧六大将軍でも斬首を行なった将軍がいました。筆頭の白起です。
なぜ彼はそのまま筆頭として六大将軍を続ける事ができたのでしょう。
斬首に理由があったからに違いありません。
桓騎にも思うところがありました。
もしかしたら元々の逸話にあった桓騎の首切りとしての異名を確定させた時も同じようなパターンだったのかもしれません。
今は立場も違って自由な戦争行為が許されている六大将軍の一人。
そんな人物が大虐殺を行うとなれば秦国に対して全ての国の民の印象が最悪なものとなります。
それでは中華統一なんて夢のまた夢と言えるでしょう。
一人の暴挙によって統一が達せられない事態になってしまいます。
嬴政は大軍を引き連れて現れ、桓騎に何を伝えるのか。
キングダムにおけるラスボス
楚の項燕が最強の敵
桓騎の六大将軍剥奪
嬴政が自ら桓騎の元に現れ摩論を驚かせていました。
見て分かる様に軍の規模は桓騎軍全てよりも多く全力を挙げて現れたのが分かります。
単純な咎めとなれば「六大将軍の剥奪」が最初にあがってくるでしょう。
しかし桓騎大将軍からすれば、そんなもの有る無し関係のない戦い方をしているとも言えます。
確かに戦争の自由によって戦い易さはあるにしても元より自由に動いていました。
与えられた翼を返却して六大将軍で無くなる桓騎。
ただ桓騎軍を使わなければならない都合が秦国にあるのなら特段の変化もないと言えます。
列国の民に嬴政の考えを知らしめようとするなら桓騎に対して更に重い厳罰を行わなければなりません。
桓騎の大将軍剥奪もある
当然ながら重さで言えば六大将軍の剥奪の次は大将軍剥奪でしょう。
ただこれも同じく「列国の民からすれば重い処遇ではない」と考えるはず。
本来であれば嬴政が桓騎を打ち首として罰を与える次元のものです。
しかし戦神と称された昭王も白起の四十万の兵殺しに対して重い処罰を与えていません。
それがなぜかも重要な意味を持ちます。
少なくともあの暴挙を昭王は許した事実があるのです。
(その回想録で何かしらの理由を示して咎めを受けなかったケースも考えられます)
但し白起は史実における戦で幾度となく斬首や生き埋めを決行しているのは有名な話です。
ただそれが原因となり白起は自害に至っているとも考えられます。
最後の戦いは楚との戦
項燕と昌平君が最強の敵
六大将軍の白起は史実で斬首大量
最初の斬首で有名なものは紀元前293年の伊闕の戦いというものでした。
ここでは魏と韓と周の三国の連合軍と戦った白起。
見事に打ち破って総大将を捕虜にした上に二十四万の首級をあげ、五つの城を取った事で有名です。
そしてそこから二十年の後、紀元前273年には魏の華陽を攻めて、またも連合軍となる韓と魏と趙の将軍を捕らえた上で、次は十三万を斬首しています。
更に趙の将軍である賈偃(かえん)将軍との戦いでニ万を黄河に沈めてしまいました。
9年後には韓を攻めて五つの城を取った上で五万を斬首。
キングダムでも何度となく言われる長平の戦いでも「兵糧が賄えず」反乱を恐れて少年兵だった二百四十人を残して二十万を全員生き埋めにしました。
キングダムとは少し違う点もありましたが、この二十万の生き埋めについては白起も思うところがあったのは事実です。
白起自害の時の言葉
白起は当時の宰相である范雎が自らの地位を脅かす活躍をしていると危機感を持ちました。
続いて邯鄲に攻め入ろうとした白起を留めさせて和議をしてしまいます。
後に王陵という将軍に秦国は邯鄲包囲まで行いました、更にキングダムでも六大将軍の一人となっている王齕に指揮官を交代させました。
しかしながら魏の信陵君と楚の春申君の援軍で大敗北。
楚には最後近くでも大敗する
信と蒙恬は楚の項燕に大敗
続いて白起を登用しようとしますが、すでに不信感があった白起は断ります。
止む無く王まで出ての戦いとなりました。
それでも白起は動かずに、それどころか王齕の敗戦を当然のものと非難しています。
これによって白起は立場を悪くし、遂には王によって自害が命ぜられます。
