バギーの悪魔の実は “ヒトヒトの実 幻獣種 モデル オシリス” だったのか【ワンピース考察】

なぜ今バラバラの実を再検証するのか。
1154話でロックス・D・ジーベックがマーシャル・D・ティーチの実父であることが明言され、さらにその容姿がバギーに酷似していたことで「ロックスのもう一人の息子=バギー」説が一気に現実味を帯びた。
こうなると、ロックスが追い求めた“世界を揺るがす力”は、ヤミヤミの実とバラバラの実の2つに内包されていた可能性が高い。
ファンのあいだで語られてきた「バラバラ=ヒトヒトの実 幻獣種モデル オシリス」仮説を、最新情報とともに整理する。

ティーチ=闇の王ハデス——ヤミヤミの実が示す神格
闇と重力を操るヤミヤミの実は「光を奪い魂を引きずり込む」性質があり、ギリシャ神話の冥府神ハデスを想起させる。
ニカとの対峙でも言える、光と闇の存在。

ロックスがこの実を所有していた痕跡はないものの、息子ティーチが継承した事実は「闇=冥府」の系譜を補強する。
黒ひげの「複数の実を収める異形の体質」は、冥府の王が死者(=能力)を纏うイメージとも重なる。
実際にロックスは髪色からしても「2つの混ざり合い」を感じさせるものであり、息子が継承したヤミヤミとバラバラの2つを持っていた可能性がある。
バギー=オシリスの器——「バラバラと復活」の神話的符合
エジプト神話のオシリス神はバラバラに切り刻まれ、イシスの手で復活した逸話が有名。
かつてナイルが黄金色に輝いていたころ、慈悲深い王オシリスは農耕と法を授けて国を繁栄へ導いた。しかし、砂漠と嵐を司る弟セトはその栄華を妬み、豪奢な棺を宴に持ち込み「収まる者に贈り物を」と唆す。王が棺に横たわった瞬間、蓋は打ち付けられ、棺はナイルへ投げ込まれた。さらにセトは遺体を十四の断片に切り裂き、大河に散らすという暴虐を重ねる。
王妃イシスは姉ネフティスと夜の砂漠を旅し、神トトの秘術を借りて欠片を集め、月光の下で肉体を繋ぎ合わせた。束の間、オシリスは息を吹き返し、その瞬間イシスは後継者ホルスを身籠もる。だが完全な蘇生は叶わず、王は冥界へ降り、死者を裁く厳正なる冥府王となった――こうして“バラバラからの再生”は永遠の象徴となり、息子ホルスとセトの王権争奪へと物語は受け継がれてゆく。
バラバラの実は「自分で分解できるが他者が再結合させることも可能」という設定が示唆されており、神話構造と合致する。
さらにロジャー海賊団が入手→バギーが誤飲という経緯は「重要な実を“囮”にして政府の監視を躱した」可能性を示唆し、ニカと同じ“実名偽装”の前例になる。
なぜ“ヒトヒトの実 幻獣種”なのか——パラミシア偽装のロジック
| 実例 | 公称カテゴリー | 真の姿 | 隠蔽理由 |
|---|---|---|---|
| ゴムゴムの実 | パラミシア | ヒトヒト 幻獣種 モデル ニカ | “解放の戦士”を恐れた世界政府 |
| バラバラの実(仮) | パラミシア | ヒトヒト 幻獣種 モデル オシリス | “復活神”を恐れた世界政府? |
世界政府が「神の実」をパラミシアに偽装して隠蔽してきた前例を踏まえると、バラバラを“ヒトヒト”に再分類するロジックは十分に成り立つ。
それだけ、バラバラにもまた政府にとって都合の悪い真実が隠されているのかもしれない。
ロックスは2つの“神の実”を抱えた男だった?
ゴッドバレー事件以前、ロックスがヤミヤミとバラバラを両方保持していたとすれば「冥府と復活」という対極的概念を同時に掌握し、“世界の王”を名乗る動機として説得力が増す。
実際にワンピース1155話ではイム様のいる花の間までロックスは到達しており、「戻って来る」と明言している。
おそらくはイム様の前にロックスの後継といえるティーチと、息子であるバギーは何らかの形でたどり着くことになるだろう。
これらの実は、ゴッドバレー事件でロックスが敗北した際、ヤミヤミは行方不明→最後にティーチが入手、バラバラはロジャー経由でバギーへというルートが想定可能される。
果たして、バラバラの実の正体とは何か。
コミカル設定のお笑いキャラだけで終わるとは思えないバギーの本性。
そして血筋とバラバラの実の真実が発覚した時、バギーはどれだけの力を発揮するのか注目。
マンガ好き
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