カイジ446話【ネタバレ考察】遠藤の共感は7階からのダイブに変わる
※カイジ24億脱出編の本編ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい。
兵藤会長への共感によって何とか遠藤が僅かな隙間をくぐり抜けそうな様子。しかし共感から来る発言によって「7階からのダイブ」を命じられる展開。どうなる遠藤。
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遠藤は兵藤会長の心のスキマに入り込みそうなところ。
共感を示しながら、兵藤会長に取り入ります。
見事なほどの演技となりますが「死にたいほど」という兵藤会長の言葉を受けて共感。
これがまずかったと言えます。
結果的に兵藤会長が病室の窓を開いて「どうぞ」という状況。
共感の行く末が「7階からのダイブ」となりそうです。
それではカイジ24億脱出編446話を考察していきます。
遠藤の共感術
遠藤としては命のかかっている局面。
しかも目の前で黒服が制裁を受けて、いまもまだ立てないほど蹲っている状態です。
和也を思う気持ちへの共感。
必要以上の嘆きにも見えますが、これが兵藤会長には効いていきます。
遠藤は自分の不甲斐なさも吐露
和也の状態を知り、居ても立っても居られない状態で元凶であるカイジたちを捕まえると決意。
その誓いを兵藤会長に伝えながら、なおかつ未だ成果をあげられていない自分の無能さと非力さを吐露します。
非常に上手い方法と言えるでしょう。
気持ちは同じながら、どうしても能力が及ばずに成果があげられない状態を土下座状態で語る。
迫真の演技と言える遠藤です。
これには兵藤会長も情けの心が芽生えたのか「無能は嫌いで憎いが同時に仕方ない」という温情の言葉が漏れます。
明らかに今までとは違う兵藤会長。
遠藤生き残りという勝利も間近に迫っているのではないかと思える状況となりました。
死にたくなる気持ちがあるかという問い
完全に兵藤会長の心に入り込んだと思える遠藤。
飯が通らない、眠れない。
こういった兵藤会長の発言に対しても共感を続けました。
更には「気が鬱いで、死にたくなることが」という耳元での言葉。
それに対しても遠藤は「そんな気持ちになることも」と言ってしまいます。
兵藤会長も演技でこうやって悲しげで物憂げな雰囲気を出していたのでしょうか。
基本は残虐で無慈悲。
無能な人間の言葉というか、自分以外の誰も信じていないような人間です。
遠藤の想像を超えた局面に一気に転落することになります。
7階からのダイブ
死にたい気持ちにすら共感してしまった遠藤。
兵藤会長は病室の窓を開いて「どうぞ」の一言。
自分は責任のある身だからこそ、簡単には死ねないと。
しかし遠藤については別にそういう立場ではないから「飛べ」「逝け」といつもの兵藤会長に戻っています。
慈悲の心で死にたい気持ちを叶えるというとんでもない局面に放り込まれてしまった遠藤です。
共感しすぎたのかと思われましたが、そもそも兵藤会長は元からこういう人間です。
おそらく先程の共感劇も演技だったと考えていいのではないかと思えます。
仮に本当の気持ちだったとしても、人の死をなんとも思っていない狂気の一面が見えることになりました。
ここから遠藤はどう事態を回避していくのでしょうか。
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