この時に白起は「なぜ自分が死ななければならないのか」と嘆きました。
しかし白起はよくよく自分の行いを考えました。
ここで死ぬことの理由に、あの長平の戦いが出てきます。
私は死ぬべきだ。
長平の戦いにおいて降伏兵の数十万余りを一夜の内に生き埋めにしたのだ。
それでも罪にはならないのか。
いや天に対して罪を犯したのだ。
-白起-
結果的に白起は自害の時に「長平の戦いでの生き埋め」が心に残り続けていたことが分かりました。
キングダムでもこの白起の一件は語られることになるでしょう。
そう考えるとここで嬴政が桓騎とどんな対話をするのかで対策も代わってくるでしょう。
嬴政は何を語り、桓騎が何を語るのか
非常に重要な意味を持つであろう対話です。
桓騎は元々嬴政を呂不韋の傀儡と思っていました。
しかし山陽の戦いに勝利した後での論功行賞にて目を見て違うのだと悟っています。
その後も多くの謁見において桓騎の中で嬴政が普通の王ではないことを感じているはずです。
砂鬼が言っていた桓騎の怒り。
これに通じる部分が嬴政にあると桓騎は考えている可能性もあるでしょう。
そうなるとここでの会話は今後の秦国の対応もさながら、桓騎という人物に与える影響も大きなものになりそうです。
そして何も中身が分からない桓騎の本質がここで見えてくるかもしれません。
嬴政もその桓騎の本質を見破って、桓騎へのお咎めなしに近い処遇とすることも考えられます。
桓騎軍を壊滅させられる軍事力
嬴政が桓騎の元につれてきた軍は昌平君の黒騎兵団を含む万単位の勢力です。
練兵の差と今の桓騎軍のダメージを考えると全てを壊滅させて余りある軍事力を運んできました。
桓騎軍の代わりを務めることも可能。
また桓騎軍を滅ぼしてしまうことも可能なほどの力です。
対話の方向によっては嬴政は桓騎大将軍を含め桓騎軍を亡き者にする覚悟を持っているのだと考えていいでしょう。
王の安全確保のために運んできた次元の軍事力ではありません。
また咸陽の守りを手薄にする行為でもあり、前線に王が向かうなんてことは昭王の時以外では考えられないことだったでしょう。
昭王ですら本当の前線に足を運んだかは謎です。
嬴政は桓騎を幽閉の扱いとする
列国が納得する形で桓騎の斬首などは史実を見ても不可能。
それをすれば秦国は中華統一から軍事力の面で一歩引き下がってしまうことになるでしょう。
この混乱をどう収めるのか。
残された策が少ない中で、嬴政という稀代の王が何を示すのか注目されるところです。
また趙においては軍総司令の席が空いた状況で郭開が止む無く李牧の招集を行うものと思われます。
⇒李牧は史実でも最強の武将
次なる史実での大きな戦は桓騎が趙に更に攻め上がり、最終的に李牧に敗北することになる戦。
この扈輒と万の首を刎ねた翌年の出来事となります。
今回の嬴政の動きによって桓騎軍は約一年は幽閉に近い状況になるのではと予想されます。
桓騎の本質を見抜いて嬴政はお咎めなしの策として、列国には桓騎を処刑し、桓騎軍そのものを解散させたかに見せます。
そして必要な局面にて名前を変えさせるなどして扱う可能性もあるでしょう。
一部の資料には桓騎が後々に名前を変えて生き残る説を唱えるものもあります。
それに繋がる可能性もゼロではないでしょう。
どちらにしても桓騎が死なずに翌年にはまた趙に侵攻して勝利し、最終的に新たに王都に招集された李牧に敗北することになります。
この一年の扱いを嬴政なりの策で桓騎に伝えるか、桓騎そのものがこの場を離脱する展開になるのではと予想されます。
※キングダム698話をヤングジャンプにて確認次第、改めてネタバレを含んだ考察記事を更新します。今しばらくお待ち下さい。
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楚の項燕に痛烈な大敗をする
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