キングダム660話|確定ネタバレ|寿胡王が語る満羽の回想。什虎の敗北と遺言
キングダム660話の確定ネタバレからの考察となります。
今回のポイントは
・満羽が全てを失った回想
・寿胡王の遺言
寿胡王は満羽の過去を蒙武に語って死ぬ覚悟が出来ていたと言えます。
それでは早速キングダム660話を見ていきます。
満羽は小国の大将軍
満羽も千斗雲も小国の大将軍であり、楚に囲まれて厳しい状況に立たされていました。
しかし大国楚に対して満羽は勝ち続け、国でも相当に人気のある将軍となっています。
国に戻れば民が凱旋を喜びます。
その中で一人の少年が自分も軍で戦う日を夢見ているような言葉を放ちました。
満羽に憧れを抱いているのでしょう。そういった夢を乗せている事実も満羽には理解出来ていたと考えて間違いありません。
上層部は楚に下る決断
楚軍を食い止めている満羽ではありましたが、国の上層部は安易な考えには至っていません。
いま現状でそのまま楚から逃れ続けるのは難しいであろうと判断していました。
そこで楚への降伏を考えています。
満羽は承諾できませんでした。
それにはもちろん理由があります。
楚に下った国は民の半数が奴隷とされていたのです。
凱旋の時に満羽のことを喜んで見ていた少年や女性、国の民がそういった悲惨な境遇になることを見ている訳にはいかなかったのでしょう。
満羽の一つの信念、正義感というものかもしれません。
上層部の考えと真っ向から対立する満羽大将軍です。
満羽の考えとしては、千斗雲の国との同盟で楚に対抗するのが得策であると伝えました。
これについても上層部は受け入れません。
上層部との溝が出来てしまった満羽となります。
楚に下ってしまう
満羽の意見をよそに、楚に従う決断をしてしまった国。
これに一つの絶望を見る訳ですが、満羽はそれでも襲ってくる楚軍を何のためにか分からずに戦い続けます。
それでも勝ち続けた満羽ですが、一つの戦で敗れ去った敵兵を見ます。
すでに楚に下っていた自国は楚軍に傘下して満羽の軍と戦っていたのです。
自分に憧れを抱き、戦場に出ることを夢見た少年を自らの手で殺した満羽は何かが大きく崩れ落ちてしまいました。
ここで満羽が全てを失う事になります。
寿胡王は千斗雲も同じような境遇であったと伝えました。
春申君が与えた什虎城
寿胡王や玄右も同じようなものであり、それら4人に春申君が与えたのが什虎城でした。
攻めてくる敵を倒すだけの防衛に使うのが最も得策と考えたのだろうと寿胡王は言います。
そして本来は「私達が完勝していた」とも言う寿胡王です。
敗北の理由は「満羽の変化」にあると言うのです。
ここで寿胡王は荀子の話をします。
性悪説の荀子。
昔は性悪説と性善説についての論議が盛んにされていましたが、寿胡王は今はしていないと言います。
軍師として戦場に出れば、勝者と敗者、善と悪などいくらでも入れ替わると感じています。
ある意味で寿胡王はすでに達観の域に達しているのでしょう。
満羽の虚無を変化させた
「人は愚か」と言う寿胡王ですが、同じく虚無の中にいた4人の内、満羽をそこから変化させた存在が蒙武であると言います。
寿胡王は満羽に悲劇を超えて何かがあると願っていると。
人は愚かと言った寿胡王ではありますが、満羽や蒙武の存在を目の前に愚かさの先に何かがあるのだと信じている様子です。
それが無ければ何だったのだと言いたくなる人間の所業だからと考えているのかもしれません。
満羽の全てを話した上で、この先を見るのはあなた達に任せると死を覚悟し首を前に差し出す寿胡王でした。
キングダム660話はここで終結となります。
什虎の戦に勝利した秦国と魏国の同盟ですが、また一つ深い考えが与えられました。
蒙武や騰はこの寿胡王の遺言を目の前に今後何を考え、どう進化していくのでしょうか。
蒙武に関しては昌平君の裏切りが後の史実において確定しています。
小さい時から一緒だった昌平君の裏切り。
そこで一つ満羽が言っていた自分が背負ってきたものの意味の剥奪にどう耐え抜くのかが見えるのでしょう。
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